眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

UNISON SQUARE GARDEN 「Bee-side Sea-side U-side」@なんばHatch(2019.10.13)感想

 

bigpopmonster.hatenadiary.jp

 

 

UNISON SQUARE GARDEN 「Bee-side Sea-side U-side」2回目の参加。前回の浜松に続き、今回も大阪という遠征のライブ。お金が有り余っているわけではない。今のユニゾンを出来る限り観ておきたいから、少ない貯金を取り崩しながら、こうして観に来ているわけである。前回の浜松窓枠は整理番号がどん底だったので開演時刻ギリギリに駆けつけて、会場の一番後ろで眺めていた。今回はまずまずの整理番号だったので、柄にもなく会場時間前に会場に着いて、自分の整理番号が呼ばれるのを謙虚に待っていた。半袖装備でいいだろと思っていたが、10月の大阪は半袖一丁では少々肌寒い気温であった。パーカーなぞを持ってこればよかったな、と後悔しながらようやく自分の番号が呼ばれて会場へ。なんばHatchなんてすごく懐かしい。大学生の頃、ニコとユニゾンの対バンライブでここに来たことがあったっけ。中に入ってみるとなかなかに大きくて、この間の窓枠は貴重なハコでのライブであったことを痛感。確かに、一番後ろでもメンバーとの距離が近かったからな。でも今日は結構前に来れて、前から5番目くらいにはなんとか食い込めたので、メンバーの演奏している姿をじっくりと眺めることが出来るであろう。開演までの1時間は長いので、改めてB面アルバムを聴いていたが、良曲しかなくてビビっている。シングルもかっこいい曲が多いし、アルバム曲もお気に入りの曲がたくさんあるし、B面曲もこんなにいい曲がたくさんあるなんて、ユニゾンはやっぱり最高のロックバンドですな。

 

 

開演時間を少し過ぎ、いつもの様にSE「絵の具」が流れ、メンバーが登場。一曲目「リトルタイムストップ」はやはり痺れる。目の前でメンバーの姿を観れるので「ここはこんな風に演奏していたのか」ということがありありと分かり、それを記憶という媒体に残していく作業が痺れるほどに嬉しい。たぶん、ワンマンライブでこんなにも近くで観れたことは今回が初めてなのではないか、と思うほどに斎藤さんが近く(斎藤さん側にいました)、「やっぱイケメンだわ。脚ほっそ...」と演奏とは関係のないところで心が奪われてしまいました。

 

 

1,000人以上のキャパをもつライブハウスで、結構前に来てしまったので「盛り上がる曲が来たら圧縮されるかもしれない。どうしよう」と不安でしたが、FCライブで民度が高いからでしょうか、強引に前へ前へとしゃしゃり出てくる様な輩はおらず、終始快適にライブを観ることが出来ました。あとは馬鹿でかい声で歌ったり、異様なまでにクラップするような奴もいなくて、本当にライブが観やすかった。斎藤さんも言っていた通り「教育されている笑」結果なのでしょうか。前回の浜松といい、こんなにも快適な空間でライブを観ることが出来るのなら、年会費5,000円はそんなに高くないのではないか、と錯覚してしまうほどでした。

 

 

今回も前回とほぼ同じセットリストだったので、「そうそう、ここでこう来るよね」という風に未来をが分かりながらライブを観るっていうのも新鮮です。大抵のツアーは一か所しか行かないので、セットリストも見ないまま行くことが多く、「おお、次はこの曲か」という楽しみがあります。でもあまりにも知らない曲が多すぎるとテンションが下がってしまうことがあります。その点、ユニゾンはCDとして発表している曲は全部耳を通しているので、「この曲分かんない」ということが起きず、終始いい感じのテンションで眺めていることが出来ます。

 

 

「over driver」「ピストルギャラクシー」「ギャクテンサヨナラ」とBPM高めの曲3連発はさすが、としか言いようがないほどにかっこよかった。よくもまああんな激しい曲達を休みを挟むことなく演奏することが出来るよな。どんな体力をしているんだよ。そして「ギャクテンサヨナラ」から間髪入れずに「僕は君になりたい」を演奏するの、違和感がありすぎて今回もツボにはまった。先ほどまでの激しさがなかったかのように「君が羨ましいよ」と穏やかな口調で歌うものだから、頭の制御回路がバグってしまって、しばらく呆然と「僕は君になりたい」を眺めてしまうことになるのが辛い。この曲すごく好きだから、間を置いた後に演奏して欲しかったな。そうそう、前回のライブを少し忘れていたので、「スノウループ」で頭がふんわりしたところで「ここであったがけもの道」を演奏するという段取りをすっかり忘れていて、大変興奮しました。最近のユニゾンのB面曲は質が高いのが多く、「ここであったがけもの道」のその曲の一つ。それを今回のツアーで演奏してくれるなんて、やはりユニゾンは分かってらっしゃる。「成敗成敗」と歌うところが本当に気持ちいい。で、「ここであったがけもの道」があまりにも心地良すぎたので、続く「ノンフィクションコンパス」を何故だか知らないけれど「シグナル ABC」と勘違いしてしまって、1番の最後まで「シグナル ABC」のつもりで聴いていました。完全に頭がバグっていました。「ノンフィクションコンパス」も人気の高い曲であることが会場の異様な盛り上がり方で伝わってきました。だって純粋にいい曲ですもんね。

 

 

「この間曲の投票をしまして。次にやる曲は31曲を抑えて30位になった曲です」

 

