眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

386日目「塗り潰せ日常を」

美味しくない料理を食べてしまった時の感覚がどうにも居心地の悪いもので、そんなときに限って普段練習している作り笑顔がうまく作れなくて困る。繁盛している洋食屋へ先輩に連れていかれ、1,000円を超えるメニューに怯みながらも一縷の望みを乗せて注文する。勿体ぶって運ばれてきたそれはお世辞にも美味しそうには見えなくて、食べてみたら確かに美味しくなかった。こんなことなら普段常用している韓国料理屋で、一人で、純豆腐チゲを食べれば良かった。昼ご飯くらい、一人でのんびりとしたいけれど、エイギョーといういきものはやたらと群れたがるいきものである。美味しくない昼食に少なからぬお金を費やすくらいだったら、毎日節約してお金を貯めて、大好きな本を大人買いしたいの。

 

 

定時でさっさと帰り、およそ1ヶ月ぶりのゴルフレッスン。23回目。

 

「今年の目標は?」

 

と講師に訊かれ、勢いで

 

「100を切る。ドライバーで200ヤード飛ばす。7番アイアンで150ヤード飛ばす。パターを確実に入れる」

 

と言ってみた。結末は如何に。玉を遠くへ飛ばすために、まずは筋肉をしっかりつくりこんでおくことが決定。きつい体勢を維持するのを1分間、他にも腹筋をつけるために日頃から筋トレを欠かさないように、との忠告。明日から破ってしまう気がする。そして2巡目でフォームの再確認。バックスイング時に思いっきり肩を回し、腕を上げる。その勢いのままに振り下ろし、振り切ったときに腕がしっかり上にあるのを維持するのを確認。今日はそれだけをひたすらに練習。打ちっぱなしのときはこんなキツイ体勢で打っていなかったので、50分間のレッスンが終わったころには汗がだらだら。冬なのに、体は馬鹿正直に現状を飲み込むんだもの。

 

 

不意打ちに弱い。急に振られても、即座に頭を回転させることに慣れていないので、「えっと、えっ?」と訳分かんないことをだらだらと垂れ流してしまうのがオチ。今日も頻繁に緊張してしまって、それは誰かに怒られるんじゃないかという妄想という名の恐怖であるのだけれど、それのせいで今日もだいぶ肩が凝ってしまった。今日で何かしたのか。今日で何か出来たのかな。家へ向かう帰り道、虚しい現実にぎゅっと押し潰されそうになって、でもKing Gnuをひたすら聴いてその痛みを堪えていた。即効性のある音楽は嫌いじゃない、でもKing Gnuの音楽は即効性がありつつ、その実後々聴いてくる遅効性も併せ持っている非常に優れたものである。ずっと聴いてた。今もずっと聴いている。もうこればかり聴いている。やばい。頭がKing Gnuに支配されていく。徐々に支配されていく感覚が気持ちよくなっていき、何もかもを彼らに差し出してみることを躊躇わなくなるときが、いつか、きっと来るような気がしている。帰りに思わず買った久しぶりのMUSICAは、たぶん宝物になる。

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この間の打ちっぱなしでしゃばしゃばになっていた右手の親指。今日のゴルフのレッスンで皮がぺろりんと剥がれ落ちて、非常に不快。親指に物が触れる度、得も言われぬ感覚が体中を駆け巡り、数秒後にぞっとする。どうせこの感覚も3日後くらいには味わえなくなってくるだろうから、今のうちに楽しんでおくことにしようそうしよう。それにしても、やけに今日は寒さが身に滲みた一日でした。