眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

韓国ドラマ放浪記~11月前半~

 音楽と本とアニメに明け暮れていた2018年の秋、突然に韓国ドラマが舞い降りてきた。地元にいた時はよく見ていた。リビングのテレビは頻繁に韓国ドラマを映していて、家族間の会話は韓国ドラマで満ち溢れていた。こんな環境で、韓国ドラマを無視する選択肢はなかった。暇さえあれば、いや忙しいときでもかぶりつくように韓国ドラマに食らいついた。たくさんの韓国ドラマを見て、もう日本の薄味のドラマを見ることができない体になってしまっていた。

 

 

上京して、テレビを碌に見ない生活が続くと、自然と韓国ドラマを見ることはなくなった。そういえばレンタルショップで借りてまで見たことはなかった。家のHDDに保存したるのをかいつまんで見ていたからだ。

 

 

今年の4月に強制的にスカパーに加入させられた。私はただ、インターネットをしたかっただけなのに。最初の頃は興奮していろんな番組を録画していたが、そんなものを観る余裕がなかった。新しく配属された営業でいっぱいいっぱいだった。

 

 

9月ぐらいだっただろうか、親に強く勧められた「応答せよ1988」を見た。面白さの極みだった。現時点での、私が見た韓国ドラマの中で一番面白かった。韓国ドラマではおなじみの「記憶喪失」も「すれちがい」も、「実は兄妹だった」とか「交通事故」とか、そんな強烈な設定を設けていないのに、たんたんと日々は過ぎていくのに、それが愛おしくなった。灰色じみていた私の日々が、少しづつ色づいていった。

 

 

それから狂ったように韓国ドラマを見始めている。仕事でくたくたになった体に、韓国ドラマをぶちこむじかんがこの上なく幸せだ。これから、今まで見てなかった2015年~2018年頃の韓国ドラマを中心に見ていきます。まずは、最近見終えた3本の韓国ドラマの感想を記しておきます。

 

 

ゴー・バック夫婦(2017 KBS)(2018.10.8)(☆☆☆☆)

 

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あらすじ

「運命のように君を愛してる」などラブコメの女王として、年齢を重ねても少女のような愛らしさを保ち続ける、童顔美女チャン・ナラと、「応答せよ1994」のソン・ホジュン。最高のケミストリーでKBS演技大賞<ベスト・カップル受賞>の2人が繰り広げる、共感度満点のハートフルラブコメディ!
甘い恋人時代からの学生結婚、そして現在は離婚ホヤホヤの38歳同い年の2人がいきなり20歳の大学生に戻って、恋も人生もやり直し!?あの頃は輝いて見えた2人――すれ違ってしまった“愛”の行方は・・・?

 

最初は「なんか暗そうなドラマだな。家事育児に疲れ切った妻と、仕事で自分の心を擦り減っていく夫。すれ違う二人の前に待ち受けているのは離婚なのか。」ということで、あんまり期待せずに何気なく見始めたドラマ。当たりでした。まず、チャン・ナラがすごく可愛い。いったい今幾つなんだよ、結構前からドラマ出ていたよね、というぐらいに大学生が似合う似合う。その御相手であるソン・ホジュンも学生姿が似合う。

 

このドラマを簡単に説明すると、「夫婦生活に疲れ切った二人は、学生時代に戻ったらどうなるんだろうね」というべったべたな設定なんですけれど、そんな設定は単なる道具に過ぎないと思えるぐらいに、話がよくできている。毎話、緩急をつけて次回の話も見たくなるようにできている。

 

チャン・ナラ演じる「マ・ジンジュ」と、ソン・ホジュン演じる「チェ・バンド」の、ついさっきまで夫婦だった二人が学生に戻っても同じようにいがみ合う、けれどいろんなことを経験していくうちにその関係性も必然ではなかったことに気付き始めて......といったところから雪崩れ込む展開が私はすごく好きでした。もう一回見る機会があったら見る、ぐらいにお気に入りのドラマになりました。

 

学生時代に体験する、そのときはそこまでたいした出来事ではないと思っていても、あとで思い返してみると「うおおおお、なんて切ないんだろう。学生時代に戻りたいよぉぉぉ」と切実に願うほどに、このドラマにのめりこみました。

 

このドラマと「応答せよ1988」をベストなタイミングで視聴できたから、うまいこと韓国ドラマ熱を再燃することができましたありがとうございます。

 

 

 

 

 

応答せよ1988(2015 tvN)(2018.11.4)(☆☆☆☆☆)

 

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あらすじ

1988年のソウル市双門洞(サンムンドン)を舞台に繰り広げられる幼なじみの5人の青春ラブストーリー&その家族らの心温まるヒューマンストーリー

 

徹頭徹尾、隙を見せなかった完璧なドラマ。その全ての物語がこの上なく愛おしい。観終わるのが惜しくて、最後の2話は2週間寝かせていました。それほどに、面白いということ。

 

