眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

ザ・クロマニヨンズの精度が益々すごいことになっている

ザ・クロマニヨンズがすごいことになっている(結構前から)。

 

初めの、それこそ1st「ザ・クロマニヨンズ」の頃は勢いだけで曲を作ってみました!!といった具合に、歌詞がてんで意味をなしていなかった。そこに面白みが充満していた。すぐに気に入った。

 

そのあと、徐々に歌詞に意味を持たせているように感じられた。

 

最新作「レインボーサンダー」が相も変わらずすごい。一曲目「おやつ」の

 

楽しむ 楽しむ 自分の果てまで
楽しむ 楽しむ 生命の果てまで


働いて金稼ぐ 働いて金稼ぐ 働いて金稼ぐ 金使う

 

の秀逸な歌詞に一聴して完全にノックアウトされた。こんな短い文章で、人生の深いぶぶんをそっと教えられた気分。ここちよい。

 

働いて金稼ぐ 働いて金稼ぐ 働いて金稼ぐ 金使う

 

って、今の人間を端的に表した、これほどまでに簡潔に表した、素晴らしいフレーズ。何度も口ずさみたくなる。

 

 

「ファズトーン」の

折りたたみ式悩み
折りたたんだなら 捨てていこう

小手先の悲しみが
ただ突っ立っている 役たたず

 

なんて聴いててすごく爽快だし、「三年寝た」の

三年寝た 三年寝た うっかり うっかり
三年寝た 三年寝た うっかり うっかり

死んでるはずだぞ おかしいぞ
三年寝てたら ふつう死ぬ

 

なんて、そのうっかり具合、そしてそれに対しての当たり前の感想がふいに口元を緩める。生きていることに対してわくわくを感じられる余裕が生まれる。

 

いい意味で、ザ・クロマニヨンズには無駄な力が入っていない。ただただロックが好きで、それを追求してみたらこんなのができてしまいました!というのを毎年一枚出してくるもんでさ。そして、アルバムを出すたんびにきっちりツアーも回るしさ。どんだけすごいんだよ。そのバイタリティはどこから溢れてくるんだろう。

 

ザ・クロマニヨンズのライブには何度か行っていて、ライブが始まる前はすっごく緊張してて。ライブがいざ始まったらあっというまに終わってる。ライブが終わって、のんびりと家に向かって帰るときに、ライブの楽しかった時間がじんわりと体中に染み出してきて、それはもう堪らない。ザ・クロマニヨンズで味わえる楽しさはザ・クロマニヨンズでしか味わえない。あの場所はハッピーで溢れている。楽しそうに演奏しているヒロトマーシーを眺めていると、日頃悩んでいる悩みがしょうもねえな、と思えてくる。直截的な言葉を使っていないのに、すごく背中を支えられている気分になる。こんな気分になれるのは、ザ・クロマニヨンズを満喫したときぐらいだよ。

 

ザ・クロマニヨンズ、あなたたちが今、この日本で音楽をしていることに改めて尊敬と感謝を捧げます。明後日のライブ、存分に楽しみます。