眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

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昨日のフェスで疲れ切った体はまだ睡眠を欲していたけれど、カプセルホテルのチェックアウト時間は10時なのでそろそろ起きなければ、と思っている8時過ぎ。寝落ちしてしまうことは怖い、でも目を開けていられるほどの体力も残っていない。SUM41を聴きながらただぼおっとしている穏やかな時間が流れていく。気づいたらあと少しで10時という時間になっていたので、少しだけ回復した体を起こし、殻の中から這い出る。昨日の夜は上の方からどんどこどこどこという音が際限なしに流れてきて(こんな状態で寝られるのかしら)と不安だったけれど、体はすとんと寝てしまえるほどに疲れていた。10時ちょっと前にカプセルホテルを出て、近くのミスタードーナツで朝食を済ませる。朝の新宿はとても澄みきっていて、昨日の喧騒がまるで嘘みたいに思えてくる。今だったら何だって出来そう、高校生の頃に好きだった女の子が今どんな風に生きているのかを少しだけ考えてみた。

 

 

紀伊國屋書店 新宿本店をだらだらと徘徊する。名古屋では見かけないような本がたくさん並んでいて、本の表紙を眺めているだけで幸せな気持ちになれる。特に気になったのは韓国人作家パク・ミンギュの「短篇集ダブル サイドA」という作品。カバーにはそこまで惹かれるものはなかったが、中身がとっつきやすく、かつ自分の内奥までずんずんと入って来てくれそうなもので、思わず買ってしまいそうになった。でもこれ以上荷物を増やしたくなかったので、購入を諦める。でも本を買いたいという気持ちは治まらなかったので、名古屋の本屋で見かけてずっと気になっていた碧野 圭の「1939年のアロハシャツ」を購入。サイン本だから、財布の紐が緩んでしまった。名古屋にもたくさんのサイン本は販売されているけれど、東京は段違いに売られている種類や数が多く、サイン本のためだけに東京に住みたくなってくる。

 

1939年のアロハシャツ (ハヤカワ文庫JA)

1939年のアロハシャツ (ハヤカワ文庫JA)

 

 

 

東口から西口へ。私が愛してやまないブックファースト新宿店でまたもや徘徊をする。こちらの方が何度も通っているので、本がどのように散在しているのかを把握しており、無駄のない徘徊が出来る。ただ、先ほどの本屋で徘徊欲は満たしてしまったので、買いたい本をささっと購入し、建物の上にある喫茶店へ駆け込んだ。

 

ももクロ春夏秋冬ビジネス学 - 笑顔の連鎖が止まらない至福の哲学 -

ももクロ春夏秋冬ビジネス学 - 笑顔の連鎖が止まらない至福の哲学 -

 

 

眠たい頭をこすりながら、ハニー何ちゃらラテという飲み物を身体に流しこむ。あまり美味しくない。この喫茶店に行くときにいつも頼んでいた商品がなんだったのかを忘れてしまった。こうして私は自分の大好きなものをぽろぽろと忘れていくのだと思うと、少しだけ元気が出た。先ほど購入した「ももクロ春夏秋冬ビジネス学 - 笑顔の連鎖が止まらない至福の哲学 -」という非常に胡散臭いタイトルの本を読む。作者が見ている視点でももクロのことを見たことが無かったので、「そんな仕掛けもあったのか」と勉強になる。勉強になったそれを今後の人生で生かしていけるかどうかは分からないけれど、こういう「役に立つか分からない知識」をどれだけ自分の中に蓄積していけるかどうかがその人の人生で大切なことなんじゃないかと思ったりもする、頭が疲れているから。少し遅いお昼は175°DENO担担麺TOKYOで「汁なし担々麺シビれましまし」を食べる。間違いだった。軽い気持ちだった。出てきたものを食べていて、最初は(普段よりも少し痺れるな)ぐらいにしか感じなかった。途中から痺れの度合いが強くなってきて、麺の味が分からなくなった。意識も朦朧としてきて、お店を出て歩いていると自分がなんでこの街を歩いているのか分からなくなった。もう今日の予定なんてどうでもよくなっていて、このままいっそ知らない町に逃げ込みたくなった。

 

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新横浜へ向かう道中もずっと意識は朦朧としていて、ふわふわとした感じがずっと続いていた。お腹は壊さなかったものの、頭の方がどうにかなってしまっていた。そんなぼろぼろの状態で横浜アリーナへ向かった。今年も「ももいろ歌合戦」に参加するのだ。

 

 

 

