眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

376日目「もうだめかもと思っても明日は来る」

「ここは天国じゃないんだ かと言って地獄でもない
いい奴ばかりじゃないけど 悪い奴ばかりでもない」

THE BLUE HEARTS「TRAIN-TRAIN」より引用

 

 

人生で辛いとき、この歌詞を思い出してなんとか堪えてきた。でも、今の彼にはそんな風には世界が見えていなくて、周りが敵ばかりに見えているんじゃないかと思う。とんがりさんのあたらしきものに対する当たりが、ここ2週間で急激に強くなっているのを感じる。彼が何か悪いことをしたのだろうか。彼の行動を逐一観察していられるほど暇な身分ではないので、どういう状況なのかを詳細には知らないけれど、今の状況は彼にとって辛すぎると思う。今までぬくぬくとした部署にいて、初めての転勤、初めての営業でまだ心も体も慣れていない筈なのに。営業の仕事を始めて1ヶ月半の新人に任せるべきではない仕事をとんがりさんはじゃんじゃん振っていて、仕事1つに対するフォローも雑なように見受けられる。自分が新人だったころのことをすっかり忘れているか、覚えていても「手取り足取り教えるなんて」と思っているのだろう。その雑な指導、それに見合わない重さの仕事で四苦八苦しているあたらしきものを見ていると、去年、冷凍庫にいびられていた私を見ているようで辛い。あたらしきものと二人きりになる瞬間があった、そのときに彼から「転職したい。今の仕事は私に合っていない」という言葉が漏れた。「この会社での営業の地位は低すぎる。この業界での営業は私には合わなかった」本当はとんがりさんに対する悪口を言いたかった筈だろうけれど、それでは直截的だと思慮してのことだろう。でもそれも本音なのだろう。私だってそのようなことは何百回と考えて悩んで苦しんで、今まで納得のいく結論が出たことはない。たぶん彼は、近々会社を辞めてしまうだろう。何かに怯えてぶるぶると震えている彼を見ていると、もう無理しないで会社に来なくてもいいのに、と思う。とんがりさんはちょっと、というかだいぶやりすぎである。そして、部下がうまく作動していない時に交通整理をする役割の上司(そのために高い給料を貰っているというのに!!)があれだから、この問題は彼が必死に耐えて仕事を覚えてしまうか、とんがりさんが改心するかどちらかしかない。多分彼は何ケ月も今の状況に耐えられないだろうし、とんがりさんも性格を変えることはないだろう。とんがりさんをあたらしきものの教育係にしたことが不運の始まりだった。この状況に気付いている人は、一体どれくらいいるのだろう。私の教育係である先輩は席が近いので、あたらしきものがどれほど理不尽な仕打ちを受けていることか分かっているだろう。でもそれに対して上職者に訴えかけるといった行動を取らない、つまりは見て見ぬふりをしているということはそういうことなのだろう。こんなことをつらつらと書いている私だって加害者なのだろう。でもこんなに力の弱い人間に一体何が出来るというのだろうか。

 

 

私の方はというと、重たい仕事でいっぱいいっぱいだった。目の前の事務仕事を片付けることに躍起になっていた。後ろでのほほんと過ごしている人たちが恨めしく思えた。いつまでネットのニュースを見ているんだよ。やることがないんだったらさっさと帰れよな。この間の金曜日と今日であらかた判明したのだけれど、教育係の先輩は私がある程度仕事を知っている体で業務を振ってきている。知らないことばかりのことを振られ、でも忙しそうにしている先輩を見て、「過去の資料やネットを見ればなんとか出来るんじゃないか」と思って、先輩に相談しない、出来ない私が悪いんだろう。分からないなら「分からない!」と意思表明しないと、先輩だって「こいつ、何も言ってこないから別に教えなくてもいいだろ」と思っている節が伝わってくる。昔から人に相談することが苦手だった。でも今は仕事で、失敗したらたくさんの人に迷惑を掛けてしまうので、人に相談するのが怖いだなんだ言っていられないんだよ。覚えることがたくさんあるし、そのいちいちが難しいし、教科書なんてないし、先輩が教えてくれるわけでもないし、過去の継ぎはぎの資料から読み解くのってあまりにも難易度が高すぎませんか?なんで私はこんなことをやっているのだろうか。今日は無駄な残業をしてしまった。定時内に出来ることを、定時が過ぎた後に「あれって進んでいる?」と問うてくる先輩。てっきりあなたが進めているものだと思っていました。圧倒的コミュニケーション不足。彼は彼で忙しいとは思いますけれど、もう少し的確な交通整理をしてくれないと、ひよこの私はすぐに迷子になってしまうんだよ。もう嫌だな。先輩は定時を過ぎて少しして帰ってしまうし(分からないところはある?なんて配慮ある言葉を期待した私が馬鹿だった)、もう少し効率的に出来るはずの業務を手打ちで黙々とやっていると発狂しそうになった。たぶん、若干だけれど発狂していた。なんとかそれなりの形にして、家にたどり着いたのが21時ちょっと前。ぐったりしている体は言うことを聞いてくれないのだ。

 

 

あたらしきものに触発されたわけではないけれど、私も本格的に転職をしていこうと考えている。今の会社で自分が成長していく未来が思い描けないし、今の職場に居たら遅かれ早かれ、自分というものが崩壊していくのが目に見えている。どういった業種、どういった職種が私に合っているのか分からないけれど、とにかく転職活動をしてみるのが大事なんじゃないか。どこかで、「どうせどこに行っても、今と同じような悩みを抱えるに違いない」と思っている自分もいるのだけれど。居心地に良い職場というものは、理想郷で合って、現実に求めてしまうのは馬鹿な行為なのでしょうかね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は仕事でくったくたになってしまって、何もやる気が起きなかった。お風呂にさっさと入って、歯も磨いて、寝てしまおうくたばってしまおうと思っていた。テーブルの上に乗っていた森博嗣のエッセィがふと目に入り、気付いたら夢中になって読んでいた。読みたいときに本を読めることの幸せを噛みしめた。今日、森博嗣の文章が読めただけでも良しとしますか。

 

 

5,006歩

 

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