眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年2月20日(土)

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上記のとおりデートをして、くたくたになっていたのだけれど、妙に興奮していたので、散財したい気分だった。大盛堂書店に行き、1階のサイン本コーナーに、「あったらいいな」と思っていたサイン本がずらりと並んでいたので、躊躇することなく購入した。このなかでは爪 切男「もはや僕は人間じゃない」が一番気になっている。前作がとても気に入っているので、今回も読むのが楽しみである。

 

 

<購入した本>

爪 切男「もはや僕は人間じゃない」(サイン本)
燃え殻「相談の森」(サイン本)
水道橋博士「藝人春秋2 ハカセより愛をこめて」(サイン本)

 

 

渋谷から新宿へ移動し、 西口の本屋でああでもないこうでもないと本を物色していた。気になる本はたくさんあって、それを全部買っていたら10万円では済まないだろうから、文庫本で、本当に気になっている本だけを購入した。ほくほくしながら家に帰った。

 

 

<購入した本>

穂村弘「野良猫を尊敬した日」
宮西真冬「誰かが見ている」
はやせ こう「庶務省総務局KISS室 政策白書」
柳美里「JR品川駅高輪口」(サイン本)
西尾維新人類最強の純愛

 

家に帰って、ぼおっとして、夕飯を食べて、20時過ぎに地元のグループLINEに今日の結婚式の写真、動画が続々投稿されていった。それを眺めていて、私は結婚式ではなく、初対面の女性とデートをしていただなんてなんだか奇妙だな、と思えてきた。写真や動画に映っている人は全員笑顔で、そのなかに私を部活へと誘った崩れた人間が写っていた。あんな風に部活をやめたのに、のうのうと結婚式に出ていること、新郎がそいつを結婚式に誘っていたこと、なんだか人生だな、と思った。そいつに会わなかったことだけが、結婚式に出席しなかった唯一のメリットだろう。スピーチの動画を観ていたら眠くなって来て、布団に横たわっていたらすぐに暗闇の世界に招かれて、そのまま導かれるままに落ちていった。

2021 春 アニメ 鑑賞予定作品

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ホリミヤ」と「弱キャラ友崎くん」しか見ていないのに、他のアニメも続々入ってきているので、見ないならさっさと消してしまえばいいんだけれど。いつか見るかもしれない、という淡い期待のせいで、録画できなかった番組がどれだけあったことか......。

 

 

幼なじみが絶対に負けないラブコメ
2021年4月~

彼女は俺にだけ密かに笑ってくれる。相手の可知白草は芥見賞を受賞した現役女子高生作家! しかも美少女!普通の高校生の俺・丸末晴には分不相応だってことくらいわかってる!けど、脈アリだと思うんだよ、たぶん、いや絶対!……なんて思ってたら……可知に彼氏がいただとぉぉぉっっ!?落ち込む俺に、ロリ可愛、陽キャで世話好き……更には何故か俺を好きだと公言してはばからない、幼なじみの志田黒羽は言ってきたんだ……「復讐しよう」初恋の恨みは海より深い―― けど決して暗くない! ドロドロしない!初恋復讐が動き出す!

 


オッドタクシー
テレビ東京:2021年4月5日(月)~

お客さん、どちらまで?見慣れた街のはずなのに、この街は少しなにかが違う気がする。平凡な毎日を送るタクシー運転手・小戸川。身寄りはなく、他人とあまり関わらない、少し偏屈で無口な変わり者。趣味は寝る前に聞く落語と仕事中に聞くラジオ。一応、友人と呼べるのはかかりつけでもある医者の剛力と、高校からの同級生、柿花ぐらい。彼が運ぶのは、どこかクセのある客ばかり。バズりたくてしょうがない大学生・樺沢、何かを隠す看護師・白川、いまいち売れない芸人コンビ・ホモサピエンス、街のゴロツキ・ドブ、売出し中のアイドル・ミステリーキッス…何でも無いはずの人々の会話は、やがて失踪した1人の少女へと繋がっていく。

 


極主夫道
Netflix:2021年春

 


ゴジラ S.P <シンギュラポイント>
TOKYO MX:2021年4月1日(木)~

2030年、千葉県逃尾市。“何でも屋”な町工場「オオタキファクトリー」の有川ユンは、誰も住んでいないはずの洋館に気配がするということで調査へ。空想生物を研究する大学院生の神野銘は、旧嗣野地区管理局“ミサキオク”で受信された謎の信号の調査へ。まったく違う調査で、まったく違う場所を訪れた見知らぬ同士の2人は、それぞれの場所で同じ歌を耳にする。その歌は2人を繋げ、世界中を巻き込む想像を絶する戦いへと導いていく。孤高の研究者が残した謎、各国に出現する怪獣たち、紅く染められる世界。果たして2人は、人類に訪れる抗えない未来<ゴジラ>を覆せるのか―。

 


小林さんちのメイドラゴン(再放送)
TOKYO MX:2021年4月7日(水)~

独り身お疲れOLの小林さんのもとに、突如現れたメイド姿の美少女トール。角を生やし尻尾を携えた彼女の姿は、まさにドラゴン娘(むすめ)。酔った小林の誘いで家に来たと言うトールは、あれよあれよと小林さんちのメイドとして働くことに……!?

 


さよなら私のクラマー
TOKYO MX:2021年4月4日(日)~

女子高生サッカープレイヤー・恩田希。彼女は、藤第一中学校男子サッカー部での挑戦を経て、進学先の蕨青南高校で、待望の女子サッカー部へ入部する。でも、そこは“ずっと地方大会止まり”の弱小校だった!?ところが、蕨青南には個性派の新入部員がそろう。俊足のウィング・周防すみれや、中学生全国 3 位のボランチ・曽志崎緑、コーチには元日本代表のレジェンド・能見奈緒子が加入!能見は彼女たちの初戦に、最高の練習試合をセッティングする。その相手は、高校日本一の久乃木学園!次々に現れる強豪チームを前に、蕨青南は仲間と共に立ち向かっていく──!ひとりぼっちでも、理解されなくても、男子と比べられても、心底、サッカーが好きだから。出会うべくして出会った、純真のイレブンが目指す、フットボールの頂点。いま、少女達は、女子サッカーの未来を駆け抜ける!

 


SHAMAN KING
テレビ東京系:2021年4月~

『SHAMAN KING』それは、森羅万象を司る星の王。神や霊と交流できる「シャーマン」と呼ばれる者達が、500年に一度「シャーマンファイト」でその座を争う。そんなシャーマンの一人である少年・麻倉 葉の、シャーマンキングを目指す戦いが、2021年4月、完全新作アニメーションとして今、始まる。

 


シャドーハウス
2021年4月~

 


スーパーカブ
2021年4月~

「私には何もない。と思っていた。」ひとりぼっちの女の子と、世界で最も優れたバイクが紡ぐ、友情の物語。山梨県北杜市の高校に通う女の子、小熊。両親も友達も趣味も無い、何も無い日々を過ごす彼女だが、ふと見かけた中古のスーパーカブを買ったことで、ちょっとずつ短調な毎日が変わり始める。

 


すばらしきこのせかい The Animation
TBS:2021年4月9日(金)~

“シブヤ”の街を駆け巡り、7日間の「死神のゲーム」を生き残れ!!シブヤのスクランブル交差点で目を覚ました主人公・ネク。そこは現実のシブヤと重なりあう異なる次元“UG(アンダーグラウンド)”だった。訳が分からないまま「死神のゲーム」の参加者になっていたネクは、同じゲームの参加者である少女・シキと出会い、“パートナー”として契約。理不尽に課せられる“ミッション”や襲いかかってくるバケモノ“ノイズ”に立ち向かいながら、「死神のゲーム」と自分の記憶に隠された真相に迫っていく。『生き残れるのは、パートナーを信頼できた奴だけだ。』果たして、彼らは生き残ることができるのか―

 


SSSS.DYNAZENON
2021年4月~

 


東京リベンジャーズ
テレビ東京:2021年4月10日(土)~

人生どん底のダメフリーター花垣武道(タケミチ)。中学時代に付き合っていた人生唯一の恋人・橘日向(ヒナタ)が、最凶最悪の悪党連合”東京卍會”に殺されたことを知る。事件を知った翌日、駅のホームにいたタケミチは何者かに背中を押され線路に転落し死を覚悟したが、目を開けると何故か12年前にタイムリープしていた。人生のピークだった12年前の中学時代にタイムリープし、恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジを開始する!