と鉄板のMCを披露してからの「三月物語」はじわる。この曲、本当に歌詞がいい。そして切なくなる。間近で斎藤さんの歌っている姿を眺めていたら、「ああ、本当に今日のライブに来れてよかった」ということをしみじみと思いました。続く三シリーズの「三日月の夜の真ん中」からの「サンタクロースは渋滞中」でニヤニヤしっぱなし。だって田淵が憎い動きを披露しているんだもん。やっぱり落ち着いた曲でしっとり演奏している姿よりも、激し目の曲で縦横無尽に動いている方が田淵は映えるな。続く冬曲シリーズ「スノウリバース」のイントロで「おおお」と場内が湧き立つので、やはり1位の曲は違うなということを実感する。

 

 

そしてここからまた「U-Side」のコーナーが始まるのです。正直に申し上げますと、一度観たライブのセットリストのままのライブを観るのは、ほんのちょこっとだけ退屈な感じはありました。それはやはりB面曲がシングルやアルバム曲に比べて地味、というのもあるのでしょうか。それともライブで聴き慣れていないから、あまり盛り上がれていないからでしょうか。なんにせよ、ユニゾンのライブに対して「退屈」なんて思うことは大変失礼なことで、そんな風に思ってしまう自分が嫌になってしまったことをここで書き記しておきます。で、「U-Side」のコーナーなんですが、ここでは絶対に書けないことが起きてしまいました。嬉しいハプニングというやつです。田淵から「スマホで発信するなよ」というジェスチャーを頂きましたので、完全オフレコにさせて頂きます。正直、今回のハプニングを観れただけでも4,300円を支払った価値がありました。

 

 

「U-Side」のコーナーが終わり、また真剣なライブが始まるぞ、という気持ちで次の曲を待ちます。記憶力がいい方ではないので、1週間くらい前に同じライブを観たはずなのに何を演奏していたのかを忘れてしまった。まあ、忘れてしまっている方がワクワク出来るので、今回はオッケーなんですけれど。

 

「シグナル  それはシグナル  君が忘れていた桃源郷

 

ああそうだった、「シグナルABC」だったわ。ああ、この曲本当に良いよな。このツアーが終わった後にもたまにはこの曲の存在を思い出して欲しいな、という我儘を抱いた次第です。そこからは終盤へと怒涛のラッシュ。「ラディアルナイトチェイサー」という神曲を投下して場内が一気に湧き立つと、続く「I wanna believe、夜を行く」で今日一くらいの盛り上がりを見せると、「ラスト」という斎藤さんの掛け声ともに「Micro Paradiso!」を演奏。今回のこの曲の楽しいところは、「とぅるととっととっとっととぅるとぅる」というところで何度も演奏を止め、まるで斎藤さんと田淵がダルマさんごっこをしているようなジャレ合いのぶぶん。田淵をちょんと触って自分の定位置に急いで戻る斎藤さん、次の演奏で田淵が斎藤さんを追いかけ、2人の追いかけっこが始まるところが何とも微笑ましくて、「ずっと眺めていたいと思うのは私だけだろうか」という幸せな気持ちに包まれました。

 

 

アンコールで「カップリング曲だけでもなんとかなるもんだね」と斎藤さんが言っているのに全肯定しました。ホントそうですよ、カップリング曲だけでこんなにも素晴らしいライブを成立させることが出来るなんて、あなた達は本当にすごいロックバンドなんですよ。アンコール1曲目が「5分後のスターダスト」が来るのは流石に覚えていましたが、いざ演奏しているところを観ると涙ぐみそうになりました。1stシングルからこんなにも凄まじい曲を作っていたなんて。本当に、彼らを追い続けてきてよかった。続く「さわれない歌」でユニゾンとの今までの思い出を思い出しながら感傷的な気分に浸っていると、アンコールのラストに「ラブソングは突然に〜What is the name of that mystery〜」を投下。最後に最高に盛り上がって今日のライブも終わってしまいました。

 

 

遠征して、調子に乗って本屋巡りをして体力をそこそこ使ってしまったからなのか。それとも最前列のほうで少々の圧迫があったからか。ライブが終わった頃にへとへとで立っているのがしんどかったです。でもそれと同時に「ユニゾンの最高のライブをまた観ちゃったよ〜」という幸福感でいっぱいでした。帰りにハイネケンの缶をぐびぐび飲みながら、「まだこのツアーに参加できるなんて、本当にFCに入っておいてよかった」と思いながら、変なテンションになってしまっていたのでグッズを買ってしまいそうになりました。どうせ買ったところで後で後悔するのは目に見えているのに。終演10分後でも結構な人が物販で並んでいたので、グッズを購入するのを断念して、ホテルへ向かいました。

 

 

前回の窓枠のライブはメンバーとの距離がまあまああったので(それでも普段のユニゾンのライブよりかは近かったです)、今回はメンバーとの距離が近すぎて少々興奮してしまいました。だって肉眼で斎藤さんの真剣な顔つきや、田淵の飄々とした表情や、TKOのぽーっとした顔を拝めるんですよ、最高だよ!整理番号は前へ行けるかどうか微妙なところでしたが、運がよかったです。ライブの感想に全然なっていないような気がしますが、まあ私が今書けることはこんなところでしょうか。あとはライブハウスの音響がすごく良かったので、音で不愉快になることは一度もありませんでした。ギター、ベース、ドラム、ボーカル、コーラスの音がクリアに聴こえて、耳が幸せでちぎれそうになりました。あとは、ちょこっとだけ思ったんですけれど、前回の窓枠でも思ったことなんですけれど、斎藤さんの声がちょこっとだけ、ほんのちょこっとだけ出づらそうだったのが少し引っかかりました。いえ、わたしの耳があまり精度がよろしくないからそういう風に聴こえただけかも、ということです。来年もライブハウスを回ってくれる、ということですので来年も楽しみにさせて頂きます。今日も最高のライブをありがとうございました。

f:id:bigpopmonsterpro:20191013223820j:image

f:id:bigpopmonsterpro:20191013223830j:image