眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年3月10日(火)

不安定な体を家の外に放り出す。誰も私のことを気遣ってくれる人はいない。私が私のことを見てあげないと、誰も私のことを見ていないってことは分かっている。つもり。

 

 

本社のざわざわとした感じは支社のそれと比べるべくもない。あそこは沈黙が溢れていた。二つのスマホを器用に使い、一つはソシャゲ、もう一つは電子漫画と満喫していたあの女性も今となっては幻の中の存在である。今は喧騒、それもその殆どが私にとって関係のない物事で溢れかえっている空間で、自分という存在を凌がなければならない。なかなかに辛い時間である。ただ、この仕事という緊張感のない場所から放り出されたとて、ライブハウスという孤独な私を救済してくれる場所は今は閉鎖してしまっているので、家に引きこもってネガティブを拗らせるしかない。ああ、早く明るい今が来てくれないかな。他力本願じゃ来るものも来ませんよね。

 

 

耐えきれなくなった体調不良をコピーロボットに伝え、そそくさと会社を退散。もう少し早いタイミングで早退していたら、帰りの終盤のあの苦しみは味わうことはなかっただろうに。意味不明な暗号を頭に思い浮かべながら、今という絶望の時をなんとか耐えて家へとたどり着く。お腹には何も入っていないので、胃酸にもならないような液体を吐き出す。水を飲んでは、無意味な吐出を繰り返している。不意にトイレの灯りが眩しく感じられて、すべての事象が鬱陶しく感じられた。酒なんて飲むものじゃなったよ。

 

 

何度も浅いんだか深いんだかよー分からない眠りを繰り返して、まだ不完全ではありながらも少しは自我を保てる状態へと復帰できた午後11時。やけに沈黙がうるさい。あれだけ寝たというのに、まだまだ寝足りませんよ、といった顔をしているのも滑稽なので夜更かしをする場合も考えた。しかし、今日の明日で会社を休むというのは非常に居心地の悪いものがありまして。泣く泣く、日を跨ぐ前に部屋の灯りを全部消しました。一瞬で明日になる。