眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

何もする気が起きませんでした

金土日、と私には許された時間がたくさん用意されていた。何をしてもよかったのに、私はその時間を勿体ない使い方で台無しにしてしまった。何もする気が起きなくて、ただ椅子に寝そべってぼおっとしていた気分だった。どれだけの時間が流れてもやる気が起きなくて、これは、まさか、いつぞやぶりの「」なのではないかと勘ぐってみる。ここまで何もする気が起きないのは異常である。通常であれば「韓国ドラマを観てえ」とか「小説をとことん読むぞ」とか、そんなふわっとした欲望が私を浸していくのだけれど、この金土日はただ、何もしたくない。そこに存在したくもないと思っている時間もあって、ではなぜ今私は生きているの?と感傷的になってみたりしてみた。金曜日に食べた、山椒のむちゃんこ効いた担々麺で脳のあるぶぶんがやられてしまったのだろうか。それとも日曜日のどうしようもない低気圧でくたびれているのだろうか。土曜日は、だからずっと寝てて、これは鬱のときになる眠り方だな、と後で気づいた。たくさん寝たはずなのに、25時くらいになってちょっと眠たくなって目を瞑ったらすぐに寝てしまって、次の日は朝の7時半に起きてしまうのも、鬱の兆候である。久しぶり、いつぶりか忘れてしまうくらいの鬱の序盤に戸惑って、「鬱のときはどうすればいいのだっけ」と途方に暮れている。鬱について真剣に研究したことが無いので、どのようにそれに対応していけばいいのか分からない。精神安定剤を多めに飲んでいたんだっけ。でもそんなことは先生に相談してからしたほうがいいような。そもそもなんで鬱っぽくなったのだろう、別に仕事でストレスを感じているわけではないのに。どうして私はこんなにも脆弱な心しか持ち合わせていないのだろう、強靭な心があればなんだって、知らない人に気軽に話して友達になったりできたりするのに、とか思ったけれど、私は人間が嫌いなのでそのようなことをする必要は感じられなかった、雨が降っているような降っていないような、でもぽつぽつと途方もない、しょうもない音がちょっと聞こえてくる。

 

 

岬書店から出版されている「ブックオフ大学ぶらぶら学部」という本が読みたくなって、ネットを旅してみたけれど既に売り切れていてしょんぼりしている。岬書店の「本屋さんしか行きたいとこがない」も一通り探してみたけれど売っている店が見当たらなかった。しょんぼりしている。大人しく多和田葉子の「地球に散りばめられて」を読み進めていく。よく分からないけれどなんだか少しは分かる、ようなぶぶんがずっと続いている。不思議な読書体験が続いている。

 

 

そうか明日は会社に行かなければいけないのか。ちょっとだるいわ。