眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

364日目「生きててもしょうがないじゃん、って思っただけ」

焦燥感がものすごく強くて、「それでも、生きてゆく」の第6話を観ていたけれど全く集中できなくて、テレビを消して自分に籠りたくなった。

 

やっぱり自分には営業なんて仕事は向いていなかったんだよ。

 

上司にものすごい剣幕で叱責されたとか、お客様に水をぶっかけられたとか、そんなことがあったわけではない。どうしようもない日々をじわりじわりと続けて、少しずつ神経をすり減らしていった。「自分、ちっとも会社に貢献できていないじゃん」という圧倒的な罪悪感がちくちくと私の事を突き刺してくる。

 

好きでもない仕事、好きでもない会社に5年間も在籍しているってどんな気持ち?私は達成感のない仕事に疲れ果ててしまって、まともに物事を考えられなくなってしまった。自分が仕事のどのぶぶんで苦しんでいるのか、どうしたらそれが改善されていくのか、そんなことを考える余裕なんてなかった。朝、会社に行って、始業、やることがないから新規客先へ行く。受付で門前払いされることが殆どで、そのたびに生きていく気力が減っていく気がした。仕事なんて自分の思い通りになんていかない、若いうちは苦労するものだ、なんて諦めているつもりだけれど。でもあまりにも日々は辛いじゃないか。毎日会社に行って、少なからぬ時間を仕事に費やして、で、会社から家に帰って、ふと今日のことを思い返してみると泣き出しそうになる。「なんもできていないじゃんかよ」

 

名古屋に配属されたての頃は、「先輩に放置されている。先輩が悪いんだ」と仕事が上手く出来ないことの責任を先輩に擦り付けていたけれど、それはたぶん間違っている。本気で仕事に取り組んでいこうとしない私が悪かったんだ。でも、人にお願い事をするときに胸がすごくバクバクして、何度も深呼吸してその人の顔色を窺って。それでも言い出せなくてトイレに行って、個室に籠って少し落ち着いて。部屋に戻って、勢いをつけないと先輩に声を掛けられないっていうのがしんどい。円滑に人とコミュニケーションを取りたい。どうしてこうも、私は他人に話しかける際に多大な労力を使ってしまうの。人に慣れていないからだろう。人と話すことに慣れていないんだよ。目を合わせて、落ち着いた気持ちで、自分のままで話せる人はこの世界に親と兄姉しかいなくて、それ以外の人とは話していて多かれ少なかれ緊張してしまう。距離感がうまく掴めない。「この間は近距離でも上手く話せたのに、どうして今日はそんなに突慳貪なのさ」と不貞腐れることがいっぱいある。毎日同じ気分の人なんていないし、私だってそうだけれど。私の想像した通りに相手が反応してくれないと、「どうして、どうして...」と混乱して、うまく自分を使いこなせなくなってしまう。そもそもの話、営業という職業が合っていないというよりも、人とコミュニケーションを取ることがまともに出来ていない、ということをちゃんと考えなければいけないんじゃないか、今までサボってきただろ、お前、と自分を責めたててしまう。どうしたら人とうまくコミュニケーションが取れるようになるのか、死ぬ気で考えて、緊張しても何度も何度も諦めずに挑戦するしかないんだろうな。なんだか疲れたな。

 

 

 

 

 

 

遠い山奥の、誰も訪れることのない、存在を忘れ去られてしまったような小屋で、一人で暮らしたい。

 

 

14,449歩