眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

334日目「夢のような夜のあとの朝」

夢のような幸せな一夜が明け、今日も相変わらず今までと同じような日々が性懲りもなく繰り返されている。朝、いつもと同じ時間に設定した目覚ましのアラームを何度も消してしまい、家を出る時間がいつもより10数分遅れてしまう。会社に着き、いつもと同じことをして、始業を告げる鳩の鳴き声が聞こえると、いつものようにパソコンを立ち上げる。昨日来ていたメールをチェックし、依頼事を1つ見つける。これで今日の午前中は時間が潰せそうだ。なんでこんなくだらないことを考えなければいけないのだろうか。それは課が慢性的に暇であり、先輩がうまく私に仕事を振れていないことの証でもある。まあ、こんな小童に重ための責任が発生する仕事を振れないのは分かるけれど、でも、もう少し私のことを信用してくれてもいいのではないか、と思う。コミュニケーション不足なんだろう。私はまだ先輩に対して恐怖心を持っていて、それは先輩が時折見せる苛立ちの表情であったり、軽口のつもりで吐いた言葉が悪口となって私の心を痛めつけるから、私は未だに先輩に心を開けていない。密閉空間で2人きりになってしまうと無言でいる方が辛いので、必死になって会話を続けるけれど、会話が終わった後に疲労がどっと溢れ出してきて、すぐにでも家に帰りたい気持ちでいっぱいいっぱいになっている。私は年上の人とコミュニケーションを取るのが下手くそなのである。うまく敬語が使えなかったり、年上の人の独りよがりな話に興味を持ち続けることが出来なくなってしまい、ふと真顔の表情になるのが嫌である。誰かさんのようにフラットに話しかけて、冗談も言えるようになりたいのに。いやそれはやりすぎか。仕事上で最低限の報告は出来なければいけないけれど、仕事から離れたらもう無理して先輩と仲良くしようとしなくてもいいのにね。会社は仲良しごっこをする場所じゃないから。仕事をするところであり、仲が良くなって仕事帰りに飲みに行ったり、休日にBBQをしたりするかもしれないけれど、それらはあくまで「気が乗った」ときにだけすればいいことで、無理に自分の心に嘘ついてまですることではない。私はその辺のバランス感覚があまりなく、先輩とうまく話せなかったことを何日間も悩み続ける。「どのような話題を振っていれば会話が盛り上がっただろうか。先輩のキツめの冗談に対してどのような返し方をしていればうまく事は進んだのだろうか」と悶々と答えのない問いを考え続け、寝つきが悪くなる。こんな負のスパイラルから一刻も早く抜け出したいのに、いざ出社して先輩の前に出るとぐっと緊張してしまうんだよな。平日は会社が終わってからどこにも寄らないでまっすぐ帰り、自室にこもって黙々と趣味を謳歌し、休日も一人で黙々と時間を過ごしているから、こんなめんどくさいことを考えてしまうのか。普段から人とコミュニケーションを密にとって、「コミュニケーションとは」なんて堅苦しいことを考えないで、無意識的に人と楽しく接することが出来るようになりたい。そんな境地に達していた時期が私の今までの人生の存在していただろうか。ないですね、どの時期も私は肥大化しすぎた自意識を引きずりながら、傷付いてなんとかここまで来れたんだ。今更人とのコミュニケーションで下手に悩む必要はない。たぶんもう少し歳を重ねたらいい感じに感覚が鈍ってきて、人との会話で緊張する場面も減ってくると信じたい。

 

 

syrup16gの久しぶりのライブ、最高でした。明日も楽しみます。

 

 

4,985歩