眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年7月27日(月)

「すぐこんがらがって悩んで 幸せなはずがもやついて
またゼロに戻った気がして迷路です
けれどふとしたことで一瞬で ほころぶ
そんな風に そんな風に きっとできそうだね」

 

熟睡は叶わなかった。5時に起きて、すぐに寝られずにうだうだして。寝たと思ったら6時に起きて、そこから浅い睡眠を繰り返していたら起きなければならない時間になっていた。相変わらず平日の朝は憂鬱で、次の行動を取ることが非常に億劫で、仮病で会社を休んで一日中、生ビールをぐびぐびしていたい気分だった。気分だったけれどなんとか自分を奮い立たせて、朝の支度を次々とこなしていった。西日本は今週末に晴れるが、東日本はまだまだ雨が続くでしょう、とテレビが言っていて朝から脱力してしまった。フルグラが今日で無くなっていたので、今日の帰りに買っておかないといけない、ことを忘れてしまいそうである。牛乳も底をついてしまった。月曜日の電車は相変わらずたくさんの人が乗っていて、こんな劣悪な環境に耐えてまで出社する意味とは、社員を守ってくれないような会社に勤める意味とは、はした金のために命をかける意味とは、といろんな疑問が頭の中をぐるぐるぐーるぐるして、全てがどうでもよくなった。全てはどうでもよくて、でもそれは今までの私が築き上げてきたものであり、簡単に手放すことは勿体ない気がした。諦めて今日もふつうの面して会社に来たけれど、いつ発狂してもおかしくないな。

 


席がようやく固定する。自分の席。自分だけの席。正面には仕切り板が設けられ、飛沫感染を防いでいるつもりだろうか。それにしてはやけに低い仕切り板である。ようやく落ち着いて仕事が出来るのだろうか。午前中は慣れない環境にとまどいながら、徐々に業務をこなしていくスピードを上げていく。周囲には人間がたくさんいて、とてもじゃないけれど落ち着くような環境ではないが、目の前にある業務に集中していく。ようやくお昼休みに入る。今日は外食する気分だったので、テキトーにぶらぶら歩いて、うどんの店に入る。温玉かけうどんを一心不乱に啜る。あっという間にうどんを平らげてしまったので、大人しく会社に戻る。音楽を聴きながら、ネットの海を泳ぐ。新しい環境に若干興奮しており、おちおち寝ることも叶わなかった。午後がぬるっと始まった。上司が来て、私とコピーロボットにめんどうなことを押し付けてくる。どちらが失敗したのか追及してくれ、とのこと。う~ん、犯人捜しをするには時間のかかる作業だし、どちらが悪いか分かったところでなんなのだろうか。こちらに非を押し付けられてプライドが傷つけられたのか。そのプライドを守るために、部下に不毛な作業を強いるというのか。面倒で仕方がない。出来ることなら聞かなかったことにしたいが、何度も進捗状況を確認してきたので、明日にはしなければいけないのだろうな面倒だな面倒なのが仕事なんだな、とは割り切りたくない。不条理なことに関してまだ我慢したくない、私がここで我慢してしまったら、これくらいのことなら部下はしてくれると上司が勘違いをしてしまい、後から入ってくる子たちに迷惑が掛かってしまうかもしれない。ただ、今回の件に関しては断っても断り切れない案件のような気がしているので、嫌々やることになるだろうな。でもこんなことのために残業をするのは時間の無駄遣い、ドブ遣いになってしまうので、定時内で時間があるときにやれたらいいな。やっぱり面倒だな。

 


室内がとにかく暑い。人口密度は変わっていないはずなのに、息が苦しいほどに蒸し暑い。どうにかならんものかな、と思っていたら誰かがちょんぼをしていたようで、エアコンの電源が入っていなかったようでした。しょうもない顛末。しかし、エアコンを作動させてからもそこまで涼しくならなかったので、これからの私の仕事の効率は悪くなっていくことでしょう。

 

 

