眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

誰かが知らない嘘を吐いた

どうしても許せないことがある。でもそれは私が意固地になっているから許せなくなっているからで、ぎゅっとそれに固執している証拠でもある。苦しい、ぎゅっと握っているのは非常に苦しいの。ぱっと手を離せばすっと楽になれるのに、ここで手を引いたら損する、という謎思考のせいでなかなか楽になれない。

 

 

こんなに生きても知らないことが多すぎて、急に誰かに嘘を吐きたくなって、でも周りには誰もいなくて、一人。くだらないことが多すぎてそればかりに目がいってしまうけれど、くだらないこと以上に素晴らしいこともきっとたくさんあると信じている。日常でそれを実感したことはないんだけれど。

 

 

唾棄すべき日常がただだらだらと行列を成している。疑問を持たないでそれらを飲み込んでいくのは非常に楽な選択肢だけれど、少しずつ私が無くなっていく。しまいには私じゃない私がどこかで何かを囁いている。

 

『キミはもういらない人間だよ』

 

 

毎日のように夢を見て、それをすぐに忘れることで必死に日常にしがみついている。目の前で起こっていることが全て私の妄想であれ。泣きすぎてもう出てこないと思った涙が、一筋、君の瞳から流れた。

 

 

本屋さんで本をたくさん買うのはとてもいいこと、経済を活性化させる。出版不況にあえぐ業界を救うために、図書館で本を借りることはしないで、古本屋で本を買うことはしないで、新品の本を新しい本屋さんで買うことは果たして正義なのだろうか。誰にも求められていないことなのに。

 

 

明日もきっと絶望する。でもそのたびに立ち上がる。立ち上がれる、っておじいちゃんが言っていた。その言葉を信じるだけだ。