眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

186日目「早く言ってくれないか」

朝、いつもと同じ時間に起きる。昨日の酒のせいでくたびれてしまった体を無理やり起こし、いつもより早く家を出る。いつもより早く会社に着き、のんびり新聞でも読もうかというタイミングで、先輩から「ちょっとこれやって」の一言がかかる。だーかーらーさー、まだ始業じゃないんだからさー、仕事を振らないでくれますかーーー?それでも仕事を振ってくるのなら、このしょうもない雑務をしている時間を労働時間に含めますけど、いいですよね?あれだけ残業はするな残業はするなと口を酸っぱくして注意してくるのに、朝のこの時間は無法地帯ですか?上司からの命令で仕事をしていたら労働時間に含めてもいいんですよね?まあ、そんなことを言い出したら面倒なことが起きるのは明らかなので、何も言わずにさっさと頼まれたことをしますけれどさー。仕事を頼まれた後輩がどのような心境になっているかぐらいは最低限想像してほしいな。部下の管理をしているという名目でたらふくお金を貰っているんだったら、それぐらいのことはしてくれよ。

 

 

昼、あまりにも暇になるのが分かっていたので、暇そうな先輩に頼んで外に連れ出してもらった。外に出て、やったことといえば、「別にそれぐらい電話で済ませよ...」とか、「それぐらいデータをメールで送れよ...」とか、わざわざ会うほどの要件でもなかった。先輩曰く、「営業はお客様とこまめに顔を付き合わせることでお金を貰っているんだ」とのこと。正直、パソコン上で済ませられるようなことを運賃と移動時間と相手の時間を頂いてまですることか?とは思うけど、まだまだそういう古いことをすることで古い人たちは仕事をしているんだ!と満足するんだろうな。はぁ、ここでごちゃごちゃ言ったところで相手は自分が絶対に正しいと言い張るのは目に見えて分かるので、私は何も言いません。ただ、このような古い慣習がさっさと無くなっちまえばいいのに、とは思う。

 

 

たぶん、3月中に転勤することはもう決まっているんだろう。けれど、一体いつになったらその報告をしてくれるんだろうか。こちとら、3月中に転居を伴う転勤が発生するなら、賃貸している家の契約解除だとか、通っているジムの解約だとか、諸々の手続きを済ませないといけないんで。それを2月中にやってしまわないと余計なお金を取られてしまうんで。そんなお金、払いたくない。無駄に焦らすのはやめてください。決まっているのなら、一ヶ月前にはきちんと明言してください。このやきもきどきどきしているこの時間、本当に落ち着かないし、こんな気持ちはたぶん必要ない。会社としては一ヶ月前までに言わなくてもいいことになっているのかもしれないけれど、こちらにもこちらの事情があるので、決まったんならさっさと報告してほしい。まあ、転勤の報告が遅れたせいでかかった無駄なお金を会社が負担してくれるならぶーぶー文句は垂れないが、どうせ引越しの費用しか負担しないつもりでしょ?ならば明日中には、頼みますから報告してくださいお願いします。

 

 

今の部署に配属された時はAさんが教育係に任命されていた......、という記憶がうっすらと残っているんですけれど、その記憶が私が捏造したものだったのかと錯覚してしまうほどにAさんから放置されている今。放置なのか、それとも忙しすぎてそうせざるを得ないのか。後者だとしても、「今はちょっと忙しいから仕事を教えることはできないけれど、今の仕事が落ち着いたらちゃんと時間を取って教えるから」と一言でも言ってくれれば安心するんですけど、そんな言葉を掛けられたことは一度たりともありません。ほぼほぼ何も言ってこないのはなんなんですか?余りにも放置されているので、こちらから「何か手伝える仕事はございますか?」と訊いても、「いや、特にないよ」とすっとぼけた顔で応えるってのはどういう算段なんだよ!もう、どうしたらいいんだよ!誰に何を聞けばいいのか分からない。そろそろ社会人5年目になろうというのに、なぜこんなにもぷるぷるしていなければいけないか。私が学生の時に描いていた社会人に全然近づけていない。もうこれはどうしたらいいんだ?今こんな状況で、不安で不安でしょうがなくて、私は今どうしたらいいんですか何をしたらいいんですか?とフランクに聞けるような先輩が職場にいないってのもどうなんだろうなあ、その辺も上司が気を遣ってくれたらな、とは思います。が、そんなことを抜かそうものなら、「ここは学校じゃねえんだぞ!」という常套句をぶちまけてくると思われるので、ただひたすらにこの不安な状態でやっていくしかないんですよね。辛っ。

