眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

352日目「これからどうなっていくのも正しい」

6日ぶりの仕事。朝はギリギリまで布団の中で蹲っていた。眠気を堪えながら布団の中で暖かさを守っていられる幸せをいつまでも噛み締めていたいものだ。今日は2つ、客先とのアポイントが入っているので精神衛生は良好。私がいなかったときに私の代わりに先輩が仕事をしてくれていたのでそれのお礼を言ったり、あたらしきものがとんがりさんから窘められているのを横目で眺めたり、上司と一緒にドライブしてみたり、お昼はカレーを食べてその辛さにお腹を壊しそうになったりしてみた。なんて平凡で平和な日だ。

 

 

この会社はたぶん、ぬるい。いや、正確には私が所属している部署がぬるい。仕事はもっと汚くて、おぞましくて、精神的なものをゴリゴリと削られるものだと思っていた。ドラマや小説で、仕事の怖いぶぶんを嫌というほど味わってしまったせいで、就職する前は仕事のことが怖くて怖くて仕方なかった。蓋を開けたら学生の時よりも自分の時間を持てるし、緩やかな日々が待っていた。まだそんなぬるま湯に浸かっていられるのは私が責任のある仕事を任されていない証拠でもあるし、ことあるごとに先輩が「もう異動してきて半年も経つんだから、これくらいは」と言われた時は危機感を持っていたほうがいいのだけれど。私の頭は未だにぼおっとしており、「このままでいいのか?」という危機感がなくなりかけております。

 

 

あたらしきものがとんがりさんのゴリゴリに嫌になって会社を辞めてしまわなければいいんだけれど。確かにとんがりさんの言い分は正しい。正しいけれど、赴任してまだそんなに経っていないから体と心が職場に同期していないだろうし、気苦労も多いんだから。少しは長い目で見てあげればいいのに、と思う。思うだけだけど。

 

 

早めに家に着いたので、どかっと布団の上に飛び込んで、自分の時間を悠々自適に過ごしてみる。幸せが身体中を駆け巡っていくのは本当に素晴らしいことだよ。私は今、仕事のことでそこまで悩んではいない。そりゃ細かいのをかき集めれば悩みはあるっちゃあるんだけど、それらは時間が解決してくれるものだし、もし努力してもどうにもならないものはどうにでもなっていいものだ、と思い込む。今日はポカポカとしたいい天気で、お昼ご飯の後には外をぶらぶら散歩してみたい気分になったけれど、いよいよ今度の日曜日に迫ったマカロニえんぴつのライブの予習のために彼らの音楽を聴いていた。最近はマカロニえんぴつとフレデリックしか聴いていない。それほどにのめりこんでいる証拠なのだろう。もっと前から彼らに出会いたかった。でもこのタイミングで彼らのワンマンライブを観られることを幸せに思います。

 

 

相変わらず「同期のサクラ」が面白い。先週はばたばたしてて観れなかったけれど、一段落した今日、ようやく第6話を観た。今回は今までお世話になった人事部の火野すみれが主役。シングルマザーで娘を育てながら、仕事で無理難題を押し付けられても自分を押し殺してなんとか生きていく日々。ただ、そのような姿は娘からは「かっこ悪い」という風に映っていて、「こんなに頑張っているのに、じゃあどうしたらいいの?」と嘆くすみれ。

 

(すみれ)あの子に何言ったの?
(サクラ)お母さんは仕事で謝ってばかりのように見えたかもしれないけど、あれは会社のために自分を殺しているからだと言いました。お母さんは常日頃から会社にいる全ての人のことを考え守ろうとする。私なんかにはできない、すごい仕事をしているんだと言いました。お母さんと一緒にいたいのなら自分にウソをついちゃダメだとも。仕事が終わったらつくしちゃんと話してあげてください。お母さんのこと、すごく心配してましたから。
(すみれ)でも私、何かもう自信が...。
(サクラ)別にいい母親である必要はないんじゃないでしょうか。
(すみれ)え?
(サクラ)子供にとってお母さんはそばにいてくれるだけでいいんです。ニッコリ微笑んでくれるだけでいいんです。優しく手をつないでくれるだけでいいんです。私の母は私が好き勝手なことをしようとするといつも「しちゃダメ」ではなく「していいよ。してごらん」と言ってくれました。そのせいで私はこんな人間になってしまい、すみれさんに散々迷惑を掛け、大変申し訳ないと思っているのですが...。

 

 

(すみれ)北野さん。
(サクラ)はい。
(すみれ)私があなたの10年後だとしたらどう思う?私みたいになりたい?
(サクラ)それは...。
(すみれ)フフフ。無理してウソつかなくていい。いい?あなたは私みたいになっては絶対にダメ。あなたは10年後もその先も、ずっとそのままでいなさい。私はもうあなたみたいに生きられないから、あなたのことを応援する。これからも仕事でつらいことがたくさんある。女だから結婚して出産するかもしれない。私みたいに仕事と家族の間で悩むこともあるかもしれない。そんなときは私を頼りなさい。どんなことでも相談に乗るから。その代わり、何があってもくじけないで。自分の生き方を貫き通しなさい、北野サクラ。
(サクラ)ありがとうございます。会社に入って初めて褒められました。今までで一番うれしい、お母さん
(すみれ)え?
(サクラ)すいません。今、母親と話してるような気になってしまって。
(すみれ)フフ、別にいいけど。そう呼びたいなら。
(サクラ)いえ、つくしちゃんに叱られるのでやめておきます。その代わり、一緒に写真を撮ってもらえませんか?
(すみれ)いいわよ。
(サクラ)はい、同期。
(すみれ)あっ私、同期じゃないから。
(サクラ)すいません。はい先輩。

「同期のサクラ」第6話より

 

 

飽きというものが全く来ない。常に集中して観ていられる。子会社に出向し、自分の言いたいことを我慢するようになったサクラの代わりにすみれが放った言葉がとても嬉しくて。サクラ、という存在が彼女の周りの人間に良い影響を与えていることがとても素晴らしい。こんな人間が私の近くにいてくれたらな、と毎週切に思いながら観てる。で、今回はサクラに想いを寄せている葵の悶絶している姿が、もう、すんごく良かった......。次回でようやく地元の橋の問題が浮上してくるのだけれど、またあっという間の1時間を過ごしてしまうことだろう。このドラマを観ることを決断した1カ月前の私を全力で褒めたい。今期のドラマの中で飛び抜けて好き。どうか、この幸せな時間がいつまでも続きますように......。

 

 

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「同期のサクラ」



ポケットモンスター」の新作はこの間の金曜日に届いて、早くプレイしたい気持ちはあるのだけれど、体がどうにも動いてくれない。旅行の疲れとか仕事のこととかがぐわっと覆いかぶさって、ゲームをプレイする体力が残っていないのだろう。小説も全然読めないでいる。勢いで買った平野啓一郎の「ある男」は今年中には読んでおきたいのだけれど。体力がほとんど残っていない私は、火曜日のヨガをサボり、一週間分溜まったジャルジャルの動画を眺めていた。今回もくだらないものばかりだったけれど、観始める前は仕事で強張っていた心身も観終わったらいい具合に緊張が解けていて、リラックスしている。こんな状態を出来る限り長く持続させたい。全能感まではいかないけれど、「人生、辛いことがあってもなんとかなるでしょ」と思えるメンタルのまま人生を突き進んで行きたいのだ。