眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年7月22日(水)

「自意識がクライシス迷子!
自意識がクライシス迷子!
自意識がクライシス迷子!
自意識がクライシス迷子!
自意識がクライシス迷子!
自意識がクライシス迷子!
自意識がクライシス迷子!」

 

「来週から在宅勤務は一切無くなります」

 

という上司の言葉を聞いて、(この時期に、正気か?)と狼狽えました。在宅勤務が導入されて約4か月、もうこれくらいで充分だろう、というのが上の判断なのか。なぜ在宅勤務が廃止されるのかについての明言は避けられたが、おそらくは在宅勤務による仕事の遅延が問題なのと、在宅勤務はどうも仕事をしていないように感じられる、と上層部が勝手に思ったのではないか。東京や大阪、他の地方でも新型コロナの感染者数が増えている今、在宅勤務を完全に廃止してしまうのは間違った選択である。4か月間、少しは遅延が発生してしまったかもしれないけれど仕事は出来ていたじゃないか。在宅勤務は出来る、でも国や都から要請されていないから社員に「させない」という愚考を現実のものにしてしまった。うちのような、在宅勤務が可能なのに実施しない企業が多くあるから、まだまだ朝や夕方の通勤電車は混雑しているのではないでしょうか。会社は社員の命よりも、目の前の仕事の効率を優先させてしまった。そのように受け止めてもよろしいでしょうか。きちんとした説明もなく、「はい来週から毎日出社してね」を受け止められるほど、私は強い人間ではないので。週に一度の在宅勤務で救われていたぶぶんがあったのに、これからは毎日、コロナに怯えながら満員電車に乗って、たくさんの人がいる社内(皆出勤しているからそうなってしまう)で仕事をするんですね。こんな状況じゃ、いつコロナに罹ってもおかしくない。それで明日からの4連休(私は3連休)は家でおとなしくしてね~~~、と言うのもちゃんちゃらおかしい。都は自粛を要請しているのに、国は「Go Toキャンペーン」をごり押ししているのはなんですか、星新一の世界ですか。ドラマに没入している時間が最近では一番落ち着く。現実があまりにも非現実的すぎることばかり起こるから、せめて、ドラマの中だけでは深呼吸をさせてください。

 

 

とまあのっけからうだうだと書いてしまったが、一日の始まりはどうも雲行きが怪しかった。朝は7時25分まで起き上がることが出来なかった。昨日は心身ともに疲れるようなことはしていない筈なのに。会社に着くと、私の居場所はなかった。仕方がないので、元の場所で仕事を始めていると隣からは「密だね」と言われ、上司から「どうにかならんかね」と言われる始末。うるさいわ、自分たちは定位置が決まっているから安心して仕事が出来るのかもしれないけれど、私なんて毎日毎日、いろんな席を流浪する民なので、一日たりとも落ち着いて仕事が出来ないんですよ、一体どうしてくれるんですか、ねえ、ええ?結局は他に移れるような所がなかったので(そりゃそうだろう、在宅勤務が来週から廃止されるので、ほぼほぼ出社しているのだから)、自席で仕事をする。といっても、周りががやがやしていて一向に集中できない。そのなかでもなんとか集中できたかな、というところで同期から「コピーロボット先輩の手伝いをしなくちゃ」と怒られました。コピーロボット先輩は黙々と書類整理をしていて、そこは人が密集していたのであまり近づきたくなかったのもありますし、そんな狭いところで大勢の人が行動をするのは逆に作業の効率が落ちるだろうと判断していましたけれど。どうやら「困っている先輩がいたら、それが適切な方法ではないとしても手伝わなければいけない」ようです。あほくさ。現に私が手伝わなかったとしてもほんの十数分で終わる作業でしたし。そもそも手伝いが欲しいなら先輩の方から声を掛けるのが筋ではないでしょうか。日頃から手伝ってほしい旨を明言していないから、こういうことになってしまうんだよ。......はい、手伝いを欲していそうな(勝手な推測)先輩を見かけたら有無を言わずに手伝うのが後輩、可愛がってもらえるような後輩なのでしょう。私はそんなものになりたいと思っておりませんので、正直どうでもいいのです。魅力的な先輩がいたら話が変わっていたのでしょうけれど、これ以上この話題を掘り下げるのは馬鹿らしいので、この辺にしておきます。

 

 

午前中は上記のようなことがあって嫌だな~と思っていたところに、どうにも気分が優れなくて大丈夫かな~、と思う瞬間がありました。体調が悪いときの前兆に現れる「目のチカチカ」はありませんでしたが、体中に力が入りませんし、ちょっと吐いてしまいたい、吐いた方が現状のこの気持ち悪さから解放されるのではないか、という状況まで追い込まれました。昨日、何かしたっけ?なにもしていないのになんでこんなにもきぶんがわるいのだ。もしかしたら早退もありうるな、と思っていましたが、目の前の仕事を淡々とこなしていたら少しずつ体調が戻って来て、お昼ご飯を食べる頃には通常時までに戻ったのでほっとしました。一体、あの気分の悪さの正体はなんだったんだろうか。

