眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

320日目「飲み会なんてなくなってしまえばいいのにね」

今日は歓送迎会を兼ねた飲み会があったので、朝からテンションは低かった。その前に仕事というものをしなければならないのだが、私にはもうそのような概念と取っ組み合うほどの気力は残っていなかった。時間を細切れのように送れたらな。会議があって、その瞬間に概要を纏められるのはわけでないので、録音しておいたデータをイヤホンをつけて聴きながら書いていた。「そんなことをするのはよくないぞ」と上司に窘められ、仕方なく記憶を頼りに文章を書いてみたが、どうも据わりが悪い。いやいやいやいや、音楽を聴いているわけではないのですから、そういう風に言うのはやめてもらえますか?でも傍からぱっと見たら、私は音楽を聴いている風に感じられるのだろう。そうだとしたら、議事録部屋みたいなのを作って、そこで作業している人は議事録を書いている人、みたいな感じにしてもらえればいい。

 

 

飲み会は18時より少し前から前のめりに始まった。そこまで乗り気ではなかったし、仕事のことで憂鬱だったので、あまりはしゃぎたい気分ではなかった。遅めにお店に行って、火花が飛び散らなさそうな場所を運良く見つけ、そこでのほほんと2時間強を過ごした。「もう半分以上は終わっただろ」と思い腕時計を見て、「30分も経っていない......」事実に打ちのめされてそのまま寝転びたくなった。お酒なんてものは私には必要ない。今必要なのは、自分の部屋でのんびりとする時間である。ああ早く家に帰って本を読みたいな!!!!!お腹は食べ物を詰め込みすぎて膨れ上がったようで、もう私は帰りたかった。でも営業の飲みはそこで終わるようなものではない。みんな帰ればいいのに。それか本当に行きたいと、二次会を心から望んでいる人だけが二次会に行けばいいのにね。二次会を断って颯爽と家に帰れるようなタフな心は持ち合わせていないので、気づいたら知らないスナックで歌を歌わされていた。やけになって昔の好きな曲を歌ってやった。そのあとは、ただ人が知らない曲を歌っているのを眺めている時間。真顔である。急に心は寂しくなって、「スナックは人を孤独にさせる場所である」というどうでもいいことを考えたりして時間を潰していた。知らない曲で、下手な歌声で、別に面白くもないのにぱんぱんと手を叩いている様はあまりにも哀れで、こんなことをするために私は生まれてきたんじゃないのに!!!と叫びたい気持ちに駆られた。長いのだ。1時間くらいでサクッと終わればいいものの、気づいたら3時間も経っていた。その間に焼酎を何度も一気飲みさせられて、私はもうヘロヘロになっていた。これはアルハラではないか!!!お酒を一気飲みした直後にトイレですぐに戻し、スナックのお姉さんに「お願いします薄めで...」と祈るように頼んだ。「分かった。超薄めね」と優しいスナックのお姉さんは殆ど炭酸しか入っていない飲み物を作ってくれた。それは結局のところ、お姉さんが一気飲みしてしまったのだが。

 

 

24時前に家に着く。どすんと布団の上に倒れる。もう何もしたくない。本当は本を読みたいドラマを観たいアニメを観たい音楽を聴きたいのに。そんな体力は残っていない。お風呂には入る体力は残っていない。明日の自分に全部丸投げしてしまって、もう寝るーーー。

 

 

5,720歩