眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年4月16日(木)

緊急事態宣言が発令されてからの出勤6日目

 

朝はぎりぎりまで眠っていたかった。昨日は隣人の騒音問題で神経が過敏になっており、秋山黄色を聴いて心の安静を取り戻す作業に没頭していた。そのせいで多少の夜更かしをしてしまったようだ。相変わらずテレビではコロナ関連のニュースを垂れ流していた。いつもと同じような朝飯を食べ、家を出る。今日は電車の乗車率は比較的低い水準に保たれていた。それでも半径1m以内に他人が存在しているのは恐怖であり、席が空いていても座る気分になれなかった。会社に着くと、私が所属している課以外は人が疎らで、無性に羨ましくて空しかった。こんなことになってしまうのだったら、まだ名古屋の営業の方がマシだったかもしれない。ただ、名古屋では国から緊急事態宣言が出されていないので、営業さんは現在も普通に出社しているそうだ。それはそれで怖いけれど、でも、心が不安定な時期に一人暮らしというのはなかなかに堪える。

 


仕事が始まっても忙しい、という時間は一切存在しなかった。私の目の前には経理の研修生がぽつりと座っていたのだが、することがなくて退屈そうにパソコンを眺めていた。それにも飽きたのか、周りを気にすることもなく平然とスマホをいじっている様子には絶句した。こんな奴を野放図にしている先輩も先輩だし、任せる業務がないのであれば無駄に出勤させる必要もないのでは。誰も得しない、謎の研修である。そもそも研修生はこんな時期にも関わらず出勤させられていることに疑問を持たないのであろうか。いろんな意味で可哀そう。そうこしてなんとか雑務をこなして昼へ。今日は久しぶりに同期の営業が出社してるので、一緒にご飯を食べることに。久しぶりの外食である。朝にスーパーでおにぎりを買ってしまったけれど、これは夕飯に取っておこう。適当な場所に入り、チキン南蛮を頼む。料理が運ばれてくるまでの30分間、これまでのことをつらつらと話した。主な話題がコロナだったのは、お互いに不安だったからだ。今週から週に一度しか会社に来ていないとか、外で飲めないのでオンライン飲み会を開催したとか、GWのオクトーバーフェストがなくなってしまうのは寂しいであるとか。そして最終的に「終わりの見えないコロナとの戦いにうんざりする」ということになった。彼は彼で営業での苦汁を味わっている事だろう。久しぶりに気の合う同期と話せたことで、気分が幾分か軽くなった。会社に戻り少しだけ睡眠を取る。

 


午後も午前と同様に暇で暇で仕方がなかった。暇を弄んでる研修生は。隣の隣の隣に先輩が働いているというのに、悪びれることもせず黙々とスマホとにらめっこしていた。定時までとにかく長かった。そして異様な怠さを体中から感じた。おそらく昨日の隣人騒動で副交感神経が乱れてしまっているのだろう。今日も仕事が終わったらあの家に帰ると思うと憂鬱である。もうしょうもない音を気にするのはやめよう。隣に迷惑をかけても悪びれる様子も見せない人間はだいぶ可哀そうな奴で、これから苦労していくことだろう。そんなしょうもない人間のことを構っていられるほど、人生は長くない。それに、こんなときに体調を崩してしまってコロナにでも罹ったら馬鹿みたいである。これからの対策としては

 

・隣から物音がしたら、イヤホンで音楽を聴く。

・それか、テレビでドラマなどを見て、音が気にならないようにする。

 

 

決して、隣の騒音に対抗してこちらも大きな音を出さないこと。そんなことをしてしまったら隣の程度の低い奴とレベルが同じになってしまう。あと、(うるさいな、苛々するな)という感情を邪険にしない。(今、自分は苛々しているな)とそのままの感情を受け止めてあげること。過敏に反応しすぎないこと。いずれは隣も引っ越していくだろうから。そもそも私だっていつ引っ越すか分からないじゃないか。家賃補助がなくなったら新しい場所を求めるのもアリ。

 

ということにしておきます。怖いことはくれぐれも考えてはいけません。

 

 

なんとか暇に耐え抜いた8時間。私は定時ダッシュで家へと急いだ。Netflixで観たいドラマがあったからだ。家に着き、晩御飯を速攻で食べて、「刑務所のルールブック」(2017)を1話~3話、まとめて鑑賞する。ずーっと面白いわけではない。基本的にはぼーっとしている主人公に感情移入できないし、コメディのぶぶんはしらけているところが多かった。でも、そんなことがそこまで気にならないほどに引き寄せられる「なにか」があった。久しぶりに韓国ドラマを観て興奮していたせいだろうか。ただ、1話につき90分ほどの長さなので、3話も観たらくたくたになってしまった。3話目を観終えると23時を過ぎていて、急に眠気が襲ってきた。ロフトに上がり、少しだけぼけーっとしてみる。隣から一切の物音が聞こえない。多分家にはいないのだろう。不要不急の外出は控えなくてはいけない時期なのに、どこをほっつき歩いていることだか。イヤホンで秋山黄色を聴いていたら眠気が限界を超えそうになっていた。まだちょっとおきていたかったので、眼鏡を所定の位置とは違う場所に起き、電気は消さないでそっと目を瞑った。ほぼ一瞬で眠りの世界へと転がり落ちていった。

 

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「刑務所のルールブック」