このドラマのいいな、と思えたのは誰も傷つかない、優しい世界が広がっていること。誰しもがたまには思い返す学生時代。その頃の、甘酸っぱくて切なくて、嬉しくて悲しくて、でも無性に帰りたくなって、でも本当は帰れないのは分かっている。それでも、帰りたいと切に願う気持ちがこの世界にあったっていいじゃないか。

 

OSTもいいんですよね。1988年頃に流行っていたであろう、歌詞が秀逸な曲がドラマのいいところで流れだして。このドラマのOSTだったら何回でも聴いてしまうだろうな。

 

友情、恋愛、そして家族の暖かさを存分に堪能できるドラマ。結構長いんですけど、毎回毎回楽しみで、あっという間に終わってしまった感じがしました。途中、一瞬だけだれたときもあったんですけど、そんなのは本当に一瞬です。また楽しくなります。

 

もし今願いが叶うのならば、「応答せよ1988」を見た記憶を全部消し去って、まっさらな気持ちで見返したい。そして、またたまらない気持ちに何度でも浸りたい。そう思える、完璧なドラマでした。このドラマのおかげで、また韓国ドラマ熱が高まりましたありがとうございます他のシリーズも機会があったらぜひ見ます。

 

 

 

 

 

ショッピング王ルイ(2016 文化放送)(2018.11.5)(☆☆☆)

 

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あらすじ

幼い頃に事故で両親を亡くしたルイ(ソ・イングク)は、唯一の血縁であり黄金財閥の会長である祖母の言いつけで、フランスにある大邸宅で使用人に囲まれて暮らしていた。何不自由ない生活ではあるが孤独なルイの唯一の楽しみは『買い物』。その天性の才能ともいえる目利きの技から“ショッピング王”と呼ばれていた。 そんなある日、15年ぶりに韓国に帰国したルイは慣れない運転をした結果、気が付くと記憶を失い、無一文のホームレスになっていた。
その頃、山奥育ちのボクシル(ナム・ジヒョン)は家出した弟ボクナムを探すためソウルに上京、そこでボクナムの洋服を着たルイを見つける。しかしルイはボクナムのことなど知らず、記憶もお金もない。困ったボクシルはルイが記憶を取り戻すまで面倒を見ることにし、生活費を稼ぐため黄金財閥のグループ会社・ゴールドラインドットコムで清掃員として働き始める。 そこで本部長のジュンウォン(ユン・サンヒョン)と鉢合わせて驚くボクシル。なんとジュンウォンはボクシルがソウルへの車中で荷物を盗られ一文無しになった時に、無理やり高麗人参を売りつけた相手だった。

 

序盤まではよかった。という記憶がある。途中からだらだらし始めてしまったのが惜しかった。そもそも、設定がきつかったのだろうな。

 

ユン・サンヒョン演じる「チャ・ジュンウォン」が可愛くて、ドラマの設定なんて無視しちゃって「コ・ボクシル」と結ばれてしまえばいいのに、と思ってしまうほどに魅力的なキャラクターでした。

 

ノーカット16話をなんとか見れたのは、「チャ・ジュンウォン」のキャラが面白かったことと、ナム・ジヒョン演じる「コ・ボクシル」がこの上なくいい子で、見てて癒されたからだ。こんなにいい子がいたら、誰だって惚れてしまうやろ。どこまでも純粋で、おかしな「ルイ」をその寛大な心で許し続ける姿に、なんというか安らぎを感じました。脇役もいい味を出していたけれど、もう少し力を出せたんじゃないの?とちょっと不満に思った。執事の間の恋はどーでもいい。こういったものを加えることでコメディ感を加えたかったのかもしれないが、はっきり言って蛇足です。途中から、「もうルイとコ・ボクシル、さっさとくっついてしまえよ」ともどかしくなった。長いんだ。

 

たぶん、見返すことはないだろうし、一か月もしたら内容をすっからかんにわすれてしまうだろう。そんなドラマだったけれど、16話も見てしまったんだから、そこそこ面白かったんでしょうね。韓国ドラマを見始めた人だったら楽しめるのかも。たくさんの韓国ドラマを見てしまった私には、そこまで魅力的なドラマではありませんでした。

 

 

以上3作品が最近見た韓国ドラマです。現在進行形で見ている韓国ドラマで気に入っているのは、

 

「この恋は初めてだから」(2017 tvN)

 

「野獣の美女コンシム」(2016 SBS)

 

「検事プリンセス」(2010 SBS)

 

の3つです。今後どういう展開になっていくのか、最後まで面白さが続くのか。期待してます。

 

 

 

あと、最後にふと思ったこと。大好きになる韓国ドラマは、そのドラマの世界になって、自分もそのドラマの登場人物になってしまいたいと思えるドラマだな、ということ。特に「応答せよ1988」はあの世界に飛び込んで、みんなと青春を謳歌したい!!!と思ったんです。それ以上に特に深いことは言いません。ただ、そんなことをここに残しておきたかっただけです。今回は以上です。