眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

343日目「新しきものがやってきた」

昨日は寝落ちした。ユニゾンの音楽を聴きながら、明日のことに思いを馳せて、目を瞑っていたら眠っていた。幸せな睡眠だった。朝はいつもよりのんびりとした時間に起きて、のんびりと準備して、のんびりと家を出た。昨日の喧騒が嘘みたい。今日から少し変わった職場を見て、今までの自分のビビリを脱ぎ去ろうとした。昨日不在だった上司に仕事の報告をして、先輩にも伝えるべきことは伝えた。そしたらやるべきことは始業前に終わってしまった。昨日でいろいろとやり尽くしたから、今日やることはないんだよな。のんびりとした気持ちで社内に居ると、一人、また一人と外に飛び立って行き、気づいたら職場で私一人になっていた。ここで慌てることはない。ゆっくり行こう。先輩に頼まれた、書類を客先に持っていくお使いはまだ発動しないぞ。ここぞという時にこれは使わねば。

 

 

昼過ぎにささっと客先に行って書類を提出し、ゆっくりと会社に戻る。ああ、今日はもうやることがないし、なんなら来週もやることはないので、会社を辞めてしまっても誰も文句を言うまい。もしああだこうだとけちをつけてくる人間がいたら「それならばどうして今まで放置してきたのですか」と言えばいい。私は放置に耐えたし、分からないなりに自分なりに考えて行動した。まあその行動が意味あることだったのかと聞かれれば、「いえ、それほどでもないです......」と気弱になってしまうのだけれど。

 

 

会社に戻ると、新しきものが鎮座していた。私が教育係、というふんわりとした情報が漂っていたので、いろいろと教えなければいけないな、と思っていたら先輩がテキパキと教えていたので、(私は別に教えなくてもいいよな。そもそも、もうこの職場に居なくてもいいよな......)とマイナス思考が頭を支配した。それからああでもないこうでもないとしていたら定時になって、私は心を整えてから会社を出た。

 

 

たぶん今年最後のユニゾンのライブ。最高でした。来年もライブに行かせて下さい。

 

 

家に帰って、ユニゾンのライブの余韻に浸りながら、帰り際に先輩に言われたことがまだ頭をぐるぐる回っていた。私は今までサボりすぎていたのかもしれない。でもあの状況で、どのように頑張ればよかったのだろうか。隣の課の、歳の近い先輩に相談をしておくべきだった。彼なら的確なアドバイスをくれたかもしれない。私は人に頼るのを極度に恐れて、今まで呆けていた。そのつけが回ってきただけじゃないか。今はライブで疲れ切ってしまった身体をじっくりと休め、火曜日から元気に出勤できるようにしなければいけないな。でもやはり先輩のあの一言が頭ぐるぐる回って離れてくれないよ。金曜日の夜だけは、どうか楽しく過ごさせてくれないか?