 


ひげを剃る。そして女子高生を拾う。
TOKYO MX:2021年4月5日(月)~

片思いした相手にバッサリ振られ、ヤケ酒をした帰り道、26歳のサラリーマン・吉田は路上に座り込む女子高生・沙優と出会った。べろべろに酔った吉田は、前後不覚のまま行き場のない沙優を一晩泊める。…翌朝、ふわりと美味しそうな香りに目覚めると、食卓には味噌汁が。「おはよう」「なんだお前!!なんでJKが俺ん家に!」「泊めてって言ったら泊めてくれたじゃん」「…味噌汁」「昨日“毎日味噌汁を作ってくれ~”って」「ハァ!?絶対言わねェ!!」家出をして行き場のない沙優を追い出すわけにもいかず、吉田は家事を条件に彼女の同居を認めることに…。こうして、家出女子高生とサラリーマンの微妙な距離がもどかしくもあたたかい、不思議な同居生活が始まった―。

 


美少年探偵団
テレビ朝日:2021年4月10日(土)~

 


不滅のあなたへ
NHK Eテレ:2021年4月12日(月)~

フシは最初、地上に投げ込まれた“球”だった。持っていたのは「刺激を受けた物の姿へ変化できる能力」と「死んでも再生できる能力」。球から小石、オオカミ、そして少年へと姿を変化させていくが、赤子のように何も知らぬままさまよう。やがて出会う人々に生きる術を教えられ温かい感情を知り、人間を模して成長していくフシ。宿命の敵・ノッカーとの壮絶な闘い、大切な人との別れ…痛みに耐えながら自分の生き方を選びとり、力強く生きるフシの永遠の旅を描く。

 

2021年2月19日(金)

有給休暇を取って、伊香保温泉に行った。 明日は大学の同期の結婚式で、せっかくだから金曜日から実家に帰ろうと思って休みを取った。コロナが酷くなって、結婚式に出席するのは断念した。平日に休みを取ったのになにもしないのはもったいなかった。せっかくだったら普段はしないようなことをしようと思って、気付いたら伊香保温泉行きの高速バスのチケットを取った。こんな状況だから、高速バスはコロナ対策の一環で席を空けて座るものだと思っていた。満員だった。隣の人と膝を微妙にくっつけながら、1時間半ほどバスに乗っていた。たくさんの人が乗っていたが、伊香保温泉で降りる人は私と、あとは中国人の母親と子供だけで、あとは草津温泉に行くようだった。バスを降りて、ああ、寂れている、と寂しくなった。ファミリーマートに寄り、お茶とおにぎりを買って、近くの休憩所みたいなところで早目の昼食を取った。お腹が空いていたのだ。

 

 

お腹の元気が戻って、行く予定の温泉へ向かって歩き始めた。ナビによると階段をえんえんと上がっていったところにお目当ての温泉があるとのこと。階段をえんえんと上り続ける。人とはあまり会わなかった。地元の人もほとんど見かけなかった。階段の頂上には神社があり、そこで祈った。

 

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再び歩き始めて、いくつかの店が閉まっているのを見て、コロナが収まってもこのままの状態なのではないかと寂しくなった。たくさん歩いて、ようやく着いた。そこは露天風呂だけの、簡素な温泉だった。中には人間が5人いて、めいめい温泉を楽しんでいた。私も1カ月ぶりの温泉に浸かり、気分が良かった。ぬるかった。30分ほど温泉に浸かっていて、温泉には私だけになったので、場所を移動したら温かくなった。私が浸かっていたところはぬるま湯のゾーンだった。そこから20分ほどぼーっとしていて、飽きたので上がった。新しい人間が一人、外からやってくるタイミングだった。温泉の隣にあった、古風な休憩所でぼおっとしていた。明日の、そして火曜日のデートのことを考えていて、どういう風にすればデートがうまくいき、私と相手が恋仲になれるのかを考えていた。40分ほどぼおっとしていて、さすがにお腹が空いてきたので休憩所を後にした。


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温泉に行く途中にあった、温泉が飲める場所で温泉を飲んだ。鉄だった。


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適当に歩いているだけで愉快な気分になった。天気は最高だった。


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うどんを食べた。5人ほど並んでいた、お店の中に入れたのは並び始めて30分後であった。うどんを頼んだ。うどんはまあまあだった。まあ、温泉地でよく見かけるタイプのうどんだった。天ぷらの、舞茸の天ぷらがどうにかするほど美味しかった。幸せだった。東京に戻ったら、美味しい天ぷら屋さんを見つけて、そこで茸の天ぷらをたらふく食べてやろうと思った。


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適当にその辺をぶらぶらして時間を潰し、時間になったらバスが来た。乗って、恋愛の事をだらだら考えていたら新宿に着いた。ちょっと疲れていた。家に帰ったらまずは布団でぬくぬくするつもりである。


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2021年2月18日(木)

在宅。次に出勤するのは来週の木曜日。約一週間も会社の人と顔を付き合わせなくて済むというのは精神衛生上非常によろしい。ずっとこのまま在宅が続けばいいのだけれど、緊急事態宣言が解除されたらそれに伴って在宅も廃止されるから、ああ、悲しいのう。在宅が出来る環境があるのなら続ければいいのに。ただ在宅を続けるようになるのなら在宅手当を充実させて欲しい。こちとら在宅の時間が長くなったせいで先月の光熱費が1.5倍にも跳ね上がってしまったのですよ。在宅1日につき200円しか貰えないのはちょっと少ないと思う。1ヶ月につき1万円くらい出してくれればいいのに、と思うけれど、家賃補助を出し渋るほどなのでその辺は期待出来ない。

 

 

出社して出来ることは昨日のうちにしておいたので、することは殆どなかった。良く晴れていたので、散歩した気分だった。

 

 

在宅を終え、無性にラーメンを食べたくなった私は六本木へ向かった。「楽観 NISHIAZABU GOLD」で「琥珀〜特選醤油〜」(950円)の大盛り(150円)を頂いた。以前、立川にある「楽観」で同じラーメンを食べて、嬉しくなったことを思い出していた。ここのラーメンも立川のラーメン同様、素晴らしい麺とスープで構成されており、大盛りなのにするりと食べ終えた。美味しいラーメンを食べると優しい気持ちになれる。毎日、美味しいラーメンを食べたい。

 

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家に帰ってのんびりしているとあっという間に寝る時間になった。最近は恋愛の事しか考えていない。勉強をしないといけないのは分かっているのだけれど、でも、今は恋愛の事だけを考えていたいのだ。この恋が、どうか実りますように。

『HEARTMATION〜「CRYAMY-red album-」再現ライブ〜』@新代田 FEVER(2021.3.3)感想

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今年3回目のCRYAMYのライブ。1月はワンマン、2月は対バン、そして今月はCRYAMYの初のフルアルバム「CRYAMY-red album-」の再現ライブという、まさにCRYAMY尽くしの2021年。「CRYAMY-red album-」は昨日フラゲして、まだ4回ほどしか聴けていないので、出来ればライブの日程を1週間ほどあとにずらしていただければよかったのだけれど、彼らは初のフルアルバムの発売日にライブをしたかったのだろう。場所は新代田 FEVER。コロナのせいで有観客でのライブが出来なかったとき、無観客ライブの配信をここでやっていたことを思い出す。その時のライブのMCでカワノが、

 

「もう有観客でライブが出来ないかもしれない」

 

と言っていて、私ももしかしたらもうライブを生で体験することは出来ないのかもしれない、と思っていた。なので、まだ満員の状態とは言えないが、ワンマンライブを有観客で、そしてこの場所でしてくれるというのが本当に嬉しくて、この日をずっとずっと待ち詫びていた。

 

 

一般のチケットが1分ほどで完売してしまうほどの争奪戦だったが、既に抽選で手に入れていた。しかもチケットの番号が稀に見る良番だったので、最前列を確保することが出来た。開演まであと30分、私は今までのCRYAMYのライブの事を思い出していて、そのどれもが私の記憶に鮮やかに残っていることを嬉しく思った。今日のライブも素敵なものになるに違いない。演奏はもちろん、カワノはどんなことをMCで話してくれるのだろうか。

 

 

18時5分を過ぎて、いつものSEが流れてメンバーが現れる。red albumの再現ライブなので、勿論一曲目は「ten」。カワノが出て来て、いつも通りはちゃめちゃに歌い散らかすのだけれど、早々にギターのストラップが千切れてしまう。そりゃそうだろう、ガムテープでくっつけているのに、あんな激しい動きをしたら簡単に取れてしまう。途中でギターを床に置いて、そのまま歌い続けるカワノ。このままの状態でライブを続けるのか。2曲目の「ディスタンス」の初めのぶぶんを演奏して、「ちょっと直してきます」と言い、メンバーがはける。10分ほどギターのストラップの修理をし、SEに合わせてメンバーが再び現れる。

 

「本当は、今日のライブはあまり話さない感じで。いつものようにべらべら話さない感じでかっこよく行こうと思っていたんですけど、ライブが始まってそうそうに駄目でしたね」

 

と、苦笑交じりで話すカワノ。無理してかっこつけなくていい、いつも通りでいいんですよ、と思いながらようやくライブが始まる。カワノ曰く、「最初の『ten』が本編で、今からはアンコールです」とのことだったので、のんびりしながら観ていた。最前列で、前に設置してある棒に身体を預けながら、CRYAMYのライブを観ていると、いい加減に生きていることを恥じてきた。いや、別に好きでいい加減に生きているわけではない、ただ精神が死んでいるからそういう風になってしまっている、というのは言い訳に過ぎない。

 

 

CRYAMYと初めて会ったのが2018年の11月、吉祥寺にあるライブハウスでのPK Shampooとの対バンライブであった。

 

