眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

370日目「このままでいいのか、いいわけないだろ。を何百回も繰り返している」

今日という日も恙なく過ぎていった。一昨日のアレには大変頭を悩まされたが、今は誰かに構ってもらえるほどのこともなく、一人で仕事を見つけていかなくちゃいけないんだ。これって放置かよ......と今更思っている。午前中は私が見つけ出したクライアントの所へ赴き、年末の挨拶をしてきた。私が一人で、クライアントと他愛のない世間話をしているだなんて...!半年前の私には到底想像できなかったことである。仕事に繋がりそうな話はちっとも出てこなかったけれど、普段からこまめに顔を出しておくことで、もし仕事が出てきたときに私の顔を思い出してもらい、私に仕事を発注していただければ、なんて甘いことを考えている。一人電車に乗って、外の寒さから一時の解放を楽しむかのように、土日の事を考えていた。あと少しで休日に突入する。あと少しの辛抱だ。辛抱なんて、特にしていないけれど。

 

 

会社に戻っても誰もいなかった。それぞれがそれぞれの用事で忙しかったのだろう。私は用事をなんとか作り出して、別に今日行く必要のない場所へ向かった。そこでさささと用事を済ませたら、茫漠な時間が眼前に広がっていた。これをいったいどうしたらいいのだろう。私はやはり放置されているのではないか。でももう28歳なのだし、自分の仕事くらい自分で探していかなければいけないんじゃあないか。でも、スタートの時に仕事の進め方を碌に教えられてもいないのに「さっさと働け」と、模範を示さずに口だけで私を動かそうとする上司に対して、「ふ~ん」と呆れた感情しか湧いてこない。何が自主性を重んじるだよ、部下に仕事を教えるのをサボっているだけだろ。

 

 

お昼は名古屋のラーメンの中でも特にお気に入りの「麺家獅子丸」の「伊勢海老らーめん」を食べた。麺、スープ、チャーシュ、全てが完璧すぎる。さっきまで仕事の事でやきもきしていた心がすんと静まって、ただただ幸せな気持ちが自分の中で、あっちにいったりこっちにいったりしている。ずっとここでラーメンを堪能していたいな。私はもう、外の世界に疲れてしまったのだ。そこまで疲れていないけれど。

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教育係の先輩は直帰だし、とんがりさんも私に構っているような雰囲気ではなかったので、定時になったらすぐに帰った。会社帰りに、少し早いクリスマスプレゼントとして欲しかった本を躊躇することなく購入した。後悔はしていない。むしろ興奮している。なによりも、一年に一回、12月という年の瀬に発売される森博嗣のエッセイ本を購入出来たことに非常に興奮している。家まで我慢できなくて、電車の中で15編ほど読んだ。いつも通りの森博嗣節で、安定した心を取り戻した。一気に読んでしまうのは勿体ないけれど、一気に楽しみたい願望もある。

 

<購入した本>

森博嗣「つんつんブラザーズ The cream of the notes 8」
小川哲「ゲームの王国(上・下)」
飛浩隆「自生の夢」
川上未映子「みみずくは黄昏に飛びたつ: 川上未映子 訊く/村上春樹 語る」
窪美澄「やめるときも、すこやかなるときも」
王谷晶「完璧じゃない、あたしたち」
チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ「アメリカーナ(上)」

 

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家に帰って、ケーキを食べて、うつらうつらしていた。こんなにも平凡な、何気ない日々が一生続いてくれればいいな、と思っている。来年あたりに大きな波がやってきそうな気分がしている。それが私をいい方向へ向かわせてくれるのかどうか分からないけれど、何かが起きそうな予感がしている。

 

 

20,486歩