眠たげな猫の傍で

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世界の果てで眠っていたいな

ZAZEN BOYS TOUR MATSURI SESSION@名古屋 CLUB QUATTRO(2019.12.3)感想

 

bigpopmonster.hatenadiary.jp

 

 

半年ぶりに名古屋に帰ってきました。MATSURI STUDIOからやってきました、ZAZEN BOYS

 

 

まるで耳が性感帯になったかのようだ。ZAZEN BOYSが鳴らす音楽が耳を心地よく刺激して、そっと目を瞑るとそこは桃源郷。ギター、ベース、ドラム、そして向井秀徳向井秀徳にしか歌えないよう観念的な歌が混ぜ合わさると、なんで生きているのかがふいに分からなくなる。今まで大事にしていたものがどうでもよくなり、今までそこまで気にしていなかったものをぎゅっと抱きしめたくなる。強がっていた自分がするすると溶けていき、本当は辛くて辛くて誰かに助けを求めている自分が顔を出す。

 

 

分かりやすい歌詞ではない。一体この人は何を歌っているんだ?という疑問がぽつりぽつりと生まれながら、でもその訳の分からなさが良いんだよな、と思いながら生ビールをゴクリ。軽く酔った状態でZAZEN BOYSの音楽を聴くのは最高。さっきまで仕事のことで悩んでいたけれど、仕事なんてちっぽけなものだと思えてくる。どうでもいい。自分の信じたものをしっかりと握り締めて、ただ前へ進めばいいんだと勝手に思えてくる。

 

 

メンバーの圧倒的な演奏にただ呆然とする時間が多く、その場合集中して音を聴いているので、ZAZEN BOYSのライブが終わった後はどっと疲れが滲み出る。ただそれは面白みのない仕事を嫌々やった後に出てくるあれではなく、最高のものを吸収しきったあとの清々しいしい疲れである。よくもまあ、あんな超人的な演奏が出来ることやら。少しでも気を抜いて仕舞えばバラバラに崩れてしまいそうな、か細くてすぐに千切れてしまいそう線の上で彼らは2時間弱も演奏している。

 

 

やっぱり凄いよ。ライブが終わったら、もっともっと音楽が聴きたくなった。音楽がより好きになった。何も考えていないようで、実は物凄く練り込まれた世界の中で、ぼんやりと体を動かしながら、たまに好きなことを思い浮かべたりして、あっという間の時間だったけれど、それが幸せだと思っているよ。来年も名古屋に来てください。その時は必ず観に行きますから。

 

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