眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年7月12日(日)

「僕がどうしても 君に会いたくなった時は
悲しいこと全部ほっぽってさ 身体が軽くなるんだ
多分そうやって人は空を飛ぶのでしょう」

 

昨日は十分に充実した一日であったので、今日は別にそこまではりきる必要はなかった。昨日はたくさんのものを摂取してくたくたになって、早い時間に眠たくなって、布団の上で横たわったらほぼ一瞬で寝て、気付いたら朝だった。今日は昨日に引き続き晴れ、それも昨日みたいに焦らすような晴れではなくて、カンカン照りと形容してもいいくらいに晴れていて、マスクをつけているのが鬱陶しく感じた。朝は早く起きてしまったので、昨日に引き続き「人間レッスン」を観る。面白い。面白すぎてどこで止めればいいのか分からなくなってしまう。今日中に観終えてしまいそうな勢いだったので、慌てて止めて、新しく始まったアニメを観るなどしていた。昼は相変わらずたらこパスタ。茹ですぎたので麺がくたくたになっていた、それもまた良し。14時過ぎに家を出る。今日は新宿で映画を観る予定があったのだ。一昨日くらいにネットで予約をしたのだけれど、今更になって「今あのあたりに行くのは危ないんじゃないか?」と恐ろしくなった。連日、ニュースで「夜の街」と名指しされているあそこである。でも危ないのは夜だけであり、昼間は大丈夫......なわけないだろ。そもそも人がいるところが危ないんだから、今私が選択するべき行動は「家でじっとしている」ことなんだろう。でも1,200円を既に支払ってしまったし。映画を観てすぐに帰れば......なんていう甘い考えで、2週間後に苦しんでいなければいいのですが。ということで、恐る恐るTOHOシネマズ新宿へ向かい、ずっと気になっていた「WAVES」という映画を観てきました。どっかの記事で読んだ「音楽と人物の心がリンクする」なんて表現につられて観に行きました。場内は満員御礼。期待はあまりしないほうがいいのでしょうが、少しくらいは良いよね。さて、観終わったわけですけれど......残念ながら私にとっては駄作でした。4人家族の長男であるタイラーは厳格で押しつけがましい父のもとで、日夜レスリングに励んでいる。しかし、肩を負傷してしまい、付き合っている彼女とも上手くいかなくなり、自暴自棄になって不意にとってしまった行動が彼を狂わせてしまう。彼のせいで後ろ指を指されるようになった長女のエミリーは暗い学生生活を送っている。そんななか、ルークに声を掛けられて懇意になっていくうちに......という話。文字に書き起こしてしまうと今まで何度でも使い尽くされてきた設定で、話自体になんの魅力も感じませんでした。演出の方ですごく背伸びをしているようで、冒頭の車の中を360度回転させて撮影するといったものは面白く感じましたが、それは内容が充実して初めて「意味を持つ」ものなので、すっかすかの話にそれは逆に作品を虚しくさせました。この映画を観て「最高......!感動した」と思う人もいるのでしょう。私がそちら側の人間になれなかったことを寂しく思いはしませんけれど、しょぼい映画でも楽しめるような感受性を持っていたほうが人生は楽しかったことでしょう。......口が過ぎました、この映画に対する感想はこのへんにしておきます。どこにでも転がっているような話を張りぼての演出でこてこてに仕上げた、微妙な作品でした。ただ一つ良いと思えたのは、BGMとして起用された音楽でしょうか。ケンドリック・ラマーやアニマル・コレクティブ、アラバマ・シェイクスなどがBGMで起用されていることでちょっとテンションは上がりました。以上です。

 

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WAVES」(☆☆)

 

 

映画館を出ると良い時間だったので、恒例のラーメンタイム。今日は 新宿の東口にいるので、当然の如く「焼きあご塩らー麺 たかはし」へ。時間が微妙だったのか、それとも東京の感染者数が増えていることが原因なのか、客は私以外に一人だけでした。何のキャンペーンだかは知りませんが、焼きあご塩らー麺 を注文したらビールが付いてきました。すぐに注文した品が出て来て、無心で啜りました。2週間に1回のペースで食べているせいか、あご塩の有り難みが薄れてしまっているのが残念でした。今度は半年くらいの間隔を空けてからにしようか。そう思うくらいに、日常の味と化していました。そのあとはそそくさと駅へ向かいました。19時前、この時間から新宿東口の繁華街へ向かう人たちというのはなんというんでしょうか、面構えが違いました。連戦を経験していたような強者揃いで、マスクをしていない人の方がマジョリティであるかのように感じられました。今度の休日から、またおうち時間を増やすか。

 

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家に帰って、すぐに「人間レッスン」を観る。結局、今日だけで4話、4~7話まで観てしまいました。先の読めない展開(というか読まないようにしていました。そうしたほうが楽しめるので)にわくわくしながら、一瞬たりとも飽きが来ないのは素晴らしい。あんな映画を外出してまで、お金を払ってまで観るくらいだったら、「人間レッスン」をのんびり家で堪能しているほうが賢明でした。時間はまだあったので最終話まで観ることは出来ましたが、そうしたら明日の楽しみがなくなってしまうので、なんとか8話までで思い留まりました。明日で観終わってしまうのか、寂しいな。どっぷりと嵌れるような韓国ドラマが見つかればいいんだけれど。Netflixの韓国ドラマは大体観たので、U-NEXTに加入してしまおうか。「キム秘書はいったい、なぜ?」(2018)、「太陽の末裔 Love Under The Sun」(2016)あたりが観たいので、それだけのために入会するのもアリかも。と思ったけれど、私には読みたい本が部屋の隅に堆く積まれていることをすっかり忘れていました。自分で購入した本から、先日図書館で借りてきた本まで。たくさんの本が読まれるのを心待ちにしているでしょうから、そろそろどっぷりと読書に浸るのも悪くない、その間は韓国ドラマを観るのはやめてしまおうか、なんて思ったりしている。

 

 

Vampire Weekendが非常に素晴らしい。「WAVES」でそのバンド名が出されて、不意に聴きたくなって聴いているのだけれど、良い。何が良いのかうまく表現できないのがもどかしいけれど、なんというか激しいロックではなく、日常をそのまま表現してくれているような感じがするので、なんの気負いをすることもなく聴いていられるのが良いなあ。聴きこんでいくとすっと心が軽くなっていく。演奏が優しいし、ボーカルのエズラ・クーニグの歌声が優しい。ずっと聴いていたくなる。最近は心がとげとげしくなる場面が何度かあったので、こういった音楽がぐっと染み入る。特にお気に入りなのは「Father of the Bride」(2019)で、このアルバムを聴いていると、(海辺で彼らの演奏を眺めたいな。サマソニ......)という思いでいっぱいいっぱいになります。もしコロナが落ち着いて、もし単独来日してくれるような機会があるのなら、なんとしてでも現場に駆け付けます。今私は、聴いているだけで許されるような音楽を聴いていたいのです。

 

 

 

6,334歩