眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年7月25日(土)

「偶然の可能性とか もしや嫌われてしまうだとか
無駄が過ぎる想像も目の前で鳴る旋律で無理やり解をつける」

 

3連休の最終日。明日は日曜日なのに仕事に行かなければ行けない不思議、コロナの新規感染者数が300人を超えたというのに明日から在宅勤務が消滅してしまう不思議。この世界は、私が勤めている会社は不思議に満ち溢れている。そんな不思議にいちいち反応するほどの体力は持ち合わせていないので、今日は今日を楽しむことにする。昨日は異常なまでの睡眠を取ったのに、いざ夜の睡眠に入ったらあっという間に寝てしまった、今日は8時30分までぐっすり眠っていた。そしてそれから眠気に襲われることなく、一日が進んでいく。朝飯にフルグラを食べながら朝の退屈な番組を嚥下していく。それに退屈すると、今日はどこかで美味しいものを食べたい気分になっていたので、そうすることにした。一番に思い浮かんだのは3週間前に食べた八仙花のカレーで、でもそれだと捻りがないかな、と思い、ネットをポチポチしていると、中板橋にある「愚直」というとんこつらーめんを提供しているお店が今日は営業しているそうで。そこのとんこつらーめんは安いは美味しいはで大変人気だそうで。じゃあそこに行こう、と後先の事を考えずに判断してしまったのが誤りでした。

 

 

11時過ぎに家を出て、何度も乗り換えをして、中板橋という駅へ初めて降り立つ。改札を抜けると激しい雨が降っておりましたとさ。連日、日本列島は雨に見舞われているという情報は頭に入っていた筈ですが、私には関係ない、と何処かで思っていました。仕事がある日の殆どは室内に居ますし、休日で何処かへ行く日も室内に居る時間が殆どでした。こんな酷い雨に降られるだなんて、もう7月も終わるのに今年の梅雨はなんてしつこいのだろうか、と辟易しながら道を歩く。トコトコと歩いていると、ふと「弥生町」という町名が目に飛び込んで来ました。(あれ、ここってユニゾンの新曲*1の場所なのか)と、少しだけテンションが上がりましたが、降り続ける強い雨で上半身も下半身もぐっしょぐしょになってしまったので、すぐにテンションは駄々下がりです。駅から10分程度歩いてお店に着いたのですが、既に行列が出来ていました。「人気店」「連休の中日」「良い時間帯」「久しぶりの営業」これだけの要素が集まれば、そりゃ自ずと行列が出来るわな。完全に失敗した。こんなことなら途中駅で降りてカレーを食べれば良かったんだ。この後に予定がなければ別に並んでもいいのですが、14時40分に新宿で映画を観る予定があるので、のんびりとしていられないのです。ざっと10名ほどが並んでいました。傘を差しててもあまりの雨脚の強さに、隙間から水滴が忍び込んできて、じわじわと身体が濡れていくストレス。それに合わせて、(ここでこんなに待っていて、果たして映画に間に合うのだろうか)というストレスも相まって、気が気でありませんでした。1時間30分も待って、ようやく店内へ。店員はらーめんを作る店主とらーめんを運んだりオーダーを取っている助手の2人、そして客席は6席しかのみ、そしてとんこつらーめんを提供するのにしっかりと時間を取っていたので、そりゃそれだけ並ぶわな、と納得しました。席に着いて15分ほどでとんこつらーめん(650円)が到着。まずはスープを頂きます。豚骨特有の生臭さが出来る限り排除されており、とてもまろやかなスープ。これだけをひたすらに啜っていたくなります。肝心の麺は少々固め。とんこつにはこの麺の固さでしょう、と納得の素晴らしい麺。麺、スープともに完璧で、650円はちょっと安すぎませんか?もっとお金を取ってもいいのに。量だって替え玉を前提にしている量ではなく、十分にお腹がいっぱいになる量でした。それでも替え玉をしたくなり、麺を啜り終えるタイミングで替え玉(100円)を注文。ちょっとして出てきたそれは最初に入っていた麺の量と多分同じで、こういう太っ腹なところが愛されている所以なんだろうな、と思いながら幸せならーめんの時間を満喫してました。もうちょっとゆっくりしたいところでしたが、後ろに並んでいるお客さんがいるし、映画に間に合わなくなるので、食べ終わったらそそくさと店を後にしました。店員さんの愛想もとても良くて、最高の時間を過ごせました。また機会があれば伺います。

 

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店を出た段階で映画に間に合わないことは確定していたので、焦ることなく駅へ。行列に並んでいるときはざーざー降りだったのに、こういう時には雨が止んでいるのはなんでだろうねえ。と思いながら電車に揺られ、電車に揺られ、新宿へ着く。既に映画は上映している。小走りで急ぎ、新宿シネマートの6階へ。上映して既に20分が過ぎていた。すいませんすいませんとお客さんの間を通り、ようやく着席。既に主人公のヤクザであるチャン・ドンスが連続殺人鬼にやられたあとで、これからどのようにして奴を見つけ出してぶっ殺してやろうか、という段でした。ヤクザと警察がタッグを組んで犯人を見つけるという設定に痺れましたが、それにもましてチャン・ドンスは本当にヤクザの役が似合うよな、と惚れ惚れしながら観ていました。

 

凶暴なヤクザの組長チャン・ドンスが、ある夜何者かにめった刺しにされる。奇跡的に⼀命をとりとめたドンスは対立する組織の仕業を疑い、手下を使い犯人探しに動き出す。一方、捜査にあたるのは、暴力的な手段も辞さない荒くれ者のチョン刑事。彼は事件がまだ世間の誰も気づいていない連続無差別殺人鬼によるものであると確信し、手がかりを求めてドンスにつきまとう。互いに敵意を剥き出しにしながら自らの手で犯人を捕らえようとするドンスとチョン刑事。しかし狡猾な殺人鬼を出し抜くために互いの情報が必要であると悟った2人は、いつしか共闘し犯⼈を追い詰めてゆくー。