 

 

お昼ご飯は暗い社内で、カップ麺(うどん)と梅おにぎり1個を食べる。最近のお昼ご飯はこんな感じで、カップ麺のスープを最後まで啜ることでなんとか空腹をごまかしている。スープは飲み干してしまわないほうがいいんだろうけれど、でも外食する気分でもないし、かといって弁当を作るのも面倒だしな。ということで当分はこのスタイルが続きそうです。

 

 

午後も午前と同じようにのっぺりとした時間が流れていく。周りはせわしなく書類整理をしていて、そんなに忙しそうにしているのは今日中にしなければいけない事情があるんだろうけれど、今日が締切だってことは1カ月前以上から分かっていたことで、それを今日の今日まで持ち越していた人が悪いのであって、整理を早い段階で済ましていた私が普段の業務をこなしていると、(なんで、なんで周りが整理をしているのに手伝わないのだ)といった圧を感じて、それはまあ尤もなことなのかもしれないけれど、例えば宿題を早く終わらせたことで出来たゆとりの時間の使い方は私の勝手である、と思っていたけれど、ここは会社であり社会でもあり、困っている人、それは往々にして仕事の進め方が下手だったり、自分一人でたくさんを抱えてしまう人だったりするのだけれど、そういう人を支えてあげるのも大事なんだって思った。それが非常に窮屈な考えであるし、出来ないなら出来ないで置いていくよ~、私は私の仕事に集中していたいのに、ともどかしい時間があったりする、仕事、仕事とはこういうことなんだな。というようなことは学生の頃から薄々気づいていたので、就職をするのであれば出来る限り一人で完結するような職種に就けば良かったと、今更思ったところで遅い。遅いわけではない、まだ28歳なので(あと数週間で29歳になる)挽回は出来る筈、だってこれから働かなくちゃいけない年齢はどんどん伸びていくんだし、私が定年を迎えられるのは70歳かそれ以上の年齢か、もしかしたら「一生現役」なんておぞましい現実が未来で待っていたりして。そんなことを考えていると端金、人が一人なんとか生きられるだけのお賃金を稼いでいる今が非常に莫迦莫迦しく思えてくる、どうせ生きるならもっと自由に生きたい。誰かに指図されるような時間はないほうが好ましい、誰かの言いなりになって、へいこらと頭を下げている時間は人生には必要のない時間で、そんなくだらない時間が多ければ多いほど人はしょぼくなっていくし、でも「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉もあるし、でもそれは昔々の話であって今でも通用するようなことでもないだろう。そもそもの話、もそもそと私は何を考えているのだろう。目の前に韓国ドラマ、本、ネット、ゲームがある環境下でこんなくだらないことをうだうだと考えているそれが人生の損失であると今ようやくたどり着いたので、これに関してはもう今日は考えないことにした。

 

 

そういうわけで、そういうことだから今日は過ぎ去っていった。例の如く定時で帰るのを仕事における最重要課題にしている私は今日も定時で帰る予定だった。予定がそのあとにあった。だから定時に帰りたかった。けれどまだ整理をしている人がいたし、日曜日の出勤はどうなった、たくさんの人が一斉に出社したら密ではないか、今流行りの三密になりかねないではないか、何時にどこへ行けばいいのかの情報が私のところまで降りていなかった、それは実は上司もまだ発言を控えていたことだった。皆が一様に不安そうな顔をして、上司を取り囲んで、「日曜日は何時に出社するのですか」「どのような方法で出社するのですか」「そもそも私はこの会社、ひいてはこの社会に必要ですか」と言い出しかねない雰囲気が充満していた。つまるところ、皆が皆、早く帰りたがっていた。思い腰をようやく上げた上司の発言は明瞭ではなくて、周りの人の記憶を継ぎ接ぎにしていったらなんとかそれらしい証拠を手にすることが出来た。「いつもよりも遅くてもいい。普段通りだと密になる」でも、だとしても、それ以外の情報はどうした。当日の段取りとか、その他諸々の重要な情報はどうした。気づいたら上司はいなくなっていて、どうでもよくなった私はさっさと会社を出た。17時56分。雨は降っていなかった。会社に来るときにはちょっと降っていた。今はなんとか持ちこたえていて、馬鹿みたいに蒸し暑かった。蒸し風呂に入らなくてもいい、と思えた。蒸し風呂ってなんだ。

 

 

