眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年7月19日(日)

「運命を知ってしまう僕らの想いは はじける
満月を欠けさせたため息 朝を待つ」

 

 

久しぶりに晴れ、それも快晴である。10時頃までうだうだと眠っていた私は外が晴れていることに気付くと、すぐさま洗濯機を回し、溜まりに溜まっていた1週間分の洗濯物を干した。こんな素晴らしい天気の下で洗濯物を干すのはいつぶりだろうか。長すぎる梅雨に滅入っていたので、久しぶりの快晴にだいぶ救われている。

 

 

今日はカレーを食べようと思っていた。2週間前に板橋で素晴らしいカレーに出会ってから、私は美味しいカレーを沢山食べることで人生が豊かになるのではないかと考えていて、今日はラーメンではなくカレーを食べたい気分であった。ナンをカレーに漬けて食べる形態のものではなく、ご飯にカレーというものが良いと思っている。今日もネットでちょこちょこと調べて、どうやら田町に美味しいカレー屋さんがあるという情報を手に入れた。そのカレー屋を訪れた人が言うには、カレーを食べた瞬間に脳内を掻き混ぜられる感覚に陥った、らしい。口コミサイトで注目を浴びるためには少々派手な表現を使う人が多いが、それでもこのコメントが気になったし、他の人のコメントも概ね好意的なものであったので、今日はここにしてみることにした。しかし田町なんて訪れたことがないので、どうやって行くのだろうか。家を出て、ネットでちょこちょこと調べていたらどうやら山手線の駅だそうだ。渋谷からずんずんと進んでいけば、田町という得体の知れない町に着くらしい。ということで、何度か乗り換えをして、渋谷からずんずんと田町へと向かった。渋谷を過ぎたあたりから電車は空いてきて、気付いたら人は数えるくらいしか乗っていなかった。なんと素晴らしい環境であろうか。出来ることなら人気のない、心地よい振動が感じられるこの場所で一日中のんびりしてみたいものであるが、今日の目的は美味しいカレーを食べることなので、田町駅へ到着したら仕方なくホームへ降りた。

 

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改札を抜けると、そこはのんびりとした街であった。人は疎らで、それぞれが自由に生きていた。見上げると快晴の天気。なんて素晴らしい時間なのだろうか。ずんずんと歩いていき、10分弱で店に着いた。「ゼロワンカレーA.o.D」という、変わった名前のお店である。人気店ということで行列が出来ていたら嫌だな、と思っていたがすんなりと入れた。9割ほどの混み具合であった。カウンターの席に通される。高い椅子なので、ちょっと落ち着かない所がある。メニューを眺めていて、いろんな味を楽しみたかったので「ミニカレー3種(チキン・ベジ・フィッシュ)」(1,850円)を注文。15分ほどして料理が運ばれてくる。なんとも豪華な料理である。紙にはいろいろと書かれていたが、難しいことは考えないで黙々と食べる。辛かったら酸っぱかったり甘かったりがごちゃ混ぜになて口の中を飛び交い、食べ進めていくうちにどこかへトリップしていくような気分になった。普段は口にしないような食材を食べているからか、口の中がとても嬉しそうになっていた。美味しい美味しい、と喜びながら黙々と食べ進めていく。おかわりが自由に出来るというので、ごはんとカレーを2種類おかわりした。そのあとも黙々と食べ続けた。食べ終える頃にはお腹はぱんぱんで、頭は朦朧としていた。美味しいものを食べた時に打ちのめされるような、頭がぼーっとしてそのことだけを考えていたいような気分になるときがあるんだけれど、今がその時だった。前回食べたカレーとは全然異なる味わいで、同じカレーでもこんなにも違うものなのだろうか、と思いながら、これからもたくさんの美味しいカレーを食べていきたい、と幸せな心地でいっぱいの頭でぼんやり考えていた。御馳走様でした。

 