 

「悪人伝」(2019)の話は至ってシンプルだったので、序盤20分の欠如はそこまで気になりませんでした。途中途中で派手な暴力を織り交ぜながら、犯人を追い詰めていく様が痛快で、こういう映画は映画館でこそ観なくちゃな、と思いながら観ていたらあっという間に終わってしまいました。ラストがあっけないというか、もうちょっと捻りがあってもよかったのにな、でもどんちゃんものはこれくらいにシンプルな方が受けるのかな、とか思ったりしました。そういえばこの映画館、韓国映画「お嬢さん」を2年前か3年前に観に来たような気がする。ほぼほぼ平らな客席で、この座り心地の悪い座椅子、多分ここに違いありません。当時の恋人と観に行ったのですが、まさかあんな内容だったなんて。非常に気まずい思いをしたことを不意に思い出しました。

 

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「悪人伝」(☆☆☆)


映画を観終わった後は、服も靴もぐっちょぐちょだったので、どこにも寄らないで真っすぐ家に帰りました。あいかわらず新宿東口は人で溢れかえっており、緊急事態宣言をもう一度出さないと外出する人は減らないだろうな、と思いました(自分を含めて)。家に着いて、ふとテレビの横に置いてあるSwitchに目が行きました。最近、全然触っていなかったな。運動、したいなあ。ということを考えていたら急に体を動かしたくなって、気付いたら電源をつけてせっせと体を動かしていました。すごく久しぶりに体を動かすせいか、ちょっとした運動でだらだらと流れる汗、それがなんとも気分良くてついつい1時間もリングフィットアドベンチャーをプレイしていました。最近はどうもどんよりした気分でいっぱいいっぱいだったけれど、それは雨だけのせいじゃなくて、多分運動が足りていなかった証拠でしょう。すぐにシャワーを浴びて、しっかりと体中の汚れを取り除いて、そしたら心身ともに気分が良くなって、こんなことならもっと早い段階から運動をしておけばよかったなあ、と軽い後悔。明日から少ない時間でもいいので、体を継続的に動かそう。

 

 

それから何をしようかな、あと6時間は残されている。お昼ご飯に食べたとんこつらーめんはまだお腹の中に居座っているので、夕飯はまだ必要ない。最近はちょこちょこと親と話していたが、今日はどっぷりと話したい気分だったので1時間30分ほど、とりとめのないことを話す。すっきりした頭で次にしたいことを思い浮かべる。先ほど観た韓国映画の余韻が残っていて、それをまだ持続させたかったので、TSUTAYAでレンタルしていた韓国映画「虐待の証明」(2018)を鑑賞。1日に映画を2本も観るだなんて、最近の私は映画に傾倒しつつあります。重たい内容なのでさぞかし重たいんだろうな......、と身構えながら観ていましたが、結構な重たさでした。自身も親からの虐待経験を持つペク・サンア(ハン・ジミン)が親から虐待されているジウン(キム・シア)を見つけ、必死になって救おうとする映画。虐待のシーンはある程度は表現が抑えられているようでしたが、それでも観てて苦しくて、気付いたら呼吸を止めていました。ずっと暗くて、これ、このまま暗い雰囲気で終わってしまわないでよ、だってこれ実話なんでしょ......と祈るように観ていました。普段は意識することのない虐待問題についてしっかりと考えていかなければならないと考えさせられる映画でした。「ある春の夜に」でも名演を見せていたハン・ジミンの演技を堪能できたのは良かったです。ただ、寝る前にこんな暗い映画を観てしまったら、暗い雰囲気のまま今日を終えてしまうことになりそうです。最後は暗くはないんですけれど、どうしても途中の暗いぶぶんが頭に残っていて、それがなかなか離れてくれそうにないです。私はこのようなくらい映画に対して、暴力とかそういったものに対して耐性がないので、あまり観ないようにしよう。でもそのような世界は確実に存在していて、それが明るみに出ていないのもあるんだろうな、と思うといろいろと考え始めてしまって辛いので、この辺にしておきます。

 

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「虐待の証明」(☆☆☆)


明日はいつもの出勤時間よりも遅めに出勤していいよー、ということなので、23時を過ぎてしまいましたがまだまだ起きさせてもらいます。ネットの海を徘徊していたら、森博嗣Kindle本が非常に安くなっていたので、紙の本を持っていますが購入してしまいました。

 

購入した本

森博嗣「つぶやきのクリーム The Cream of the notes」(Kindle
森博嗣「つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2」(Kindle
森博嗣「つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3」(Kindle
森博嗣ツンドラモンスーン The cream of the notes 4」(Kindle
森博嗣ツンドラモンスーン The cream of the notes 4」(Kindle
森博嗣「つぶさにミルフィーユ The cream of the notes 6」(Kindle
森博嗣「月夜のサラサーテ The cream of the notes 7」(Kindle
森博嗣「つんつんブラザーズ The cream of the notes 8」(Kindle
森博嗣「喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima」(Kindle

 

0時過ぎ。読書に浸ろうかと思いましたが、さすがに動きすぎたせいか眠気がじわりじわりと忍び寄ってきました。明日はゆっくり出社出来るとはいえ、夜更かしで寝不足なのはあまり好きな状態ではないので、大人しく寝ることにしました。明日仕事がなかったら昼過ぎまで寝るのにな。

 

 

8,818歩

*1:8th Album「Patrick Vegee」に収録される「弥生町ロンリープラネット