眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

いつでも会えると思うと会わない

今年4月に地元に戻ってきた。東京にいた頃は、地元の友達に会うのはお盆と年末くらいで、それ以外の普通の日は一人でこんこんと暮らしていた。地元に帰ったら、毎週毎週友達と遊ぶんだろうな、といった妄想を浮かべていた。妄想は妄想に過ぎず、いつでも会える距離にいると、「別に今週は会わなくてもいいか」と思い、それを毎週続けていると結局のところちっとも会わなくて、次に会うのがお盆だから、「東京にいた頃となんら変わらんな」と少しばかし安心している。たまにではあるが土曜の夜にゲリラ的イベントが発生して誘われることがあるが、読書に熱中していたりゲームをしていたり、はたまた布団でごろごろしていたり、もしくはそこまで行くのが面倒であったりして、そのゲリラに参加したことは今のところない。突然始まるイベントに対して心が追い付かないのだ。2週間ぐらい前から予定しているイベントであったら心の準備などが出来たりするのだが、この年になっての突発的なイベントは体も心も追いつかない。あとは、単純にそれぞれがそれぞれの生活圏内で暮らしているからあまり会わなくなったような気がしている。大学に通っていたころは同じ場所に否が応でも存在していたから、そのままどこかへ、というのが楽であった。しかし今は各々生活があるし、大学生に比べて暇な時間はあまりないし、家庭を持っていて自由奔放に遊べるような状況ではなかったりして、次第に疎遠になっていくのだ。別にそのまま疎遠が激しくなって、人間関係が消滅してしまってもいいかなと思っている。大学生の時は、「俺たちは最高のグループだ」なんて恥ずかしいことを心の片隅で思ったりもしていたが、今はそんな狂ったことを考えるような精神状態ではなくなっている。端的に言って、大人になったのだ。人間としてつまらなくなったと言い換えてもいいだろう。兎にも角にも、私は一人で過ごしている時間がすっごく好きだし、中途半端な気遣いをズイショにちりばめながら一緒に過ごすくらいなら、もう会わなくてもいいような気分になっているのです。