眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

嫌いになってしまった人を好きになることは出来ない

私が以前、経理に所属していたときの苦手な先輩(Aさん)の話である。決算の時だったか、急にAさんに呼び出されて会議室に二人っきりになった。「お前、自分がしたことがどれだけ周りに迷惑を与えるのか、少しでも考えたのか」と凄い剣幕で捲し立てられ、なんのことだか。話をしていくうちに、当時私が担当していたとある業務のことについて、不備があったから指摘したということであった。その業務の引継ぎの際、表層的なぶぶんしか教えられず、その業務が如何に重要であるかまでは教えられなかった。いついつまでにやっておけばいいよ、という言葉を鵜呑みにして、そのようにしていたら急に怒鳴られる始末である。「お前今までどんな風にこの仕事をしてきたんだよ!」と唾が飛びかねない勢いで話しかけてくるもので、こっちもイラっとしてしまい、それが顔に出てしまったのだろう、「なんだその態度は、おい!」と更にAさんの怒りはヒートアップしていく始末。Aさんと話していても埒が明かないので、上司に助けを求め、これこれこういう風に怒られているが、ここまで教わっていない、ここまで自分はしたんだからここまで怒られる謂れはない、ときちんと伝える。御校の上司が間に入ってくれたお陰で、この騒動は最終的には落ち着きを戻した。私が全面的に悪いわけではなかったが、落ち度はあったことは認める。しかし、経理配属されてまだ半年も経たないぺーぺーをそこまで追い込むのはどういう神経をしているのか、怒るのではなく問題を解決するにはどうすればいいのかを一緒になって考えてくれるような先輩だったら、その人のことを信頼することが出来たのに。その騒動以前にもAさんの気に食わない言動のせいで、私はすっかりAさんのことが大嫌いになってしまった。ちょっと複雑な家庭を抱え、それ以外にも頭を悩ます問題があるからといって、そのストレスを仕事で発露させるのははっきり言って「出来た社会人ではない」と思います。自分の父親が仮に職場でそのようなふるまいをしているとしたら、正直しんどいだろうな。営業で2年のインターバルを挟み、またAさんと同じ敷地内で働くことになりました。部署が違うので業務での関わりは薄いです、すぐ近くにAさんがいる、そして彼の声が聞こえてくると不快な気分になってしまいます。もう彼のことを好き、とまではいかないけれど冷静な目で見ることは出来ないだろうなと思います。この経験から、同僚、特に後輩が業務上のミスをした際の対応はしっかりとしないといけないと痛感させられます。もしあの時、Aさんが私の話を少しでも聞く姿勢を持っていてくれていたら、少しは苦手度合いが弱くなっていただろうな。最近の話になりますが、ちょっと苦手になりつつある先輩がいます。このブログを熱心に読んでくれている人ならその人が誰だか分かると思いますが、コピーロボット先輩のことです。彼は熱心に仕事を教えてくれるような人間ではなく、一度教えれば次からは完璧にできるだろう、深くまで教えなくても勝手にやってくれるだろう、といった人です。私語も殆どしませんし、そのような態度でずっといるので、もう私は彼を信頼することが出来ません。仕事をしているうえで分からないことがあって、彼に訊こうとしてもまず自分の考えをぺらぺら話し出してしまって、私の話に耳を傾けてくれようとしません。彼にはあまり周りが見えていない、自分のことでいっぱいいっぱいなのでしょう。そんなわけで、最近は仕事で躓いてしまったら他の同僚、あるいは先輩に訊くようにしています。彼に問題を訊いてごりごりと体力を削られるくらいなら、他の人に助けを求めた方が1,000倍はマシです。という風に後輩から思われていることを彼は気付いているのでしょうか。気付かないだろうな、それに気付かないくらいだからこんな風に私が頭を抱えているのだろうな。とまあこんな感じで、先輩に恵まれずに仕事をしていますが、意図的に危害を加えてくるような人間が周りにいないのと、業務が楽過ぎてほぼ毎日定時で帰ることが出来るので、当分は今の会社にしがみつくことにします。ああ、先輩に恵まれる人生がよかったな。