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15歳からバンドをやって、「死にたいと思ったことは一度もない。生きててよかったと思ったこともないけど」と言ってのけるボーカルのカワノの歌う様が圧倒的に人を引き寄せるものだった。

CRYAMY × PK shampoo LIVE at 吉祥寺 Black&Blue (2018.11.3) - 眠たげな猫の傍で

 

あの頃のカワノはまだ、生きていることに喜びを見出せていない、絶望の淵をついつい眺めてしまうような人間に私には見えた。その時に歌っていた「ディスタンス」の

 

生まれてきて良かった
なんて思ったことはないんじゃないかな
まぁついでに言えば
生きてきてよかった
なんてこともないんじゃないかな

 

の歌詞からも、生きていることがそこまで能動的に行うものではなかったのだろう。しかし、今回のアルバムに収録されている新曲では生きていることを肯定しているように思われるぶぶんがいくつかあった。

 

「生きる喜びを忘れないように」
そればっか考えていた

「変身」

 

君は生きたほうが良い これから幸せになるから
根拠はないけど
朝早く止めた目覚ましを見てそう思ったんだ

「ギロチン」

 

今日のカワノの歌っている姿は、3年前に見たあの頃よりも、なんというか地に足がついていた。言葉の一つひとつに自分の意志をぎゅっと詰め込むような歌い方をしていて、どこか清々しすら感じた。それは初めてのフルアルバムを出して、そのアルバムの再現ライブをするということで、いつもの「暗めのCRYAMY」で行くのではなく、「明るめのCRYAMY」で行くと決めていたからそういう風に映ったのかもしれない。

 

 

MCはいつもの教祖じみた感じは少なめだった。しかし、アルバム曲を半分演奏したタイングのMCだっただろうか、そこでのMCはいつものように長かったが、聞いていて苦しくなることはなかった。

 

「曲を作っているときに、ぼそぼそ言いながら作っているんですけれど。勉強とかしていないんですけれど、曲を作ることで新しい発見、それはちょっと言い過ぎか。こんなことにちょっとだけ気付いたということがあって。それを『成長』と呼ぶのは違うかな。例えば、死ぬってことは漠然と怖いイメージがあって。小さいときに『火垂るの墓』を見たんですよ。それから死ぬことが怖くなってしまって。でも音楽を聴くようになって。それこそ、ジミ・ヘンドリックスとかカート・コバーンって早く死んでしまうじゃないですか。それを『かっこいい』と思うようになって。それから死ぬということがただただ怖い、というイメージがなくなって。曲を作るってのは、そういう感じなんですよ」

 

確かこんなことをべらべら言っていて、(ああ、いつも通りのカワノだな)と嬉しくなって。でもいつものような、絶望のどん底にいるようなときのMCではなくて、負の感情に引きずり回されることはありませんでした。

 

 

「♯2」の収録曲であり、ライブでは殆ど聴いたことが無い「twisted」と「雨」を聴けたのがまず嬉しかった。「♯2」のバージョンとはだいぶ異なっている演奏だったけれど、これはこれで聴きこんでいけば好きになっていくのだろう。それと今までライブでやってきたけれどアルバムには収録されなかった曲と真っ新な新曲を聴けて、CRYAMYってまだまだ幅が広がっていくのじゃないのか、ということも嬉しかった。私にとってのCRYAMYは「♯2」と「♯3」のイメージが強く、未だに「GUIDE」と「YOUR SONG」の曲を手放しに褒めることは出来ないのだけれど、でも、バンドというものは常に変わり続けていく生き物であるし、それについていけないのであれば過去の曲だけずっと聴いていればいいじゃん、と思っていて。だから、「CRYAMY-red album-」で、新しいんだけれど、今までのCRYAMYさを感じられて、私はとても嬉しかったんだよね。

 

 

そんなことを考えながら、今日のCRYAMYのライブも最高でした。場所の都合上、照明が眩しすぎてサビのぶぶんでカワノの顔をじっと見れなかったのは残念だったけれど、そのぶん他のメンバーの演奏している姿を見ることが出来たのは貴重だった。普段のライブではカワノばっかり見ているので、他のメンバーがどんな感じで演奏しているのかを気にしたことが無く、でも今日のライブでは他のメンバーに対しても愛着を感じたので、今度のライブからはカワノを中心に見つつも、他のメンバーのことをちらちら見ることになるでしょう。

 

 

演奏という、バンドの根本的なぶぶんがしっかりしているから、カワノがどんなことを言ってもそれを受け止められるし、メンバーがそんなカワノを受け入れてくれたからCRYAMYというバンドは存在しているわけだし、本当、この世界に、コロナでめちゃくちゃになっている2020年、2021年という時にCRYAMYがいてくれて、本当に良かったと思っているよ。

 

 

7分以上もある長尺の弾き語り曲「優しい君ならなんて言っただろうね」の時はステージにカワノだけになって、18,19の、絶望の淵にいたときに作った曲で、それに対することをつらつらと話していた。18,19で東京に出て来て、当時働いていたライブハウスの人(その人が今日のライブを観に来ていて、メンバーはここ3年のライブで一番緊張していたとのこと)に飽きるほど「バンドメンバーはどうすれば出来ますか」という相談をしてて、そんなときに作った曲で、歌うのが恥ずかしいけれどアルバムに入れたから歌います、とのこと。途中で歌詞が飛んだのか、池袋のなんちゃらかんちゃらで~、と歌詞とは違うことを歌っているぶぶんがあって、即興で歌を作って、それがCRYAMYっぽさを感じさせるのもカワノの手腕だよな、と惚れ惚れしていた。ただ、弾き語りの曲で7分はちと長かった。聴きこんでいけば、あっという間に感じるのかもしれないが。

 

 

本編最後に演奏された「テリトリアル」で一度袖に捌け、アンコールの「月面旅行」で泣いた。この曲を何度も聴いて何度も泣かされてきたから、こんな大事なライブのアンコールでしてくれたことが嬉しかった。彼らにとっても大切な曲なんだろう。

 

 

今日のライブのことも一生忘れることはないだろうし、早く「CRYAMY-red album-」を聴きこんで、どんどん好きになっていきたいし、早く新しいライブの予定を発表してほしい、そうしてくれないと4月以降のメンタルがもつかどうかが怪しいので。とにかくお疲れさまでした。明後日の大阪でのライブが終わったら、次のライブの発表がありますように。そしていつの日か、ぎゅうぎゅう詰めのライブハウスで、人にもみくちゃになりながらCRYAMYのライブを観れる日が来ますように。

 

 

 <セットリスト>

00.ten
01.ten
02.ディスタンス
03.変身
04.鼻で笑うぜ
05.普通
06.ギロチン
07.雨
08.やってらんねー
09.twisted
10.兄弟
11.HAVEN
12.まほろ
13.完璧な国
14.戦争
15.優しい君ならなんて言っただろうね
16.テリトリアル
EN
17.月面旅行

 

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2021年2月17日(水)

昨日はさっさと寝てしまったので、朝から気分は上向いている。スマホの電源を切ったまま、会社へと向かう。仕事に集中することにより仕事のことだけを考えることができ、婚活などという世迷言を考えなくて済むのは非常に助かる。今のところは仕事が楽なので週6で働いてもいい、その分給料は働いた分貰うし、貰ったお金でたくさんのライブに行くし。3月、CRYAMYのライブと秋山黄色のライブのために西へ遠征しようと計画していたが、もしそのライブに行ってしまうと、金、土、日、月、火、水...、と6日連続でライブに行くことになってしまうことに気付き、事なきを得た。6日連続でライブなんて行ってしまったら体がぼろぼろになってしまうだろうに、それは危ない、危ないよ、と自分を止めることが出来た。東京での新型コロナの新規感染者数が落ち着いてきているので、3月のライブが延期、中止になってしまうことはないだろう。しかし一つ困ったことがあって、緊急事態宣言に伴って飲食店の営業を20時までとするよう要請されたせいで、ライブの開演時刻が軒並み18時になっている。休むか、早退しないとライブに間に合わないのが辛い。行こうと思っているライブがこれまた遠い場所で行われるので、午後に休みを取ることを計画している。もう落ち着いてきたんだから、営業時間の制限は撤廃してもいいんじゃないかなとは思うのだけれど、どうなんだろうか。

 

 

