眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

332日目「残業なんてこんなものさ」

 

Same Thing - EP

Same Thing - EP

 

あの人を殺すより
面白いことをしよう
悲しみと棒アイスを食う

 

あの人を殴るより
イチャついて側にいよう
唇が離れぬように抱く

 

星野源「私」より

 

星野源が10月14日に配信リリースした新作「Same Thing」が恐ろしい。冒頭3曲聴いてみて、今のところ自分のなかで消化できていないのだけれど。これ、本当に星野源なのか。たぶん数週間くらいして、「そういうことだったのか」と合点がいく自分がいる気がしている。彼はいったい何をしようとしているのだろうか。そんなごちゃごちゃした考えは4曲目「私」が流れてどうでもよくなった。きれっきれの刃でさくっと斬られてしまった!でもそこまでは嫌ではない、みたいな心地がする。こういう音楽を星野源から求めているし、惜しむことなくどんどん出して欲しいな、と思っている次第です。

 

 

21時42分、家の扉を開ける。ようやく帰ってこれたのだ。すぐに扉を閉め、自分の部屋へ向かう。布団が視界に入った刹那、気づいたら身体は布団の上に横たわっている。圧倒的充足感。出来ることなら、明後日の昼くらいまでここでじっとしていたい。今日は残業をし過ぎた。昼過ぎに仕事が振ってくるのはしょうがないとして、以前も同じ作業をしていたおかげで、少しは仕事を片付けるスピードは速かったと思う。それにしても、作業に取り掛かれるのがあまりにも遅いことに加え、2カ月に1回くらいしか開催されないイベントが発生してしまい、それに時間を吸い取られてしまった。定時になり、上司がそそくさと家へと向かい、先輩が帰って来て、それなりの話を交わす。大半は私に対する悪い冗談ばかりで、さすがに聞き飽きてしまった私はちょうどよく聞き流すことができた。黙々と作業を進めるも、物量がそれなりにあるので時間はかかる。外は真っ暗。先輩が1人、また1人と会社を去り、気づいたら私1人だけになっていた。急に淋しくなって、まあこれ位出来たなら明日の午前中には仕上げられるだろう、と思い込んで帰宅。いつもより乗車率が低い電車に乗って家へ向かう。耳に流しこんでいるのはsyrup16g。いよいよ金曜日に迎えるライブのために、予習が欠かせないのである。彼らの音楽を聴いていると、どん底まで落ちてしまってぐしゃぐしゃになって悩んでるのは自分だけじゃないと思えて、少しだけれどほっとする。地下から出て、夜風に吹かれる。ジャケットを羽織っても寒いよ。潰れてしまったお店のずれ堕ちた看板が恨めしそうに世界を眺めているけれど、知らんぷり。今日は普段よりも帰りの道が長い気がする。気のせいだと思いたい。僕が一人であるような気がしているけれど、気のせいだと誰か言って。

 

 

痺れた頭でテレビに向かっている。録画されるはずだったバラエティは録画されなかった。観る予定が全然立っていないジブリのせいで私のHDDは圧迫されている。いっそ全部消してしまえ。虚しい、という気持ちは一瞬で。気づいたら新しい番組がじゃぶじゃぶ入っていくだけだから。残業した今日の事を考えてみる。普段は暇な時間が多く、そんなときはあらゆる思考を巡らせてみるので時間が流れるのが遅く感じられる。今日は夢中になれるもの、ならざるをえないものがあったからそれに向かって全神経を傾けていたら1日の大半が終わっていた。あっという間に時間が過ぎてしまうのは格別だ。でも作業に傾倒し過ぎていたぶぶんがあって、今思い返してみると「なにしていたっけ」という空虚感。作業というべき作業であったので、達成感など皆無。あるのは「いずれAIがやってくれればいいのに」という投げやりな気持ち。今日はこのまま、どこかの海っぺりに行って、のほほんとした時間を過ごしてみたいものだ。

 

 

残業したけれど、残業したせいで失ったプライベートの時間を取り戻すべく、必死こいて本読んだり音楽聴いてたらいつも以上に充実していたようだ。普段は目の前の事象に飽きてしまうとTwitterを眺めて時間を無駄にしてしまっていることが判明した。早く彼女が欲しい、というのはほんのちょっぴり嘘で、だいぶぶんで本当。

 

 

こんな時間に帰ってしまったので、1週間の楽しみであるヨガのレッスンは受けられなかった。果たして1週間、病気になることなく生き抜いていけるのであろうか。不安である。不安であるけれど、一昨日昨日の旅行で疲れ切った体を休ませているんだ、と思い込んでみると「そうかそうだ」と少しだけ合点がいった。明日を乗り越えたらピロウズだ。