ライブが終わったのが25時過ぎ。ホテルは予約していなかった。マクドナルドで時間を潰し、始発までどうにか凌ごうと思った。でも体はだいぶぐったりとしており、これではどうにかなってしまいそうだった。歩いている途中で漫画喫茶を見つけ、駄目もとで店に入った。運よく席は空いていて、一番安い席でだらだらと時間を過ごした。料金は6時間パックというものに設定したので、迂闊に寝ることは許されなかった。Abema TVでももクロの番組が終わったら、「恋のツキ」の最終巻と「ブラックナイトパレード」を読んだ。「恋のツキ」は残念な終わり方で、今まで読んできたものはなんだったんだろう、と残念な気持ちになった。「ブラックナイトパレード」は以前読んだことがあったけれど、結構前に読んでいたせいか内容も忘れており、復習もかねて1巻から読んでみた。全てが完璧に面白くて、眠気を忘れて没頭した。こんな面白い漫画、どうして今まで放っておいていたんだろう。3巻を読み終えたら6時過ぎで、4巻も続けて読みたかったけれど、そろそろ名古屋へ帰りたかったし体力の限界も来ていたから、チェックアウトして新横浜へ向かった。

 

恋のツキ(7) (モーニングコミックス)

恋のツキ(7) (モーニングコミックス)

 
ブラックナイトパレード 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

ブラックナイトパレード 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

朝の6時台だというのに、ほぼ満員の新幹線の中で、寝ないようにスマホを眺めていた。すっと意識が戻るとあと少しで名古屋へ着くところであった。無事に名古屋へ降り立った私は、急ぎ足で家路を急いだ。家に着いたのが9時前で、私の部屋は物で散乱していた。誰かが自分の部屋を掃除する際、邪魔だった物を私の部屋に放置したのだ。仕方ないのでリビングでうとうとしながら新年のニュースを眺めていた。少しだけ眠気は去っていたので、調子に乗って漫画なんか読み始めたりした。でも体は相当に疲れがたまっていて、14時過ぎに自分の部屋の布団にダイブすると、そのまま眠りに落ちていた。

 

 

16時過ぎにむくっと起きた。睡眠時間はまだまだ足りていない筈なのに、そこまで眠くなかった。引き続き漫画を読んで元旦ののんびりとした時間を揺蕩っていた。夕飯はちらし寿司で、豪華な刺身が盛り付けられていた。お腹が空いていたのでかきこむように食べてしまうと、やることが無くなってしまった。暫し虚無の時間を楽しんだ。そのあとに読みかけだった漫画を再度読み始めた。「ブルーピリオド」という漫画で、YouTubeクリープハイプとコラボしている動画を観て、興味を持ったので今回読んでみた。読み始めてすぐに漫画の世界に没入してしまうほど圧倒的な面白さに満ち満ちていて、主人公が成長していく様を必死になって追っかけていた。

 

ブルーピリオド(6) (アフタヌーンコミックス)

ブルーピリオド(6) (アフタヌーンコミックス)

 

 

 

去年の元旦は何をしていたのか忘れた。来年の元旦に何をするのか、興味はない。今の私は今年の元旦、つまり今日をどれほど充実したものに出来るかだけに興味がある。年明けの仕事の事なんて考えない。正確にはついつい考えてしまうけれど、すぐに思考に蓋をしてしまう。考えると気分が滅入るからだ。でもそろそろ社会復帰するための準備をしておかないと、1月6日が辛すぎるから、明日は7時過ぎに起きるような計画を立てている。年末はあれほどまでに怯えていた仕事だけれど、仕事の人と会わず、ライブを存分に楽しんで、自分の頭で冷静になって考える時間を多く設けてみたところ、「そこまで怯える必要はない」という結論に達した。私は自分の仕事を神格化し過ぎていたのだ。出来ることは出来るし、出来ないことは出来ない。出来ないことは出来ないままにしておくんじゃなくて、どのようにしたら出来るようになるのかを考えて、それを黙々と実行していく。仕事とはそれの繰り返しで、下手なことを考えているような暇はない、後悔なんてしている時間はない。時間は有限で、特に私が所属している部署は時間の使い方が下手なので、そのしわ寄せが部署の末端の私に押し付けられてしまう。なので、「困った」ときに対処していくのではなく、比較的時間に余裕があるときに「困った」ときの準備をしておくことが大事なんじゃないかな、普段そんな当たり前なことが出来ていなかったから追い詰められたときにあたふたしてしまって、無駄に精神を消耗してしまったんじゃないかな、と分析している。人は簡単には変わらない。年齢を重ねていくと頭のカチカチ具合はより強固になっていくので、先輩や上司に甘い期待をするのははっきり言って時間の無駄である。そんなことを夢想している暇があったら自分で仕事ができるように手配して、ただ黙々と任せられたこと、任せられそうなこと、やったほうがいいことに積極的に取り組んでいく。今年はそんなモードでやっていく所存です。