1日はあっという間に終わってしまう。一生も、あっという間に過ぎ去ってしまうのだろう。

2,222回目

2,222回目という節目の投稿であるが、精神が絶好調なほどに死んでいる。精神が死んでいたので、1週間前から文章を殆ど書けずにいた。2週間前に投稿予約した文章がなんとか投稿継続記録を伸ばしてくれているが、精神が回復しなければ当分は文章を書けなくなってしまうかもしれない。それでもいいかなと思っている。文章を毎日書くのは誰かに指示されたことではない、自分が書きたいと思っているからやってきたことであって、それが日常生活を送る上での妨げになるのであれば無理して書く必要はない。3月は「木の芽時」で、先週の金曜日から精神の不調を感じていた。土曜日にそれがぐさっと私の身体中を突き刺してしまい、娯楽を全力で楽しむことが出来なくなってしまった。本を読んでもお話しが全然頭に入ってこないし、テレビを見ていても全てが上滑りである。かといって音楽を聴いても心が震えることはないし、最大の関心事である「恋愛」にも興味がなくなってしまった。「最後の彼女」とのデートの2回目は全然どきどきしなかった。忙しい仕事の合間を縫って時間を割いてくれたのに、本当に申し訳ない。そんな精神状態だったので、1回目のデートに比べて自分を出すことが出来なかったし、彼女の話にうまく相槌を打つことが出来なかった。デートが終わり、3回目はないだろうな......、としょんぼりしながら、でも希望を捨てたくないし、彼女と恋人関係になりたかったので、3回目のデートのお誘いをした。返事はその日のうちに返ってきた。「是非是非。行きましょう!」と返ってきて、どのあたりに私の良さを感じてくれたのかが分からなかった。次のデートの日程が2週間後であることに内心ほっとしている。今の精神状態が1週間で回復する見込みはないので、デートが1週間後であれば彼女を満足させられることは出来ないし、私もデートを楽しむことは出来ないだろう。こんなことを今は書きたいんじゃない。どうしたものか。

 


今まで4人の女性、5回のデートを行ってきたが、自分を出すことを極力してこなかった。初対面で癖の強い私という存在を出してしまうことで相手が拒否反応を示してしまうかもしれない、という考えもあったし、本やネットの婚活指南本では、「自分の話はあまりしないこと、相手の話をたくさん聞いてあげること」と書いてあったので、相手がたくさん話してくれるように、うんうんうんうんと狂った首振り人形のように首を振り続けたり、そこまで興味のない話題を振ったりした。相手の話で違和を感じるぶぶんがあっても、それに対してツッコむことはせず、ひたすら聞き役に徹した。自分の話を好きなだけ話してすっきりした相手の顔を見て、「恋人関係になってからもずっとこのスタンスでいるとしたら、果たして恋人関係になることは私を幸せにしてくれるのだろうか」という疑問がもたげた。そもそも、どうして恋人が欲しいと思ったのだったっけ。周りの人間が示し合わせたかのように一斉に結婚をして焦りを感じたのが一番の理由だと思うが、その頃の不安定な気持ちを今も持続しているわけではない。ただだらだらと、婚活をしている。それが私の心を徐々に蝕んでいって、気候が不安定な時に心が砕け散ってしまった。こんなことを書きたかったんだっけ、私は。

 


最後の彼女が、私に対してどのような印象を持っているのか分からない。3回目のデートも快諾してくれたことは、少なからず好印象であることは推測できるが、別に恋仲になりたいとかそういうのではなく、普段の生活では味わえない刺激を求めているだけなのかもしれない。マッチングアプリ上でのメッセージのやり取りは一日に4往復ほどしてしていたが、LINEの連絡先を交換してからのLINE上でのやり取りは一日一往復になってしまった。勿論彼女が返事を渋っている、というかなかなか返してくれないの状況である。まあ、頻繁に返されたところで、「お、おう」となってしまうし、LINE上でたくさんお話をしてしまったら実際に会った時に話す話題が無くなってしまうだろう。でも、一日に一回しか返事がないのはなんでなんだろうか、仕事がとても忙しく、恋人でもなんでもない存在に構っていられるほどの余裕がないのかもしれない。ネットの婚活体験談を見ていてぞっとしたのは、良い感じに関係が深まっている相手に告白したら(確か5回ほどデートをしたとかだった気がする)「先日、あなたと同時進行で会っていた人と結ばれたので、すいません」と返されて死ぬほど後悔した、というものであった。もし最後の彼女も私と同時進行でやり取りしている男性がいるとしたら、という妄想はあながち机上の空論でもないだろう。「来週は友達が家にお泊りするので、次のデートは再来週でお願いします」という言葉をそのまま素直に受け取れないほど、私は軽く人間不信に陥っている。3回目のデートで告白するというのがネット上での総論のようで、3回目のデートで告白されなかったら女性は男性に対して興味を失ってしまう、ということも書かれていた。3回目のデートで告白しなかったら、というのは人によって異なるだろうから半信半疑ではあるが、でもそんな迷信を最後の彼女も信じているとしたら、私も次のデートで告白しないといけないことになってしまう。しかし実際に会ってお話をした時間が2回のデートを合わせても4時間程度なので、彼女のことをまだまだ知らない。だが、直感では「この子を逃してしまったら、絶対に後悔する」ということもあり、次回のデートで告白をしようと考えている。だとしたら、今までのデートでいくつかの伏線を張っておくべきだったし、ご飯を食べて解散するのではなく、ウィンドウショッピングや散歩などして彼女と過ごす時間を多めに取っておけばよかったと後悔している。3回目のデートで告白するということを知らず、最後の彼女に、「今度は〇〇を食べに行こう」と誘ってしまっていて、だから告白する場所はだいぶ限られてしまっている。私の理想では素敵な夜景を見ながら、であるとか、観覧車で二人きりのときに、であるようなシチュエーションが告白するにはいいのではないかな、と考えているのだけれど、お昼ごはんの場所が決まっていて、わざわざそこから観覧車のある場所へ移動するのは不自然である。そして彼女は極端に早い時間に寝てしまう可愛い生態をしているので、夜景が見れる頃には体もくたくたになってしまっていて、告白どころの話ではなくなっているのかもしれない。万事休すである。どうしたものか。幸い、デートまでにはまだまだ時間があるので、大学の恋愛マスター先輩に教えを請うのでもいいし、じっくりと一人でデートプランを練るのでもいい。ネットや本を熟読したり、2回のデートで手に入れた彼女の情報を考慮して、どのようなシチュエーションでの、どのような告白であればOKが出るのかもじっくり考えらえる。まだ10日間以上も時間があるので、じっくり考えればいい。

 

2月は3回のライブに行った。そのうちの1つしかライブの感想が書けていない。良いライブだったのに、感想を書くほどの力が湧かなかった。実は精神の衰えは自分が意識しているよりももっと前から始まっていたのかもしれない。そんなことは今更どうでもいい。明日はCRYAMYの、記念すべき1stフルアルバムのレコ発ライブである。FEVERでの開催、チケットは瞬殺だった。私は抽選の段階で手に入れて、思った以上の良番だったので震えている。手元には赤いアルバムがある。まだ封を開いていない。この音楽で2021年の私の人生が良い意味で狂わせるのか、と思うと聴く勇気が湧いてこない。今までライブでは幾度となく披露されてきたあの曲や、まだライブでは披露されていない、そして明日初披露される新曲、そして何百回も聴いてきた名曲たちがこの小さな物体の中に入っていると思うと、畏怖すら感じる。精神が死んでいるような状態で聴いていいような代物ではないとは思うが、明日のライブは万全の状態で臨みたいので、勇気を出してアルバムを聴かなければいけない。先程食べたキムチ鍋が良い具合に消化されてきて、このまま寝てしまいたい気分である。明日は久しぶりの在宅勤務なので、普段の平日よりも長めに寝れる。だからこうやって揺蕩っている時間を多めにとっても良いのである。良くはない。さっさとCRYAMYの新譜を聴いて、精神を打ちのめす必要がある。こんなことを考えている時間、それをだらだらと書いている時間が勿体ないので、今から封を開けます。さて、聴き終えたあとに私の心はどうなっていることやら......。

 

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2021年2月16日(火)

朝の出来事から書こうとして、指が止まった。一日のことを一から百まで仔細に描写することに厭きた。毎日変わり映えのしない日常を送っているので、今日も「朝は何時に起きた、まだ眠たさは十分に残っていた」と書くのだろうけれど、そんなことを書いても書く方はつまらないし、読んでいる方も飽き飽きするだろう。当分はそんな文章を書くのは止めて、思いついたことを好き勝手書き連ねていきます。

 


仕事に対するストレスが一切ない。経理に再び戻ってくることが出来た去年の3月以前は、ストレスだらけで発狂しそうになった。1年目、地獄のような研修、昭和体質が未だに抜けきらない会社に辟易。朝起きるのが早く、仕事中は意識が朦朧としていた。2年目、経理に仮配属。仕事内容は自分に合っていたが、上司ガチャ同僚ガチャで爆死。しょうもない作業で22時過ぎまで残ることに深い苛立ちを覚える。3年目、経理に入ってきた後輩に付き纏われて辟易。傍若無人の態度を貫き続けた彼はしぶとく生きている。引継も終わった最後のほうは比較的のんびりしていた。4年目、一番の困難。犬おやじにねちっこく叱責され、メンタルは崩壊。1カ月の休職を経て職場に戻るも、次は家電製品にいびられる毎日。いつか経理に戻るのだ、ということを心の支えにしてなんとか1年をやり過ごす。5年目、地元に戻る。自分のことばかり考えていて情けない人からは早々に離れることが出来るも、仕事自体にやりがいを見いだせない。うまくいくはずがない飛び込み営業を強制させられて、この会社を辞めて、違う職種に就ける会社へ転職することを考える。ここで転機が訪れる。上に訴え続けてきた「経理の仕事をさせてください」という声がお偉いさんの心を震わせ、3月に経理へ異動することに。6年目。コロナで灰色な日常。ライブが行けなくなり、旅行もすることが出来なくなり、家で韓国ドラマばかり見る。仕事はちいつまでたっても雑務ばかり押し付けられる。それがなんと現在進行形だという苦しみ。但し、責任が殆ど生じない雑務ばかりしているので、仕事でミスして給料を減らされるとか、答えの見つからない仕事でプライベートの時間も憂鬱ということはない。ただただ、イージーモードが続いているという状態。去年の12月に後輩が入ってきたが、その子は違うチームに組み込まれたので、未だ私が所属するチームの雑務担当は私である。仕事、いつから本気になれるのだろうか。

