眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年5月15日(金)

今日は久しぶりの在宅勤務である。

 

例の如く普段よりも遅い時間に起きる。ほんの15分ほどの違いなのだけれど、これだけでも目覚めの快適さが如実に変わってくる。早い時間に寝てしまえば解決してしまう問題なのだが、夜は夜で趣味を全力で満喫したい気持ちでいっぱいなのである。始業前に上司に連絡をして、粛々と在宅勤務もとい自宅待機を行う。簿記二級の勉強は一度離れてしまうと非常に退屈なものになってしまい、勉強を始めてすぐに眠気が襲ってくる。この部屋には私以外には誰もいない、という緩みでついつい寝てしまいそうになるのだけれど、これでも給料が支払われているので、真面目に勉強を進める。お昼休みになり、どかっと床に寝転んで午睡を取ることが出来るのが在宅勤務の特権である。軽く昼飯を食べて、簿記の勉強に戻る。無音の時間が続く。この時間帯は隣人は働きに出ているのであろう。そもそも同棲しているのか、半同棲なのか。どっちでもいいけれど、一日でも早くどこか違う所に行ってほしいという願望だけは今もなお、燃え続けている。定時になったので上司に連絡を済ませる。カーテンを開けて、外に出たい欲求を抑える。

 

 

夜はずるずると醤油ラーメンを啜る。未だにインスタント麺は売り切ればかりで、特に日清の商品は人気が高くてプレミア状態になっている。今日はその大切なラーメンを食べてしまって、ちょっとテンションが上がってしまった。ずーっと家の中にいたせいで、頭がちょっとおかしくなってしまっていたのだろう。思い付きでビールを飲んだら急に心が緩んでしまい、全てがどうでもよくなってきた。たいしてやりがいもない、面白みも感じない、無機質な人間関係の今の職場で働き続けることに何の意味があるんだろう、と深刻そうなふりをして悩んでみたりもした。ああ、明日は休みなのだけれど、病院と歯医者に行くぐらい用事がない。うきうきするような予定ごとが東京に来てから一度もないというのが絶望でしかない。ああ、なぜ私はこんな毒にも薬にもならないような人生をのばしているのだろうか、と苦しくなった。苦しくなって、眠くなり、地べたに横たわり、しばし目を瞑ってみた。酔いが少しずつさめていくにつれて、ネガティブな感情は幾分か収まってきたのだけれど、来年も今年と同じような生活を繰り広げているだろうことが容易に想像できる自分の人生というものを、真剣に再構築していかなければいけないのでは、という危機感がさっと私を浸していった。娯楽に興じるほど精神的余裕のなかった私は、Arctic Monkeysの「Tranquility Base Hotel & Casino」という、未だに消化しきれていない音楽を睡眠音楽として活用しながら眠りに落ちていっただけなのでした......。

 

Tranquility Base Hotel & Casin

Tranquility Base Hotel & Casin

  • アーティスト:Arctic Monkeys
  • 発売日: 2018/05/11
  • メディア: CD