眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

緊急事態宣言が明日、ようやく発令されるんだって

おっそ。今さら......という気持ちが強いし、そこまで法的拘束力を持っているわけではないので、そこまで影響力があるとは思えない。「東京にいるのやべえじゃん。安全なところへ逃げようぜ」と安易に考えた人間が東京から地方へと移動していく未来が見える怖いよ...。私は毎日毎日日記を書き続けているけれど、今日ほど「今が怖い」と感じた一日はなかった。

 

 

お昼前に「緊急事態宣言が明日出るらしいぜ」と社内で話題になるも、すぐに皆仕事に戻っていく。何事もなかったかのように、カタカタカタカタとキーボードを叩き続けている。怖くないのかよ。明日からいよいよ発令されるんだよ。会社は休業しないかもしれないけれど、日々の業務に影響してしまうのは明らかじゃん。なんで今、緊急事態宣言が発令されてからのことを話し合わないんだ?

 

「他の部署の人が在宅勤務を始めてしまうと、なかなかに困ってしまうよな」

 

と隣の人と話す程度で終わってしまう。隣の課では「明日からどのような動きをしていくのか」と課員が集まって話し合っているのに、うちの課はどうしてそういうことを一切話さないのか。管理職も何事もないかのように仕事をしているし。皆、不安じゃないのかな?明日から確実に変わるんだよ。もしかしたら歴史の転換点にいるかもしれないのに、なんで「なんでもない」素振りで仕事を続けていられるんだよ!

 

 

不安で不安で仕方がなくて、「そもそも明日、緊急事態宣言が発令されても、私は会社に行かなければいけないのか?」という疑問が晴れる気配がない。会社はそれについて具体的に説明してくれない。在宅勤務が異様に推奨されているけれど、未だに紙に執着している部署は、明後日からどうすればいいんだろう。そういえば、前に上司が先輩に、

 

「ホテル通いになるかもしれないけれど、大丈夫ですかね?」

 

と言っていたような気がするけれど、それは明後日からのことを言っていたのだろうか。

 

 

自分だけが不安に押し潰されているようで、どうしたらいいのか分からない。こんな最悪のタイミングで東京に来てしまったのも、私が「経理に戻りたい」と言ったから。かと言って、うんざりするほど退屈でしんどい営業をし続けていられるほど図太い神経は持ち合わせていなかった。だから今ここにいることは否定してはいけない。大切なのはここを選んだことを後悔することではなくて、これからどうしていくのかっていうことコロナウイルスに罹らないようにするために出来る限りのことをしていくだけだ。不要不急の外出は徹底して控える。自分は既にコロナに罹っているかも、という前提で物事を進めていくこと。もしこれ以上危険を感じたら、会社を辞めること。一番大切なのは、自分自身の命を守ることだから。

 

 

この戦いがいつまで続くか見当がつかない。最初にコロナの噂を聞いたときは、「夏までには終息しているだろう」と安易に考えたけれど、こんな感じだと来年までしぶとく生き残っていそうだよな。人との関わりが制限されるようになって、気軽にウィンドウショッピング出来なくなり、ライブに行けなくなりすごく辛い。だけれど、今はただただ耐え忍ぶしかない。いつか訪れるであろう終息の日を出来る限り多くの人々と迎えるために。

 

 

いつかこの文章を読んで、「あんな辛い日々もあったけれど、それを乗り越えて今がある。平穏な日々、というものに感謝しよう」と思える日が来ることを祈りながら......。