 


スマホの電源をそっと落とした。ここ1週間くらいだろうか、朝から晩まで「マッチングアプリの女性からメッセージが来ているかもしれない」という強迫観念にとりつかれ、何度も何度もスマホを立ち上げては消し、立ち上げては消しを繰り返した。結果、非常に精神がよわよわになった。恋人からの連絡が一向に来ない人はこんな気持ちなのだろうか。厄介なのは私が待ち望んでいる相手は恋人でもなんでもない人であることで、どれだけこちらが期待したところで期待したぶんのものが返ってくるとは限らない。それは恋人同士でも同じであるだろうが、マッチングアプリの女性だとより虚無が強い。そんな時間を四六時中過ごしていたせいで、軽く運動してもぐっすり眠っても終始ぐったりとした体が出来上がった。これじゃいつか体を壊してしまう、と危機を感じてスマホの電源を消した。私は何かに依存していないとうまく人生を歩いていけないような人間ではないと思っていたが、所詮は弱い人間だったのだ。スマホの電源を消したので、通知が気になってもわざわざ電源を立ち上げるのは面倒である。そんな不確定なことで悩んでいる時間があるなら、自分の心を安らがせるような行動を十分取った方がいいに違いない。そう思った私は久しぶりにBUMP OF CHICKENの初期の音源を聴くことにした。「THE LIVING DEAD」を全曲、好きなように歌い散らかしていたら中学高校のことを思い出して、しゅんとなった。BUMP OF CHICKENは私にとって「家」のような音楽で、荒んだ心を負った私を温かく迎えてくれる。何度も口ずさんだ歌詞を歌っていると、徐々に心の緊張が解れていき、普段通りの精神状態に戻ることが出来た。外部の出来事に「反応」しすぎていたのだろう。最近、ふと買いたくなって衝動的に購入した「反応しない練習」という本があって、それはまだ全然読めていないのだけれど、本の序盤に書かれている事だけで私がいかに外部の出来事に敏感に「反応」していたのかを気付かせてくれた。どんなときに緊張して体が強張っているのか。強張っている時間が長ければ長いほど、人は不安を感じてメンタルを崩してしまう。自分が外部の出来事に「反応」していることに気付くこと、「あ、体が強張っている」ということを意識するだけですっと緊張が解れていく。仏教の本なので最初はちょっと身構えていたが、文章が非常に優しいので、読んでいるだけで安らぐことが出来た。

 


これからは安寧とした日々を送りたいので、今後もスマホの電源は極力オフにするし、日程を跨ぐ前に寝るようにする。私の人生の舵取りは、私がするしかない。

 

Apple Musicに再び入会した。w.o.d.の新曲、ちょっと格好良すぎやしないか?

 

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2021年2月15日(月)

24時間のうち8時間は仕事のことだけを考えていてもおっけーな環境が整っている今日という日が愛おしい。一週間、全力で恋愛に臨んだ私はだいぶ疲れ、女性からメッセージが来ることにちょっぴりの恐怖を感じている。疲れた、一カ月くらいは自分の好きなことだけを考えていたい。小説を頭からけつまで一気にどばーっと読みたい。興味のない、面白みのない話題をえんえんと続けたくない。返信のタイミングとか考えたくない。デートの場所を考えたくない。返信が来ないからとやきもきしたくにない。ああ、ええいしゃらくせえ、と思っている私は恋愛に、結婚に至るまでの過程を楽しめない人間だろう。すぐに結果を求める、努力したらそれ相応の結果が返ってこないことに苛立ちを覚える、もうなんというかめんどくさい人間なんですよ。だから朝起きてご飯食べて電車乗って会社に着いて、「よっしゃ仕事やるぞー」というところで私はようやく水を得た魚のように元気になった。聞きなれた同僚の声が聞こえる、意識を集中するとその会話を楽しめる。集中したいと思ったらとことん集中して仕事に取り組めるのもおっけーだった。もう全てがおっけーな状態で、「婚活って、もうやめたほうがいいんじゃない?君には合っていないよ」と内なる自分が囁きかけてきた。うん、それについてはちょっと考える必要があるだろうけれど、今は仕事に集中したいから話しかけてこないでくれる?と強気な私は、次々と溜まった仕事を潰していった。コピーも井戸端さんもいない、おジイさんが横でちょこちょこ作業しているだけなので気楽な時間はずっと続く。作業をすると成果物が生まれ、自分は仕事をしている、今は意味のない時間ではないのだ、ということを手っ取り早く感じられて、午前はだいぶおっけーな気分だった。

 


爆弾低気圧が関東を襲っていたので、昼は馬鹿みたいに強い雨が降っていた。今日は近所のスーパーでパンを買って、それを食べて幸せを感じていた。油でまみれたカレーパンは私の胃袋をぎっとぎとにしてくれたし、チキン南蛮の油はカレーパンの油とうまく混ざり合って、最高んおハーモニーを奏でていた。で、ご飯を食べ終えてKindleで本を読んでいた。「異性の心を上手に透視する方法」という本で、どっかのだれかが薦めていて、「面白そうだな」と思って読み始めたら面白かった。今は生身の人間とぶつかり稽古をするよりも、本を読んで知識を蓄えたい時期であった。本は面白い、しかし眠気もあって、眠気を優先して30分ほど居眠りした。最高である。午後も午前と同じ感じで、より緩い感じで仕事を進めていく。一秒一秒が着実に前に進んでいる感触は私の心をときめかせてくれる、これこそ疲弊しきった私が求めていたオアシスである。何の事件も起きない、ただ人がいて黙々と仕事をしているだけの空間が全力で肯定されてほしかった。ああ、職場で仕事をすることの快適さたるや。今日を出勤日に決めた過去の自分に感謝した、明日も出勤したいんですけれど、駄目ですかね。コロナのほうもだいぶ落ち着いてきている。人出はそんなに変わっていないのに、何が原因で減っているのか。早急に調べて欲しいところである。

 

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このまま良い感じで新規感染者数が減っていき、春を終える頃には何の気兼ねもなく旅行に行ったりライブに行けたりしたらいいのにな。

 


充実を身体中に感じながら、定時で退社する。一人の部屋に戻るのが堪らなく寂しいのである。家に帰って興奮していた私は、安直な行動に出てしまった。冷蔵庫で冷やされた500mlの缶ビールを、ベーコンをおつまみにぐびぐびとやってしまった。久しぶりの労働で疲れた体に注ぎ込むアルコールは最高で、喉ごしの格別さがそれを証明していた。嫌なことなんてお酒を飲めば全て忘れるだろう、というダメダメ人間モードになってしまっていた。アルコールで気が緩んでしまい、最近の婚活のつらいことを思い出していた。二人とデートして、二人から二回目のデートのお誘いを無視されて、すっかり傷心していた。あー、なんで人生ってうまいこといかないんだろうな、と項垂れていた。そのときにふと、前の彼女のことを思い出していた。

 


愚行は後先かえらず。まあ返事は来ないし、冷静になっている今では会って何を話すんだよ、もう会いたくないよ、と勝手気ままなことを考えている。こんな風にお酒のせいで人生を破滅させたくないので、お祝い事以外にはお酒を飲むことを禁止します。家にたくさん転がっている缶ビール、全部中身を捨てないとだな......。

2021年2月14日(日)

今日はいよいよB子さんとのデートである。昨日の夜が遅くなってしまったので、疲労が今日まで遅延していた。万全の状態ではないことに、昨日一昨日の自分を恨んだ。しかし、恨んだところで体が回復するわけではない。出来る限り明るいことを考えながら、午前中は緊張と興奮が綯交ぜになった感情が継続していた。14時に新宿で待ち合わせをしているので、昼飯は早めに摂取した。匂いのきつくないものを食べ、ご飯を食べ終わるとシャワーを浴びて全身をくまなく洗った。不快なものは一つ残らず落すつもりで入念に洗い、お風呂から上がると新鮮な衣類を着て、軽くスプレーをかけた。姿見で自分の姿を入念にチェックして、欠如している、もしくは増大しているぶぶんがないか最後のチェックをした。体のぐったりを除くと完璧の状態になった私は、戦闘服に身を包んで外へと出た。

 

 

