眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年7月14日(火)

「君にたどり着く、そして ああ その距離がゼロになる
私は、ごめん、まだまだ わがままだけど」

 

在宅勤務だったからちょっと優雅な朝にしようと思ったが、いつもと同じ時間帯に起きてしまった。だからそのまま起きて、朝食を食べて、ネットを徘徊していた。始業時間になったので簿記の勉強と業務を並行して行った。静かだった。社内もそこそこ静かであるが、自宅もようやく静寂を取り戻しつつあった。隣人の狂ったようなバカ騒ぎは消失し、ただテレビの音が克明に聞こえるようになった。スピーカーで音を鳴らさない限り、隣人は狂ったように壁を叩くことはないことに気付いた。するとイヤホンで音楽を聴くことになる。私は室内でイヤホンを聴くことに対して否定的で、だから音楽を聴く機会はどんどん減っている。音楽を聴く代わりにドラマを観たり本を読んだりするようになった。それはとても穏やかな時間の連なりのように感じられた。ただ、依然として玄関の扉はぼこんと凹んでいるので、早いところ管理会社に確認してもらいたいところである。あの凹みは直すほどのものなのか、もし直す必要があるなら隣人に対してその補修費用を請求するのか。それをどのように伝えるのか。お金の問題でまたごたごたとなるようであるなら、もういっそのことこちらで負担したほうがいいような気がする。ただ、あの日のあいつの恫喝に対する怒りは一向に収まっていないので、あれほどのことをしたのだから身銭を切らせるのが筋だと思う、そうすることで私の留飲も少しは下がるだろう。早く引っ越してくれないかな。

 


話が逸れてしまったが、今日は在宅勤務なので、一日中室内にいた。在宅勤務のメリットは満員電車に乗らなくていいことくらいで、実は私はあまり在宅勤務を好んでいなかった。静かすぎる室内で一人、黙々と作業をしているとどうにも気が滅入ってきてしまうのだ。それと外に出て歩いたりしないので、運動不足でこれまた滅入ってきてしまうのだ。在宅勤務である身なので、堂々と外に出ることは憚られ、だから一日移住室内にいるわけだけれど、ずっと部屋の中に居るとやっぱり滅入ってきてしまうので、今は在宅勤務より出社して仕事をする方が自分の精神衛生上、良いような気がしている。そんなわけで暗い気分を引きずりながら朝から夕方まで在宅勤務をしていた。昼はインスタントの醤油ラーメンを食べた。

 


定時になったので勉強をやめ、ひたすらに韓国ドラマを観ていた。昨日から観始めた「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」を3話~7話まで観ていた。ずっと暗いせいで、私の気分までぐっと暗くなってしまった。どうにも突き抜けないドラマである。妻に不倫される主人公、後輩に仕事で追い抜かれる主人公、人を貶めようとする社内でのいざこざ、借金があるばかりに借金取りに苦しめられる、祖母は耳が不自由でうまく歩くことが出来ない、仕事をしないでだらだらと時間を過ごす、ようやく職に就くも清掃業なので胸を張ることが出来ない、映画監督を目指していて結局なれなくて、今更になって女優に起用していた女性に嫌味をたらたら言われる。ポジティブなぶぶんが皆無に等しくて、生きているときに感じる負の要素だけが垂れ流されていて、観ていて気が滅入って来る。唯一救われるのが、主人公のおじさんと主人公の女の子が一緒に夕飯を食べ、そこで何気ない会話をすることで生じるちょっとした幸せである。普段は無表情で、同僚に対して心を開かないような女の子、借金取りによって精神的に追い詰められている女の子がふと見せる、幸せそうな顔を一瞬だけでも見ただけで、今までの苦労がふっと救われるような、そんな感じ。ただ、それはほんの一瞬だけなので、それ以外の負の要素をずっと眺めているのはただただしんどい。ここまで観てきたけれど、最後まで観るかは微妙だな。

 


ドラマを観終えると23時過ぎになっていて、だいぶくたびれていた。下に置いてある座椅子に暫くの間横たわっていて、先程のドラマの余韻を感じながら、明日は外に出られることに対して若干の嬉しさを感じている。ちょっとだけ疲れが取れたのでロフトに上がり、本を読もうと思ったが急激な眠気に襲われたので、24時になる前に私は眠りに就いてしまった。明日もどうせ、雨だろうな。