眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

虚無の時間が多すぎる

始業前はまだましな方である。新聞を読んだり、会社のホームページを眺めることが許されており、「仕事っぽい」ことをしていて精神衛生上よろしいからである。しかし、ひとたび始業のチャイムが鳴り響き、各々が各々の仕事に取り組み始めると、私は手持無沙汰で途方に暮れてしまう。定型業務があればいいのだが、私が所属するのは営業、日々違うことに取り組んでいる。取り組んでいる、と書いてみたが、実際のところは虚無の時間が大半で、一日が終わるころには気がどうにかしてしまいそうな気分になっている。私はまるで透明人間であるかのように、デスクに座って目の前のよく分からない資料に目を通して仕事をしている、ふりをしている。本当は何もやることがなくて......とここまで書いていて空しくなりすぎてしまったのでもう仕事に関することなど書きたくない。どうせ好きなことを書いていいのならば、好きな音楽のこととか、行ってみたい海外のこととか、今週に控えているピロウズのライブのこととか。そんな明るい話題を積極的に書いていきたい、と思っている。のだが、指を動かしていて気付くと暗いことばかり書いている。この現象は、私が仕事に関する苦しみを心の中だけで抱えておくのが困難な証拠、私の心が弱っちい証左なのである。だからどうだ、ということでもない。今日も私は仕事で嫌な思いをしてしまった、ということである。