眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

縋る

彼女が縋る神様の いつも身勝手なその判断に酔いしれる 壁にぶち当たる前から神様にお祈りして 悪くなりませんように悪くなりませんようにと 必死になって神様に縋る彼女の そのつぶらな瞳が好きだった 彼女の話にはいつも神様が出てきて その一辺倒の愛にい…

言葉

言葉の残骸をかきあつめる 壊れないように慎重に あの子が零した愚痴も あいつが叫んだ嘆きも 全てここに集まってくる どうしようもなくなった言葉がたくさん 再生不可能と書かれた看板 そんなことは気にも留めない 誰かが誰かに放った 一筋の光を探している…

猫舌の憂鬱

空から絶望が落ちてきて 受け止めきれずに不時着した 咽び泣いてももう遅い 私の人生の結末は決まってしまった 這い上がろうとする希望が崩れ去っていく 絶望は笑顔で近づく 何をしても今更遅い気分で 絶望が私に話しかけてくる 「いつだって君の傍にいたい…

永久に吐露する

コップから溢れ落ちる 伝統文化の残骸全てを忘れてしまったのは きっと全てを覚えていたいから痛いすらも打ち解けられない 周りにいる人は全員他人なけなしのお金をはたいた 残ったのは血みどろの虚栄心なくしたのは後から気付く いつだって今日は昨日の複製…

最果タヒ展「われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」に行ってきた。

最果タヒ展「われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」に行ってきた。渋谷PARCOの4Fにある「PARCO MUSEUM TOKYO」で開催されていた。何故今回、最果タヒ展に行ったのか。 「なんだかおもしろそう」 その一言に尽きる。詩とい…

嘲りと分解

天使の羽根を捥ぎ取り 口づけをそっと交わす耐えかねない苦痛に零れる涙 その雫をそっと舐めるもっと欲しい もっと欲しい空が青くなることを忘れて いつまで経っても藍色の壁歪んだ焦燥 朽ち果てても尚媚びることを忘れるいつまでも解けない試練 そっと隣人…

失われない過去

一人でいるときは曖昧な僕のかたちは あなたと一緒にいるときだけ明確な輪郭をもつ 一人でいるときは心許ない僕のこえは あなたと話しているときだけ愉快な輝きを持つ 一人で抱えていたたくさんの苦悶は あなたの一言で全部無くなっていくようだ どうしよう …

なんとか生きている

くだらないことに今日も生きている あいつが言ったしょうもない冗談を真に受けた奴が3人死んだ それでよかったと胸を撫で下ろす奴らをまとめて殴りたくなる気持ちを抑えて それでもなあ、どうしたらよかったのかな 自分は自分のまま生きているだけでいいって…

悲しい時はいつも

弱い心にくべる火をください 私はもう疲れてしまいました 頑張った 全部空回りだった 何をしても もうどうせ変わらないのなら 何もしなくてもいいじゃん それでもべつにいいじゃん 諦めてもすぐにまた挑戦したくなる気持ち それでも何度も挫折して、悲しくな…

僕だけが取り残された世界で

誰もいなくなった部屋で 空白を噛みしめる 誰かがいた気配もなくなったそこで 今日も一眠りできるといい 気づいたら私の周りには誰もいなくなっていて 「いらっしゃいませ」と告げるコンビニが恋しくて毎日通っている どこで間違えたか ここで間違えたか 今…

仕事は続くよどこまでも

昔々の人が何度も何度もバトンを繋いできて 私の目の前の仕事が存在しているんだろう そう思うと忌々しい上司や 嫌味ったらしい後輩のことなんてどうでもよくなって 自分の成し遂げた仕事がいつか誰かのためになればいいと 純粋な気持ちでそう思うよ 私の成…

ヒーローなんてなれない

誰もが憧れるような赤いマントを羽織っている どんな敵でも倒してしまうヒーローになんてなれないよ 自分のことですらいっぱいいっぱいで 君のことを救うことすらままならない 君が泣く姿をこれ以上見たくないのに 今日も涙が流れてしまった ひとつだけ叶え…

泣けないだけ

心はきっと いつも一人を望んでいる 誰かと一緒にいる時のあの暖かさは 体に毒だから 一人がいいさ 一人でいいさ 他人に傷つけられたときにはもう 駄目かなって思う それでも次の日にはケロンとして生きてるけど 泣かないだけ 泣けないだけ 心はいつも 一人…

すり抜けていく

生きていると厄介なんだよな 全て全て 自分の思い通りになんていかないから すり抜ける すり抜けて それでも心は治んねえな 誰かが言った 「偽善は悪だ」 そんなことを言っている暇があるなら すり抜ける すり抜けて それでも悪意は治んねえな 誰だって必死…