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そのあとはちょっとだけ田町をぶらぶらした。図書館があったので、ふらりと立ち寄ってみる、ここの図書館は新刊コーナーが充実しており、特に専門書の類は100冊ほど陳列されていた。家の近くにこんな図書館があったら助かるんだけれどな、私の家の近くにある図書館はこじんまりとしたもので、あまり長居したくなるようなものではなかった。そのあとは真っすぐ駅へと向かい、また山手線の電車に乗って、時間が穏やかに流れていくのを楽しんでいた。

 

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電車が新宿駅へ着くと、迷うことなく西口の本屋へ。昨日も訪れたけれど、買い逃してしまった本があったし、もう少しじっくりと見たい気分であった。新刊がずらっと並べられているところをぶらぶらとし、お目当ての阿久津隆「本の読める場所を求めて」を発見。中身をぱらぱらと拝見し、購入するに値すると判断。その他に「欲しいなあ、欲しいなあ」と思っていた文庫本を2冊購入。帰りに新宿駅の改札を抜けようとしたら、今までの雰囲気とは異なっていた。それもそのはず、7月19日(日)をもって新宿駅の東と西が開通することになったのです。今まで、新宿駅の東西を横断する術は限られていて、それは改札から改札へ抜けるよりもだいぶ遠回りになるので(不便だな)と感じておりました。その不便さが今日をもって解消されたのです。新宿駅のヘビーユーザーである私のような人間にとって、これは非常に嬉しい出来事で、これをきっかけにより一層、新宿駅を利用する機会が増えることになるでしょう。私の東京生活の始まりが新宿であったように、これからも東京生活の中心は新宿であり続けることでしょう。

 

 

購入した本

阿久津隆「本の読める場所を求めて」
森見登美彦「太陽と乙女」
こだま「ここは、おしまいの地」

 

本の読める場所を求めて

本の読める場所を求めて

  • 作者:阿久津隆
  • 発売日: 2020/07/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
太陽と乙女(新潮文庫)

太陽と乙女(新潮文庫)

 
ここは、おしまいの地

ここは、おしまいの地

 

 

 

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そのあとは真っすぐ家に帰るつもりだったが、TSUTAYAでセールをやっていたのでついつい寄ってしまった。棚を眺めまわし、映画3本とお笑い1本を借りた。今週は3連休なので(日曜日はまさかの休日出勤なのです)、これだけ借りても一週間以内に観終えることが出来るだろう、と予想して借りました。NetflixやU-NEXTで観たいドラマや映画がたくさんあるのに、TSUTAYAでDVDを借りる必要はなかったかな、と思いましたが、ずっと気になっていた映画が準新作になっていて、これは借りてしまおう今観てしまおう、という気分になって勢いで借りました。どうか、素晴らしい作品でありますように。

 


家に帰り、ちょっとだけごろごろしてから、昨日と今日の文章を書き綴る。とっくに夕飯の時間は過ぎているのだけれど、お昼ごはんに十分な量のカレーライスを食べたので、夕飯は必要なさそうです。文章をあらかた書き終えて、まだちょっと体力が残っていたので「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」の8,9話を観た。ずっと暗かったけれど、少しずつ、主人公の二人の心が通い合っている様が観てて嬉しくなる、互いが互いを思いやることで二人の生活がよりよいものになっていくことを願っている。序盤からずっと暗いドラマなので、せめて最後くらいは明るくなってほしいな、と思うのは贅沢だろうか。そのあとに今日買ったばかりの阿久津隆「本の読める場所を求めて」を100ページほど読む。思っていたような本だけれど、読書日記のような切れ味はなく、世間で「BOOK CAFE」と謳われているところは本を読むのに適した場所ではない、それに比べて私のお店では....というようなことを書いていて、一種の宣伝本かー、と思った。それでも、彼の文章に触れていると心がすっと軽くなって、ちょっとだけれど自分に自信が持てるような気がしているので、今回の買い物も無駄ではなかった筈。0時を過ぎて急激に眠気が襲ってきて、それに抗うことなく眠りに落ちました。

 

 

6,887歩