眠たげな猫の傍で

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世界の果てで眠っていたいな

the HIATUS「Our Secret Spot Tour 2019」@ Zepp Nagoya(2019.9.4) 感想

フェスでは一度だけ見かけたことがあるthe HIATUSのワンマンライブに初めて行ってきました。音源を聴く前からどうしてか知らないけれど今回のライブに行きたくて、一般発売日になんとか入手できて行ける段取りがつきました。そこからは、最新作「Our Secret Spot」 を中心に、1ヶ月近く音源を聴きこみました。正直、彼らの音楽は一聴して「これだ、これこれ」と頷けるほど分かりやすい音楽ではなくて。何度も何度も、言い方は悪いですけれど辛抱して聴きこんでいかないと良さがよく分からない。今までは一回聴いただけで「自分には合わない音楽だ」と決めつけて殆ど聴きこんでいかなかったんですけれど、今回はライブに行くので、せっかくなら楽しみたいから聴きこんでいきました。ライブ当日になっても彼らを良さを100%理解できたなんて言えません。でも、少しずつではあるんですけれど、「あっ気持ちいい」と思える瞬間が何度か存在して、それをまた追体験したくて何度も聴く循環が生まれました。今までの作品は少し難解なところがあって取っつき辛いぶぶんがあったんですけれど、歌もの感じが強まっている「Our Secret Spot」は比較的早い段階から好きになっていきました。

 

 

そんなthe HIATUS初心者がthe HIATUSのワンマンライブを観た感想なんですけれど、ぶちぬけて「爽快!」といった感じはありませんでした。曲が進んでいくうちに、じわりじわりと「ああ、これが音楽だ」としみじみ感じ入るという具合で、一言で言うなら彼らのライブは「アート」ですね。分かりやすいパンキッシュロックミュージックではなく、ギターベースドラムにピアノと他にもいろんな音を盛り込んで、「the HIATUS」としか言いようのない音楽を紡ぎあげる。なので、先ほどライブを観終わった感想は「なんか凄いものを観た」といったぼんやりとしたものでしかないんですけれど、時間が経つにつれて、「あの日のライブ、めっちゃよかったやん......。またライブ観たいんですけれど......」といった感じに感想が変化しそうです。予習しておいてよかった。開演ギリギリに入ったので箱の隅っこのほうで観ていたんですけれど、4曲目「Unhurt」で人がぞろぞろ前へ行進したので、うまくその波に乗っていい感じの場所に移動することが出来ました。音源で何回も聴いたのにあまり乗り切れなかった曲もあれば、あんまり聴いていないのにすごくテンションが上がって嬉しくなる曲もありました。ああ、もっと聴きこんでいきたい。

 

 

想像していた通り、細美さんはすごくまっすぐな人で。MCでも自分の思ったことをずばずば言っていて、それくらい素直な人間になれたら、と思ったりもして。「すごく響く言葉ってのは、本音で言った言葉だよ」といったMCや、「スマホやテレビの向こう側に本当はねえよ。辛くなったら水辺に行ってみなよ。名古屋の汚い川でもいいんだけれど笑。水面に映る夕焼けはとても綺麗だからさ(からの「Shimmer」は最高でしかない)」といったMCが印象に残っています。10周年という区切りの、お正月みたいにめでたい年だからか、しきりに「ありがとう。これしか今の気持ちを表せる表現がない」という風に頻りに細美さんが感謝を述べていたのがジーンときたし、改めて彼はロックに愛された人間なんだと実感しました。

 

 

今日のライブに来てよかったです。ものまねは気になるけれど笑、最高の演奏を観させて頂いたのでもう最高な気分で水曜日の夜を過ごせています。ありがとうございます。また観に行くと思うから、そのときまでに全曲はそらで歌えるようにしておきます。ダブルアンコールまでやると思っていなかったし、それが「西門の昧爽」だったので、(まじかよ)と驚きと嬉しさで顔がぐしゃぐしゃになったのはいい思い出でした。

 

 

 

<セットリスト>

01.Hunger
02.Servant
03.Thirst
04.Unhurt
05.Time Is Running Out
06.Clone
07.Bonfire
08.Sunset Off The Coastline
09.Radio
10.Regrets
11.Chemicals
12.Horse Riding
13.Silence
14.Back On the Ground
15.Something Ever After
16.Insomnia
17.Firefly / Life in Technicolor
18.Moonlight
EN
19.Get Into Action
20.Shimmer
EN2
21.西門の昧爽

 

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