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デートが終わり、ぐったりした体と心を引きずりながらブックファーストへと向かった。どんどん押し寄せてくる後悔の念に苛まれながらなんとかブックファーストへ着くと、一番安心する文庫本コーナーへ急いだ。文庫本コーナーは私を優しく包み込んでくれる、まるで私のことを知り尽くしている旧友のようであった。本を一冊一冊丁寧に眺めていると、昂った感情が少しずつ解されていき、後悔の気持ちが落ち着きを取り戻していった。よくやった、あの瞬間で出来ることはやったはずだ、もう後悔はよそう。後悔するのではなく、あのときにどのように振る舞っていたら、どのような応対をしていたら、どのような話題を振るのが適切だったのかをしっかりと研究しよう。恋愛は勉強と同じで、テストが終わったらそのままにしておかないで、きちんと問題文を読み返して、自分がどこで躓きやすかったのか、どのようにすれば次から上手くいくのかを徹底的に研究すればいい。そういうことを考えられるメンタルになって、ふっと視界が広がった。本屋にはたくさんの人がいて、書店員も客もいて、そこに私がいた。たくさんの人がそれぞれの興味を持った本に向かっていて、たくさんの情報が蓄積された場所に佇んでいることは、どんな居心地のいい布団に包まっているよりも私を落ち着かせてくれた。ようやく元気が戻った私は無性に本が買いたくなって、それも普段は手を出さないようなとびっきり高価な本を買いたくなって、単行本のコーナーを入念に練り歩いた。RADWIMPSの歴史みたいな本があったのでそれを手に取り、あとは文庫本と漫画を数冊購入した。ほぼほぼいつも通りのメンタルに戻った私はいつもの喫茶店へ向かった。店内はたくさんの人が好き勝手振舞っていた。いつもであれば素通りしてしまうその光景は、今の私には刺激に満ち溢れていた。人と人が向き合ってコミュニケーションを取っている姿を見ると、他の人はどのような方法でコミュニケーションを堪能しているのかとても気になった。気になったが、先程のデートのことを忘れないうちにメモしておこうと思い、スマホのメモ帳に記録していった。どんな些細なことでも未来の私が輝けるために、入念に記憶を辿っていった。辿っていくにつれて、また深刻な空気が漂ってきて、でも本屋で吸収したエネルギーのお陰でそこまでダメージは大きくなかった。満足いくまでメモをした。急に知らない人間に囲まれていることを窮屈に感じて、急いで家に帰った。

 

<購入した本>

渡辺雅敏「あんときのRADWIMPS:人生 出会い編」
ケン・リュウ「神々は繫がれてはいない ケン・リュウ短篇傑作選」
門田充宏「記憶翻訳者 みなもとに還る」
七井翔子「私を見て、ぎゅっと愛して(上)」

 


家に着いた時の安心感は尋常ならざるものであった。もうこのまま布団にダイビングして、明日の昼過ぎまでぐっすり眠りを謳歌するんだ、という気持ちでいっぱいになった。今日の反省点を踏まえての今後の戦略を考えたかったが、あまりにも疲弊していたので30分ほど床の上でぐでぇっとしていた。このまま寝てしまおうかと思ったが、興奮は未だ継続しているようで、そいつのせいで睡眠にまでは至らなかった。ある程度体が回復したら起きて、親に電話をした。今は親の声を一秒でも長く聴いて、癒されていたかった。居心地があまりにもよかったので、1時間以上も電話をしていて、お腹が空いたので夕飯としてパスタにミートソースをかけたのを食べた。最近はたらこマヨパスタばかり狂ったように食べていたので、たらこマヨから離れた味を楽しみたかった。夕飯が一段落着いたところで、今日のデートのことを改めて思い返していた。その作業が一通り終わると、次に信頼しきっている恋愛系Youtuberの動画を見漁った。多分こんなことは現実では出来ないだろうけれど、それは他の人にとっても同様で、もしこれらが出来たとしたらライバルに一歩も二歩も差をつけられるのではないか、という気持ちで何本も見た。急激に、「もう恋愛のことを考えるのはしんどー」ってなって、無性に後藤と福徳がじゃれ合っている様を眺めたくなり、しばらくジャルジャルの動画を見た。1時間ほどそれを楽しみ、あーー、今日は自分は頑張った!!!ということを自分に言い聞かせて、マッチングアプリでマッチングしている他の人との会話を一通りこなし、C子さんとのデートの段取りを考えていた。次のターゲットはC子さんである。何度かやり取りをして、次の土曜日の昼過ぎに相まみえることとなった。「実際に会うと想像していた以上にちっちゃいよ?」と牽制をかけてくるC子さん。オーガニック料理が好きという要素は少々地雷感を匂わせるが、恋愛は経験を積み重ねることで成長していくというモットーに従っているので、会うことにした。デートの場所は男性が決めるべきであるが、どのエリアだと良いですか、と質問すると、「ここがいいかな、よく行ってるし。ここでいいかな」とC子さんがすぱっと決めた。そこはオーガニックをふんだんに感じさせる、C子さんのホームであるように感じられた。まあは経験だ、と自分を奮い立たせたが、試しにメニューを見てみると、「これでこの値段......!!!」となってしまったので、お財布には申し訳ない気持ちでいっぱいである。2月、デートをしなければどれほどの本が買えただろうか、と気が緩んだ時にふっと思ってしまうが、いやいやいやいや、デートすることも人生を豊かにしてくれる貴重な経験だよ、結婚したら一人の女性としかデートできないんだよ、寧ろこの期間をたくさんの女性とデートできる「無双」状態の期間だと思って、思い込んで、思い込ませて......くらいの気分でやっていきましょう。明日寝不足なのは本当にやなので、24時を過ぎたら早々に布団に潜り込みました。今日も女の喘ぎ声が響いているよ......。

2021年2月13日(土)

昨日の夜、無駄なよふかしをしてしまった。23時ぐらいにプロフィール写真無しの女性から「いいね」が来た。プロフィール写真を載せないような女性は婚活に対して本気ではない、ただ孤独を埋めたいから話し相手を探している、と思っている。婚活目的の私には、時間の無駄なのでそんな人とコミュニケーションを取っている時間はないのだが、ちょうど空白だったので試しにメッセージを送ってみた。ものの数分で返信が来た。共通の趣味が無かったらそのまま放置していただろうが、漫画が好きだということでちょっと興味を持った。何度もやり取りをしていたら26時を過ぎていた。慌てて電気を消したが、あとの祭りである。朝はなぜだか知らないが普段の休日より早く起きてしまった。眠たかった。眠たさの塊が目蓋の上で陽気に転がっていた。二度寝するほどの体力が残っていないので、そのまま起きていた。まさに「ぼおーっとした」状態が続き、本を読んでいてもすぐに集中力が途切れた。明日のデートでちょっぴり緊張していて、今度こそは失敗しないぞ、という気持ちに急き立てられて婚活の本を読んだり、YouTubeで関連動画を眺めていた。こんなことをしても結局は付け焼刃に過ぎず、経験を積んでしか自分の理想の状態で臨めないだろう。そもそも、寝不足の状態でまともにコミュニケーションが取れないんじゃないか?、と思うと、余計に昨日のよふかしが恨めしくなった。そのあとの記憶は非常に乏しいもので、17時にライブがあるのでちょっとばかし家でのんびりしてから代官山へ向かった。

 


ライブで体を存分に動かしたので、疲弊が全身に張り付いていた。セブンイレブンでお茶を買い、それを一気に飲み干すと、東急東横線に乗って渋谷へ行った。既に19時を過ぎていて、人が渦のようにとぐろを巻いていたので早々に退散した。家にたどり着くと床にべたっと寝ころんだ。明日会う予定の女性から連絡が来ていた。丁寧なメッセージから、彼女の人柄が窺えた。明日のデート、うまくいけばいいな、と思いながら、本を読んで明日の準備を行っていた。だから、今更無理やり知識を詰め込んだところで、本番でそれを披歴するのは困難だって、女性の話についていくので精一杯になるはずだから、と思いながらも、ずるずると恋愛に関する情報を吸収していたらまたもは25時を軽く超えていた。体は全然回復していない。この時間で寝てしまったら明日はどんな時間に起きようともぐったりからは免れることは出来ないだろう。今日のライブで動き過ぎるんではなかった、と後悔しながら、隣から聞こえてくる女の喘ぎ声をBGMに眠りへと落ちていった。

2021年2月12日(金)

平日なのに8時過ぎまで寝ているのがなんだかおかしかった。今日は銀座でお寿司を食べるぞ、銀座でお寿司を食べるぞという気持ちでいっぱいだった。朝すぐに外に飛び出したら偉い人に怒られそうだったので、午前中は家でのんびりすることにした。ちょっとだけ読んでほったらかしにしていた川上未映子の「夏物語」を読んだ。この人の小説はどれもヒリヒリとした感触を携えていて、登場人物の気持ちが読んでいる人間にどばっと移植されるのが怖いので、ただたどしく読んでいった。明るくない話を読んでいるとちょっとだけテンションが上がる変態なんだけれど、この話の明るくなさ加減は度を越していて、だから私は読みながら「どうか幸せな感じで終わりますように」と誰にお祈りするわけでもなくお祈りした。読んでて疲れたので、次に瀬尾まいこ「夜明けのすべて」を読み進める。こちらもどちらかというと暗い話で、でも瀬尾さんはポップな感じの暗さというか、暗さの中に希望をそっと閉じ込めるのが上手な小説家だ。扱っているテーマは暗いのにぐいぐいと読み進められるのは文章が読みやすく書かれているからであるし、あとは登場人物の感情とか行動が、なんというか画一的だな、という意地の悪いことを考えてた。彼女の小説は中学生の時から読んでいて、その頃から読みやすい印象を持っていて、それは30手前になっても変わらなかった。半分以上を読み進めて、このままだと読み終えてしまう、と恐れてそっと本を閉じた。12時手前だった、家を出るにはちょうどいい時間だった。

