眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年6月4日(木)

「思いつきごときなんかで世界が動かせるわけないだろう
でも誰かの呼吸リンクするなら 何度もドアを叩くだろう」

 

昨日の夜は異常に蒸し暑かったので、寝る前に多量の水分を摂取した。それでもなお体が落ち着く気配がなく、まだ6月だけれどエアコンを起動させてもいいのではないか、と心が折れそうになった。ロフトだからこんなにも蒸し暑く感じるのか。夏は下で寝た方がいいのか。でも下に布団を敷いたらしまうのが面倒なので、暑くてもずるずるとロフトで寝ることになるだろう。

 


午前2時。ふっと目が覚める。久しぶりにお酒を飲んだせいで眠りが浅くなっていたのか、それともあまりにも蒸し暑くて喉が乾いていたのか。ぐったりと疲れていたので、目を瞑ったらすぐに眠りが訪れた。午前7時。まだ眠たいけれど起きなくては。眠たい頭でグラノーラを食べながら、今日の仕事も暇なんだろうな、という諦観でいっぱいいっぱいである。やることがないから自宅待機させてください。それでも給料は会社に出社した時と同額を求めますけれど。

 


ちょっと早めに会社に着く。始業まで15分ほどの時間があるというのは良いものである。ゆったりとしながら、仕事とは関係のないことをネットで調べていたら始業のベルが鳴った。今日の担当者はベルの使い手で、複数のベルを使いこなして「今日の仕事がより一層会社のためになる」ことを願っているのが伝わってきた。流行りの曲を演奏するのではなく、沢山の人に愛され続けている往年の名曲をスピーディに演奏したもので、その演奏を聴き終わったあとには一種の高揚感を抱いていた。これから仕事が始まる、という期待とともにパソコンの電源を付けた。

 


何もすることがなかった。昨日だってすることがなかったのに、不意に今日、仕事が湧いてくるはずがない。分かっていたけれど、いざその現実を突きつけられるとどうしようもなく悲しい感情に襲われた。メールの更新ボタンを何度押しても、誰からもメールは来なかった。このまま無駄に時間を食いつぶすのはどうにも我慢ならなかったので、奥の手の「書類整理」を黙々と始めた。思考を巡らすことのない「ザ・単純作業」なので、整理している間にいろいろと考え事をしてしまった。考え事は暗い方へ行ってしまい、忙しいことは精神衛生上では大事なことなんだろう、と痛感した。

 


お昼休みはついつい眠りこけてしまう。おにぎり2個とカップ麺(シーフード)を食べて、SATETSUの「Make Money」を聴いていたら急激に眠たくなったので、イヤホンを外して机に突っ伏していた。(はっ)として起き上がった瞬間に午後の仕事の始まりを告げる鐘がなっていた。あれほど熟睡していたら鼾をかいてしまっているのではないか、と気が気ではなかった。まあ、誰からも何も言われていないので、そこまで酷い鼾はかいていないのだろう、ということにしておく。

 


午後も平和(=暇)な時間が訪れていた。周りを見渡す余裕があったので、暇つぶしに周りを見ていたら「仕事をしていそうで、実は何もしていない」虚無の人間がいることに気付いた。一見するとキーボードをがちゃがちゃとしている割に、ディスプレイに映っているのは弊社のプライベートページ(仕事に全く関係ない)であったり、虚空を眺めている40代がいたり、雑談に興じているおばさんがいたりした。自分がいるフロアはよくよく観察してみるとカオスな空間であることが分かった。そんなこと知りたくなかった。みんながみんな、頑張って仕事をしているものだと思っていたのに......。そういう私も暇すぎて「虚無の人」になりかけているのだけれど。

 


定時に会社を出て、まっすぐ家に帰る。そそくさと夕飯を済ませ、「この恋は初めてだから」8話~10話を鑑賞。平日に3話もドラマを観るのは体力が必要である、と言うことを思いながら、くたびれた体を布団におしやり、目を瞑るとあっというまに眠りについてしまってた。