ペットボトルのお茶をちびちび飲んでいた。室内なのに全然快適ではないので、喉が渇いて仕方がない。ちびちび飲んでいたのにあっという間に600mlを飲み干して、追加でもう一本購入した。それもみるみるうちに減っていき、定時になる頃には飲み干してしまった。今日中にしておくべきことはないので、定時で帰った。駅は怒号のようなものが飛び交っていて、道行く人は皆、血走った眼で改札を目指していた。本日の東京における新型コロナの感染者数は100名台だったが、そんなのは冷やかしのようなもので、あっという間に500人台に到達してしまうだろう。第一波を完全に鎮静化させなかったツケが回ってきているのだ。これは第二波ではない、長引いている第一波が爆発しているのだ。一度目の電車は人間がぎゅうぎゅう詰めにされており、乗ることは叶わなかった。二度目の電車にえいやっと飛び乗り、あとからあとから飛び込んでくる人間に押し潰されそうになりながらもなんとかこらえ、最悪な環境のもと電車は進んでいた。ふと、研修生のことを思い出していた。共用の固定電話が鳴ったとき、その電話を取るのは研修生の仕事の一つで(彼らに掛かってくる電話なんて存在しないのに!)、電話が鳴るたびに必死になって取っている男の子がいた。その子とは対照的に、厭世観を滲ませながら存在している女の子がいて、その子が仕事をしている雰囲気は殆ど感じられず、ふと見かけると同期の子と会話に興じていて、非常に楽しそうな雰囲気が漂っていた。業務に偏りが生じるのは仕方のないことだけれど、それに関して上の人たちがなんの指摘もしないで見て見ぬふりをしているのはどうなんだ、その女の子も少しは仕事をしているふりくらい見せたらどうなんだ、そう思ってしまうのは余計なお節介というものなのだろうか。それのせいではないけれど、いやそれのせいでも少しはあるのだけれど、なんだかストレスがぎゅっと溜まっている気がして、それを発散させるには大声で叫び出したくなった。

 

 

家に帰ってどうにもこうにもいてもたってもいられなくなって、久しぶりにアルコールを摂取してしまった。缶ビールを一気に飲み干す。美味い、と感じるということは疲れている証拠なのだろう。そのままシャワーを浴びて、もうこのまま一日を終えてもいいほどに心が満たされていた。

 

 

今日も夕飯は肉野菜炒め。アクセントにピーマンを入れてみた。大正解。毎日同じトッピングだと飽きるけれど、一品でも追加してみるとこんなにも印象が変わるものである。明日は何を入れようか。

 

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今日はどの韓国ドラマを観ようかな。と酔っぱらった頭でいろいろ考えて、まずは「キム秘書はいったい、なぜ?」を1話観る。その次は、といろいろ考えて、「U-NEXTで配信されてないかな」と探してみたら、「ミセン」はU-NEXTで配信されていたので、「ミセン」を観始める。今日は1,2話を。日本版の方はリアルタイムで観ていて、「ふ~ん」くらいにしか感想を持たなかったんですけれど、社会人としていろいろと経験した今、韓国版のを観てみるとすごく惹きこまれるし、新入社員の頃を思い出してしまって、観てて呼吸を止めてしまう瞬間がいくつかありました。小さいときから囲碁だけをやり続けて、でもプロにはなれなかった主人公のチャン・グレ(イム・シワン)。コネ入社した会社で彼を襲うことになる会社における苦渋。それらを淡々と演じるイム・シワンの演技を観ていると、あの頃を思い出して観てて辛くなるのだ。

 

メンツも威信もプライドも今はどうでもいい
みんな鳥にくれてやる
僕はアヒル
ヒルの子だ

 

学歴も知識も経験もない彼が、会社で生き残っていくためにひたすら努力していく。それを20話にも渡って描いていく。たった2話観ただけであまりの面白さ、没入感に震えてしまった。何故こんなにも面白いドラマを素通りしてしまったのか。でもこのドラマを学生時代に観ていたら「ふ~ん、会社員って大変なんだな」くらいの感想しか持たなかっただろうから、いいタイミングでの視聴なのかもしれない。一気に観てしまいたいくらい、早くチャン・グレが成長していく様を観たい。今年の韓国ドラマのTOP5に入ることだろう。

 

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「ミセン」(2014)

 

もうそろそろ寝なくちゃいけないけれど、少しだけでも読書を。ということで、阿久津隆「本の読める場所を求めて」を。..........気付いたら寝てた。