 

 

お腹を空かせたまま銀座へと向かった。平日の昼間だからか、いつも乗っている電車はずっと乗っていたくなるほどに空いていた。寿司屋に着いたらちょっとだけ待った。空席はあるのだが、人が密集しないように、という配慮なのだろう。カウンター席に案内され、平日限定のランチセットと好きなお寿司を数巻頼んだ。隣はどちらもカップルで、一人でカウンターでお寿司を食べるのはちょっぴり緊張した。ネタは抜群に美味しく、目の前でお寿司を握ってくれる板前さんは感じが良い人で、なんだかとても素敵な空間だった。鮪がいつも食べているセットのとは違う、とても肉厚な鮪で、ずっと噛みしめていたいほどに美味しかった。40分ほどで食べ終えてほっと一息ついていたら、目の前の板前さんから、「外は寒いから、ゆっくりしていってくだせえ」と温かい言葉をかけてもらった。その言葉に甘えて20分ほどお茶を飲みながらのんびりとしていた。お寿司を私の心を豊かにしてくれる、私の人生になくてはならない存在だということを改めて痛感させられた。あれだけ幸せな体験をしたのに、会計は1,500円にも満たなかった。この間のデートで食べたパスタは2,000円を軽く超えていたっけ、と思うと寂しい気持ちになった。美味しい物には惜しみなくお金を使いたいけれど、そこまで好きではないものにはそれ相応の対応をしていこう、そうしたほうが後悔が少なくなるだろう、と自分に言い聞かせた。

 

 

外はすっかり春みたいな感じで暖かく、着ていた上着が鬱陶しく感じられるくらいだった。本の取り置きをしていたので、教文館へ向かった。2階にレジがあって、そこで店員さんに取り置きした本のことを伝えた。取り置きしたのは弘中綾香さんの「弘中綾香の純度100%」のサイン本だった。テレビでちょくちょく見かけることが多く、笑顔が素敵な人だな、ずけずけと物を言う人だな、という印象だけしかなかったが、サイン本マニアの私は夢中になって本屋に電話をしていた。無事に買うことが出来てよかった。そのあとに喫茶店でのんびりしようかと思ったが、平日なのに銀座は人で溢れていたので早々に退散した。

 

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丸ノ内線の電車でに揺られ揺られて新宿へ。読みたい本があったのでブックファーストへ。「100日で結婚」というインパクトのある題名だが、一度ちらっと読んだ感じではしっかりとした内容だったので、これは買って熟読しておきたいと思ったのである。そのまま家に帰って読むのもよかったが、ちょっと疲れていたので近くの喫茶店で先ほど買った本を読み進める。「100日で結婚」という題名は誇張ではない、本当に100日で結婚するためにはどうすればいいのか、ということが事細かく書かれていた。婚活本は著者の勝手な思い込みがつらつらと書かれているものが多くて読んでてうんざりすることが多いが、結婚相談所の仲人をしているこの本の著者は結婚相談所で実際にあったエピソードを交えながら、具体的にどのようなことをしていけば100日で結婚にたどり着くことが出来るのか、ということを丁寧に冷静に書いている。幾つかのポイントは以前読んだ「はじめての男の婚活マニュアル」と通じるぶぶんがあり、それはおそらく真実なのだろうと思う。自分が興味のあるテーマだったので眠たくなることなくぐいぐいと読み進めることが出来た。最近、私は婚活に疲れていて、「もう諦めようかな」という気分に浸っていた。しかしこの本を読んで、「もうちょっと頑張ってみようかな」と思えた。身近に婚活の相談を出来る人がおらず、結婚相談所に入会していないので、自分一人で婚活をしているのだけれど、婚活はなかなかハードなものだと思う。自分がいいと思った相手とマッチングすることはなく、そこまで興味のない人からいいねが来て、上手くいかないことが多い。ちょっといいかもな、と思っていいねを送った人とマッチングしたとしても、メッセージがうまく続かないことがあったり、一方的に無視されることが多い。そういった「うまくいかない」経験が積み上がっていくと、「自分は魅力的な人間ではないのかもしれない」と落ち込んで、そんなことで落ち込むくらいなら......、とアプリを開かなくなる。そういう辛いぶぶんが多いので、最近は婚活に対するモチベーションが殆ど残っていなかったが、どれだけ傷付こうが辛抱強く婚活を続けたものが結婚にたどり着ける、ということを「100日で結婚」からひしひしと伝わってきて、折れかけていた心がちょっぴり復活して、「しんどいけれど、これは将来の幸せのためであるのだ」と思えるようになった。家に帰ったらまたアプリを開いて、積極的に婚活を進めていこう。そう思えただけでも、この本は私にとっては「買い」の本でした。

 

100日で結婚 (星海社新書)

100日で結婚 (星海社新書)

  • 作者:鎌田 れい
  • 発売日: 2021/01/27
  • メディア: 新書
 

 

家に帰って、マッチングアプリをぽちぽちして、ドラマを見たり本を読んだりしていくとあっという間に時間が流れていった。ネットで偶然見つけた「アラフォー独身男の婚活ブログ」というのをこんこんと読み進めていった。

 

konkatsu55.com

 

ブログには結婚相談所に入会したアラフォー男の婚活における苦悩がつらつらと書かれていた。「ああ、こんなことあるよな」と共感の嵐だった。私だけが辛いわけではない、婚活をしている人は誰しもがしんどい思いをしながら進んでいるのだよな、ということをひしひしと感じさせれた。彼の体験談に共感するとともに、こういう風にすればもうちょっとうまくいったのではないか、ということを自分勝手に思ったりもした。それは実際にしてみたらうまくいかないものなのかもしれないけれど、やってみないと分からないものである。婚活はとにかく一人の女性に期待を持ちすぎるのではなく、複数の女性と同時進行で仮交際していくのが大切で、自分なりにモチベーションを保てるような工夫をしないといけないんだよな、と痛感させられた。最後まで読ませて頂きます。

 

 

一日の最後にようやくmillennium paradeの「THE MILLENNIUM PARADE」 を聴くことが出来た。ぼんやり聴いていると日本人が作っている音楽には感じられず、本当にこれ、King Gnuの人が作っている音楽なの?と半信半疑だった。絶妙に心地いい音楽がずっと流れていて、一回目なのにすっと音楽が体に滲みわたっていった。どうせ歌詞もいい感じの事を歌っていることだろうから、次に聴くときはきちんと歌詞を見ながら聴いてみようかな、と思わせてくれるほど素晴らしい音楽だった。明日もきっと聴くよ。

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2021年2月11日(木)

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上記の記事の通り、今日は睡眠で一日が終わってしまうという悲しい一日であった。そんななかでもなんとか成し遂げたことがあって、読みたい読みたいと思っていた尾崎世界観の「母影」をようやく読んだ。女子小学生から見た世界はあまりにも残酷過ぎて、女子小学生の視点でえんえんと描かれるそれは目を背けたくなるもので、でもそれはしっかりと見つめないといけないものであると思う。こういう世界があるということを世間は隠したがるけれど、こういう世界で生きている人がいるし、その人たちの暮らしを丁寧に掬い上げることが出来る尾崎は本当に才能を持った人間であるよな、としみじみ思った。もっと彼が書いた小説を読みたいと思った。年に1冊くらいのペースでもいいので、どうか小説の方にも力を注いでくれるとうれしいです。それと、そろそろクリープハイプの新しいアルバムが出来たらそれもとても嬉しいので、どうか、どうかよろしくお願いします。久しぶりのライブに行きたかったな。

 

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たくさん寝て体力はあり余っていたので、リングフィットアドベンチャーで30分ほど身体を動かす。ようやくレベルが60になった。運動は毎日しないと効果がないと分かっているのに、ちょっとでも日常で動いてしまうとゲームで体を動かすのが億劫になる、そんなことをしているよりだらだらとドラマを観ていたい、そろそろ30なのに思考が高校生のままで止まっているの本当、どうにかしたいのですが 

 

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今日も健康的な時間に眠気がやってきて、さっさと布団にはいっておやすみなさいをする。

2021年2月10日(水)

出勤。刺激の強い本を読んで、そのままのテンションで寝てしまったので朝から変な気分だった。テレビを見ていても落ち着かないので、Echo Showで適当にJ-POPを流し、歌っていたら時間になったので外に出た。

 

 

今日は私のチームはフル出勤。それぞれが違う軸で働いているので、決して交わることはないし、その方が私にとっては都合がいい。会社の中にいると外の天気が良いのか悪いかの分からなくなる。外の様子が良く見えないような作りになっているので、会社の中にずっといると気分が悪くなってくる。名古屋の時は外に出ることが安易に出来たので頻繁にリフレッシュできたが、東京だと勇気がないとリフレッシュできないし、勇気を出したら怒られる作りになっているので、不快なまま我慢するしかない。

 

 

今日は朝から外へ行く用事があり、それが思った以上に時間がかかった。書類の不備がたくさんあったので、私が外部の人間から叱られることになった。書類を作った本人は呑気に休暇を取っていて、書類の不備があるからこのままだと今日中に提出出来ないぞ、と電話をしたら慌てていた。誰かが圧倒的に悪いわけではない、ただ中途半端な気の緩みによって書類の不備が生じ、それの負の要素を私が引き受けることになっただけだ。「もっと融通を利かせてくれればいいんですけどね」と書類の不備君は言っていたが、それはあんたの台詞ではないでしょうが、と苛立ってしまったが、こんなところで感情の発露を行っていても人生の損失なのでぐっと堪えた。改めてだけど、人生の損失ってなんだ?

