眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

自分を大事にしてあげないと

またも焦点が合わなくなった。午前11時過ぎ、会社のデスクでパソコンを眺めていると、文字がうまく拾えないことに気づいた。ああ、終わった。肩が異常なまでに凝っていたので、必要以上に肩を回してみたり、トイレの個室にこもって少しだけ目を瞑ってみたりする。でも、この状態になってしまったらもうだめなのだ。上司に早退の旨を言い出せずにいたらお昼休みになって、でも外に出る元気がない私はデスクに座ったまま、何も出来ずにいる。このままだと取り返しのつかないくらいに気持ち悪くなることは今までの経験上分かっているので、近くで弁当を食べていた先輩に早退したいんですと切に訴えた。「でも上司が帰ってきてから......、いやもう帰っていいよ」すぐに支度をして、急ぎ足で会社を出る。駅に着き、ああ気持ち悪いな。緊張がふっとほぐれたから一気に病気が迫ってきたのか。早く早く早く最寄り駅についてくれ。耐え難いくらいにフラフラの体で電車に乗っている、もうお腹の中にあるものを全部吐き出してしまいたいすっきりしたい。なんとか最寄り駅につき、さらに急ぎ足で家に向かう。家の扉を開け、冷や汗でぐっしょり濡れているスーツその他諸々の衣類を全部脱ぎ、パジャマに着替えてトイレに立てこもる。昨日の愚かな行動を呪った。季節の変わり目であり、低気圧であること、まだ新しい環境に慣れていないこともあるだろうが、昨日のお酒を必要以上に摂取してしまったことが今回の不調の原因であることは自明である。なんて愚かだ。どんなに悔いたとしても気持ち悪さは収まることはないので、トイレで少しだけ落ち着いてから、ロフトに上りただただ眠りに落ちることを願った。こういうときってなかなか眠れないんですよね。頭痛と吐き気でいっぱいいっぱいな状況、いっそのこと一息でやってくれと思う。何度かの寝返りを経て、ようやく眠りに落ちる。

 

 

ふと目が覚める。15時。感覚では6時間くらい寝たような。まだ頭は痛いし、吐き気が収まらぬのだ。また眠りにつこうとするが、ある程度の睡眠を摂取してしまったので、なかなか眠りにつくことは出来ない。再び、昨日の愚行を思い出し、「自分は自分が想像している以上に体力がないことを自覚するべきである」ということを何度も自分に言い聞かせる。気づいたら眠りに落ちていて、次に起きたのが18時過ぎ。

 

 

上司から「体調はどんな感じ?インフルではないか?」とメールが入っていた。病気になって苦しんでいるとき、隣に誰かがいてくれたら少しは不安の度合いも小さくなるのではないかな、と思った次第です。もう二度と、自分を苦しめたりしない。今日は必要以上に睡眠を取ってしまったけれど、日を跨ぐ前に寝てしまおう。