帰りにドラッグストアに寄って箱マスクを買うつもりだった。先週までは堆く積まれていた箱マスクは一切無くなっていた。最近の莫大な数の感染者数のせいで、第二波を怖れた人々が買い尽くした、それの残骸すら残っていなかったということか。完全に出遅れてしまった。私が所持しているマスクは大半が中華で作られたもので、試しに装着してみたら紐が一瞬にして千切れてしまうわ、異様にごつごつしたつくりのせいか息がしづらい。そのため、今は100均で購入した布マスクを利用している、これが優れた代物で、何時間装着していても耳が痛くならないし、そこまで息苦しさも感じられない。マスクとしての本分が果たされているのかは不明だが、それが今のところ一軍である。あとは出来の悪いマスクがあるだけである。失敗した。箱マスクが潤沢に売られているうちに購入しておくべきだった。使いやすいだろうか云々と悩んでいる場合じゃなかった。外出したくないけれど、明日外に出て箱マスクを買おうかしら。出来ることなら一日中韓国ドラマや映画を観ていた気分なんだけれど、コロナは長期戦であり、マスクの入手が再び困難になりそうなので、早いところ手を打っておいた方がいいだろう。

 

 

家に着いて19時過ぎ、性懲りもなく肉野菜炒めを作る。もう何も考えることなく、勝手に手が動いてくれる。油を敷いてサラダを入れて、調味料を入れてしばらく炒める。いい感じになったらシーチキンを投入し、しばし炒める。いい感じになったそれを一度皿に乗せる。次に豚肉を炒める。いい感じになったら先ほど炒めた野菜とシーチキンを投入。いい感じになったらそれを皿に載せて終了。10分もかからない。それをただただ食らうだけ。それで夕飯が終わる。前はパスタを炒めたり、サラダだけを食べたりしていたけれど、今は肉野菜炒めがちょうどいい感じ。この間は「ちょっと飽きてきたかな」と思ったが、今日食べたそれは非常に美味しくて、これならまだまだ続けられそうだな、と実感する。他の料理も作って経験値を積んでいきたいところ。

 

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夕飯後の自由時間は、ただただバラエティ番組を観ていた。水曜日は火曜日の深夜に放映されていた番組がたくさん入っているので、非常に充実したバラエティ時間を送れる。今日は、「マツコの知らない世界」、「ロンドンハーツ」、「ももクロChan」、「ガイアの夜明け」、「水曜日のダウンタウン」を休憩をはさみながら観ていた。こんなにたくさんのバラエティ番組を一気に観ても、誰にも咎められない幸せ。どれもが高水準を保っていて、あっという間に時間が過ぎていった。0時過ぎになって観終えて、不意に一人であることを実感した。実家にいた頃は、家族と一緒にバラエティ番組を観ていて、都度都度に感想を言い合ったりしていた。今は部屋で一人、たまに笑い声をあげるだけである。誰かに感想を言ったりするわけでもなく、ただただ一人だけが部屋に転がっている。今日も一人が転がっていて、そのまま転がり続けて知らない場所へ、今まで想像もしたことが無いような場所へ行けたらいいのに、と思った。

 

 

私の最近聴いている音楽は「UNISON SQUARE GARDEN」と「Vampire Weekend」で、気分を盛り上げたいときは「UNISON SQUARE GARDEN」を聴き、落ち着いた気分になりたいときは「Vampire Weekend」を聴いている。特に「Vampire Weekend」は最近、真剣にはまりだしている。存在は大学生の頃から知っていた。音源も持ち合わせていた。でもきちんと聴いてこなかった。あの頃は激しい音楽に惹かれていて、静謐さに満ち溢れている「Vampire Weekend」はしっくりとこなかった。仕事で疲れたり、隣人問題で疲れたり、一人でいることに疲れた時、ロフトに上がって布団にくるまって、「Vampire Weekend」をじっと聴いている時間が非常に落ち着く。ボーカルの歌声が優しいし、メロディーもすっと包み込んでくれるような感じで、聴いていると青空の下、自然に囲まれながら芝生の上で寝転んでいる気分になる。ずっと聴いていたくなる。「Vampire Weekend」を聴いているこの時間がずっと続けばいいのにな、と思っている。最近の私は、というか多分結構前から、人生というものに期待をしなくなった。平凡な人生になることだろう、私の人生には普通の事しか起こらないだろう。そんな諦観がいつの間にか私を雁字搦めにするようになった。普通だって幸せなはずなのに、私は特別を所望していた。でも社会人になって、いろんなことに諦めがついて、でもまだしがみついていたいこともあって。そんな人生、そんな日々をなんとか生き抜いていくためのバックグラウンドミュージックとして「Vampire Weekend」は非常に優れている。聴くだけで自分の存在を肯定されているような、明日も多分、今日の焼き増しだろうけれど新鮮な気分で生きよう。そう思わせてくれる力がある。だから最近は夜、それも寝る直前に「Vampire Weekend」を聴いている、自分の人生の平穏を祈るように聴いている。明日もきっと平凡な一日だけれど、でもきっとそれが素晴らしいことなんだってことに気づかせてくれるような、そんな音楽をずっと聴いていたい。

 

 

読書と韓国ドラマは明日以降のお楽しみ。おやすみなさい。(2020年7月23日0時27分44秒)