 

 

そんなこんなで午前中は自分の仕事をすることなく終わってしまい、昼飯は久しぶりに弁当を食べた。近所の商店街の奥まったところにある激安スーパーで購入したハムを適当な大きさに切ったのと、だいぶ前に購入した唐揚げを食べて、もうちょっと健康的な具材を詰め込んだほうがよかったかな、と反省した。ご飯を食べ終わって音楽を聴こうとしたが、眠気がひどかったので30分ほどの時間を睡眠に充てた。

 

 

午後もゆったりとしていた。そもそも「忙しくてどうにかなりそう」という時間がここ数カ月はなくて、それは私にとって良いことなのか悪いことなのかの判断が未だについていない。自分を追い込んでくれるような環境に長い間身を浸しているとそれなりの成長が見込めるのだろうか、そもそもこの職種においての成長ってなんなんだろうか、と考え始めたら沼に嵌ってしまいそうになったので早々に切り上げた。

 

 

発表があった。去年の12月に経理に配属された女性社員がこの度結婚された、と嬉しそうに上司が話していた。最近の子は結婚するのが早いな、と思いながら、そういえば私が以前経理にいた時に後輩として入ってきた女性社員も早々に結婚していたっけ。その子はなし崩し的に退職して、同期の人事と結婚していた(順序が反対か)。今回も退職しなければ良いんだけれど。そんな発表があって、既婚組はにこにこしていて、独身組は多少気が荒ぶっているように感じられた。結婚という言葉を当分は聞きたくないような気分だった。結婚する前に、まずは一人でも人生を充実させられるようにならないといけないなと思う。結婚したからといってつまらない人生が一気に明るくなるわけではない、一人でも充実した人生を送れるような人間だからこそ結婚しても充実できるのだろう。ということをだらだらと考えていたのは、まだまだ結婚に対して未練があるからだろう。母親に、「そろそろ結婚したほうがいいだろうか」とたまに聞くことがある。「まだ30前なんだし、そんなに急がなくてもいいんじゃない」と言う。本当はどう思っているのかは知らないけれど、ゆくゆくは結婚して欲しいとは思っているんだろうな、ということは表情の些細な機微で察せられる。なんでこんなことを書いていたんだろう、今は仕事のことを書かなければいけないではないか。というわけではない。特にすることもなかったので、定時に帰った。 

 

 

新宿へ行き、仕立てが済んだスーツを引き取り、紀伊国屋書店でちょっとだけぶらぶらしてから帰った。明日あたりに尾崎の小説を読もうか。 

 

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家に帰って、乗代雄介の「旅する練習」を読んで、読み終わった。相変わらずなかなか頭に入ってこない感じが乗代雄介の感じがした。今回の作品は今までのと比べるとちょっと微妙かな、最後にあんな展開にするのも謎だったし。もうちょっと明るい感じの物語を読みたいので、来年くらいに出してくれるかもしれない作品に期待しています。

 

私しか見なかったことを先々へ残すことに、私はー少しあせっているかも知れないがー本気である。そのために一人で口を噤みながら練習足らずの言葉をあれこれ尽くしているというのに、そのために本当に必要とするのはあらゆる意味で無垢で迷信深いお喋りな人間たちだという事実が、また私をあせらせる。

乗代雄介「旅する練習」p97

 

旅する練習

旅する練習

 

 

そのあとも本を集中して読んでいた。静かな夜だった。明日は久しぶりの祝日で、でもそこまで嬉しくなかった。明後日は会社から強制的に取らされた休みで、だから4連休になるのだけれど、そんなに休みが続くならどこかに旅行に行きたいと思う。でも今はそんな雰囲気ではないことは重々承知しているから、面映ゆいというか、地団駄を思いっきり踏んで周りにアピールしたい気分だった。最近は素直に眠気がやってくる、それに抗うことなくすっと寝ることが出来た。 

2021年2月9日(火)

先週の木曜日ぶりの出勤なので、少々の緊張が燻っている。電車はそこそこ混んでいた。会社に着くとそれなりの人間が出勤しており、窮屈さを抱えがら仕事を始める。先週の頭にZ君の手下から仕事の依頼があり、それはZ君の手下とZ君が上司から任された仕事であったが、二人では到底こなせる量の仕事ではないことでこちらにも飛び火した。「諸君に告ぐ」と偉そうなメールが来て、これこれこういうミッションがあるから、何日までに遂行せよ、とふざけたメールが来て、こいつら頭大丈夫か、と怒りを通り越して心配になった。面倒な仕事ではあったが、仕事が遅延することでZ君らにぐちゃぐちゃ言われるのが鬱陶しかったので、さっさと終わらせて提出した。次の日、「これこれこういうぶぶんがおかしいぞ」というメールがZ君から来て、こいつ、本当に大丈夫なのかよ、とさすがに苛立ちを覚えた。まずこの仕事は私が上司から直接的に依頼された仕事ではない、お前が依頼されてそれを私に「お願い」したんだから、まずは「手伝ってくれてありがとう。でもちょっと間違っているぶぶんがあって、修正してほしくて......」くらいのテンションで来るべきではないのか。ろくに説明もしないで不躾に仕事を押し付ける、その方法がおかしい、そのあとのフォローも腐っている、こいつこんな感じで6年間も仕事をしてきたのかよ、自分のことしか考えていないのかよ、と怒鳴りつけたくなった。そんなことをしてあげるほど私は優しくないので、間違っていたぶぶんを迅速に修正し、再度提出した。その後、仕事を手伝ってくれたことに対するお礼はメールでも対面でもなかった。そういう人間は、もうそういう人間のままで生きていくんだろう。お疲れ様でした。

 

 

むしゃくしゃしていたので、昼ご飯は安直に外食してしまったこんちくしょう。いつもの海鮮丼のお店で海鮮丼を食べる。最近は異常に混んでいて、人が常に入り口で待機している状態。緊急事態宣言とはなんぞや、と思うくらいに人の行き来が激しい。今日のフロアの人は新人なのか、店長と上手く意思疎通が取れていなくて、非常にテンパっていた。海鮮丼は安定して美味しかったが、あまりにも贅沢な食事なので、月に一回がせいぜいだろう。会社に戻って音楽を聴いていたら昼休みが終わった。

 


午後ものんびりと仕事を進める。今日は元々在宅勤務をする予定であったが、コピーが「一人は嫌だ」とごねるので、仕方がなく昨日を在宅にして、今日は出勤にした。ぼおっとしているのか、コピーはいくつかの失敗をしてしまっていたし、それを悪びれる様子もなかった。ふ~ん。そんなことをいちいち意識するのは人生の損失なので、自分の仕事を集中して進めていった。定時になるまでのんびりとしたペースで進めた。定時になったらさっさと帰った。帰りにちょっとだけ新宿を散歩して、日中の運動不足をちょびっとだけ解消したつもりになった。家に帰っていつも通りのキムチ鍋を食べ、高石宏輔さんの「あなたは、なぜ、つながれないのか: ラポールと身体知」(2015)を読んでいた。

 


読んでて自分がどれほど鈍感な人間であるかを思い知ったし、これからどうしていけば人と深いところで繋がれるのだろうか、ということを真剣に考えたくなった。多分この本は私の人生を変えうるほどの力を持っているし、これからの人生の中で何度も読み返して自分を律することだろう。こういう本に出会えることは読書家冥利に尽きる。たくさんの本と触れてきて本当に良かったと思っているよ。

 


上記の本は読んでいて非常に神経を使うので、途中途中で道楽を演じてほどよく心身をリフレッシュさせていた。マッチングアプリで興味のない人と何回かやり取りしていた。異性とのコミュニケーションの練習を兼ねて、こんな風に答えたらこういう風に返って来るだろうか、とか、こういう風に質問したら心地よく感じるだろうか、とか、そんなことを考えながらやり取りした。驚いたのが、お世辞で「編み物が上手なんですね。すごい」と上っ面なことを言ったら、「そうなんです」と返ってきたことで、こういった感性の人もいるんだな、自分とは合わないだろうな、といい勉強になった。

 


Catfish and the Bottlemenを聴いて躍っていたら眠くなったので、布団の上で横たわっていた。寝ていた。