眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

定時に帰りたい、というのは悪なのか

普段、定時になったとともに帰りたいと思っている。だってやることがないのだから。女性陣は猛々しく、それこそ定時を告げる鳩の声の余韻がおさまらぬうちに会社を出て、自分の巣へと戻っていく。勤務中に早く家に帰りたい、と思っているからこそなせる技であろう。既に匠の領域である。あっぱれ、是非ともその道を極めて、後に続いていく者に光を示しておくれ。話が逸れた。定時になり、一瞬にして帰ってしまいたいのだけれど、そんなことをしてしまったら先述の女性陣のように「さっさと帰りたい奴」という刻印を先輩方から深々とつけられるに違いない。そんなのはご免なので、少々の時間を置いてから(例えば15分くらいが適切であろうか)「先輩、何か手伝えることはありますか」といった具合に段取りをし、「何もないよ」「お先に失礼します」といったやりとりを颯爽とこなし、私もわが楽園へと帰るのである。ただ、タイミングがうまく合わないときも往々にしてあり、そんな時は「早く帰りたい、早く帰りたい」と心の中で呪文のように唱えながら先輩方の仕事が一段落するのを待つ。ええいもうまどろっこしいわい。パソコンに帰りたい旨を告げるソフトを組み込んで、ボタンを一回押しただけで「帰りますが大丈夫ですか」という意思表示が先輩方に伝わればいい。いちいち声を発して意思確認をするのが時代錯誤なのである。声を出してしまうのなら、そのエネルギーを他の場所でぐいぐい使わせてくれ。話が逸れたので戻す。ええと、なんだっけ。そうそう、定時になったらさっさと帰りたいという話であった。で、私は普段定時を15分ほど過ぎたあたりで先輩方に帰る旨を伝えるのだが、それがうまくいかないといらいらする。東京にいた頃は2,3時間残業してしまうのが当たり前だったので、30分ばかし時間を無駄にしても別にいいではないか、といった意見も自分の中で散見されるであろう。しかし、私は名古屋に来てから時間管理には厳しくなったのである。そういうことで定時に帰れなくてやきもきしているのが常なのであるが、先日、19時30分からライブがあるという日があった。そういう日は早く上がったとしてもやることや寄るところに困ってしまって、定時後に職場でだらだらと過ごすのが苦痛にならぬのである。それがとんがりさんとの二人ぼっちのときでさえも!そんな発見をしてしまってから、極力平日にライブの予定を入れたほうが私は幸せな人生が送れるのではないか、なんて発想を思いついたわけである。しかし、そのような発想が馬鹿げていることにすぐに気づいてしまった。私にはライブでじゃぶじゃぶ使えるようなお金の余裕というものがなかったのである。お金のこと以外にも、平日のライブというものは仕事の後に行くわけであるから、100%の力で楽しめるわけではない。すると、ライブが終わった後の満足感が著しく低下していき、そんなことなら無理してライブに行かなくても家でまったりとすればいいのではないか。そろそろこの話の締めをしたいのだが、うまいこと思いつかないので、この辺で勘弁願いたい。