 

 

今まで自分が置かれてきた状況がまともなものなのか、狂ったものなのか、よく分からない。正社員として働き出したのが今の会社が初めてなので、今の会社を基準にしてしまうきらいがある。そんで、友達の話やネットに書かれていることを勘案してみるに、「自分の会社はちょっと、いやだいぶおかしいんじゃないか」という不安に悩まされることが多々ある。不満や不安に思っていることをここでつらつらと書き出してしまうことで余計に不安が膨らんでしまいそうなので明記はしないが、今まで書いてきた記事なかにそのおかしさは散見しているだろう。自分が書いた文章を見返すのが辛い。そんなもんなので、転職してしまった新しい会社でスタートを切るのか、それとも今の会社で悶々としながら働くのか。どちらが今の私にとって正しい選択なのかが分からない。そりゃそうだろう、会社を辞めたことがないので、もし会社を辞めたらどうなるのかということが分からない。どうしようどうしよう。刻々と時間は過ぎていく。歳だけ取って、いつまで経っても仕事ができないような人間にはなりたくないんだ。

 

 

今の私を支えてくれているのはUNISON SQUARE GARDENである。毎日欠かさず聴いているし、思い返してみると彼ら以外の音楽をほとんど聴いていない。特に、下記二枚のアルバムを毎日聴いていて、砕けてしまいそうな私の弱弱な心をそっと包み込んでくれている。

 

Dr.Izzy (初回限定盤)(CD+2 LIVE CD)
 
MODE MOOD MODE (初回限定盤A) [CD+Blu-ray]

MODE MOOD MODE (初回限定盤A) [CD+Blu-ray]

 

 

本当に本当に本当に本当に、彼らに出会えてよかったと心から思うよ。日常でどんなにしんどいことがあっても、私には彼らがいる、イヤホンを耳に突っ込めば彼らの世界に浸ることが出来る。そんなことを考えるだけで硬直しきった体はふっと弛緩して、平生な自分に戻ることが出来る。言葉と音の力で、こんなにも元気になれるんだということを実感したのはthe pillowsUNISON SQUARE GARDENぐらいだ。私にとってはふっかふかの布団のようなもので、いつまでも彼らの音楽にくるまっていたいと思うよ。

 

昨日の理想が今日砕けちゃっても 机の奥に入れてstill trust in my heart
ちゃちな理性に挟まれて心ぐるぐる悩むぐらいなら 荷物を捨てて飛び出そう
しがらみなんてさ 逃げ出せばいいだろう だからジューサースイッチのリズムに合わせて
12時過ぎても解けない そんな魔法があっても欲しくない 早く帰って眠らなくちゃ

「mix juiceのいうとおり」

 

 

せめて君ぐらいの声はちゃんと聞こえるように
嵐の中濡れるくらい構わないからバスタオルは任せた
金色に揺れる太陽 照らす世界でもうちょっと
生きてみようと思ったのは君のせいかも
後悔したまま死ぬかもしれないし
保証なんかどうせ役立たず
甘い一瞬に騙されて?

「君の瞳に恋してない」

 

この2曲が永遠の輝きを放ち続ける宝石の如く、私の心をそっと照らし続けている。どんなに挫けたって、自分にはユニゾンがいるんだって思うと元気が出てくるし、あまりにもしんどいんだったら逃げ出してもいいだろ、って思えるようになったのは彼らのお陰だ。私は自分に対して過酷な要求をしてしまうことがあって、それが叶えられないと自分をひどく叱責することが多々あって。そんなことばかりが続いてしまうと気が滅入って全てを終わらせてしまいたくなるけれど、いつも聴いているユニゾンのふとした歌詞が体中を駆け巡って、「まっ、いいか」と緩く考えられるようになったことが今までに何度あっただろうか。ユニゾンには感謝してもし尽くせないほどの恩がある。だから、彼らが音楽活動を続ける限り全力で彼らについていくし、もしその足取りが途絶える日が来たとしてもなんとしてでもそれを受け入れて、死ぬまで彼らの音楽を聴き続けることだろう。そんな存在にこの人生で出会えたことはものすごく幸せなことだし、そんな幸せを感じさせてくれ続けるユニゾンが、今この瞬間もこの世界に存在してくれているというその事実が私を生かし続けるのだ。