眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

298日目「存在の耐えられない軽さ、それに対する対処法」

私には積極性というものがない。出来ることなら周りの流れにうまく乗って、大事が起こらないように息を潜めていたい。しかし仕事、ことに営業においてその状態を持続しておくことはほぼ困難である。常に人との関係性のなかで仕事における価値を誇示していかなければならない営業は、安穏としていることは許されざる状態である。特に新規営業を主体とする会社ではなおさらのことであろう。私の場合、そこまでうるさく「新規、新規」と上からせっつかれるわけではないが、やることがないのに社内に居るのはもはや精神を傷つける行為以外の何物でもない。既に私は「お客様」ではなく、「一人の社員」として見做されており、先輩社員に加護を要求するのはお門違いであることが証明されている。ではどうするべきか。早い話、「新規客先から仕事を貰ってくる」ことが今、私がすべき至上命題なのである。答えは簡単に導き出せるが、それを実際に施行することはもはや異次元の世界の話で、その差異に私は大胆に転びそうになるのを恐れて、今まで逃げてきた。しかし、先日の先輩の伝聞から課長が業を煮やしていることが判明し、「もう積極性がないから......とかごたごた言っている場合じゃない」と自分に鞭打って、今日は新規客先へ飛び込み訪問をしてきた。詳細を記述するのは避けるが、結果から言えば「首一枚繋がった」といったところである。その行為は常人にとってはとてもちっぽけなことであるのかもしれないけれど、私にとっては大きな一歩であった。今でも受け入れ態勢が整っていない、寧ろ怪訝に邪険にされるような環境下で、涙堪えることを状態を表面化に表さず、必死になって言葉を紡いだあの時の私に拍手喝采を送りたい。......なんて腑抜けた考えだろうか。今の会社に入社してに4年が過ぎているのに、このような体たらく。自分一人では物事を動かすことができないような今の状況はなんとも恥ずかしいことであって、些細な一歩に対して尋常な注意を払っている場合ではないのだ。我武者羅に働かなければいけない年頃であろう。30手前から人間は働き盛りという無敵状態になってしまうというのに、未だスタート地点に立てず、まごまごとよくわからないこと、冷静になって聞いたとしても意味をなしていない文字の羅列を頼りにするなど正気の沙汰ではない。私はすでに自立した、独立した一個人として世界を縦横無尽に闊歩しなければいけないというに、未だ持って不安定な要素はそこかしこに散らばっており、どうにもしゃんとしない心なのである。

 


今日も相も変わらずジム通い。前回、期間限定無料オプションの有料(優良)水の契約を断ってきた段である、運動の合間に摂取する水分をどうするのかという話が今回の議題に上がってもよさそうであるが、重要なのは他にある。運動をする体の状態であるかということが議題に上がるべきである。しかし、昨日の早寝の実験はなかなかによかった。普段は24時半過ぎに寝るという手段を取っているが、昨日は24時を少し過ぎたあたりで寝ることを決心し、実際に就寝に入った。朝目覚めが若干よろしく、「おっ、これは」という感触を携えながら会社へ。昨日までは眠たさのミルフィーユかの如く眠気がおさまらず、これぞ生き地獄、と罵っていた現状が正常に動き出した。清涼剤を摂取せずとも眠気が来ぬ。それがどれほどまでに心地よいことなのか。眠気に関して一切のストレスを感知せず、というのが非常に嬉しき事態なのである。話が逸れたのでもとに戻そう。今回で12回目のジム。そろそろ減量してきても良さそうな頃合いだというのに、お腹の弛みはなかなか解消されず、「体重」という客観的な指標でもっても私の運動の良き成果は証明されていない。

 

2019年8月22日現在の体重は81.4kg。前回(2019年8月1日)測定時より0.7kgアップしている。ああこれが現実。繰り返している運動が甘甘ということの証左であろうか。私がせっせと繰り返している運動はエアロバイクとヨガオンリー。他にもっと身体に負荷を与えられるような運動をとってもいいはずなのに、私はここでチキンになってしまう。そもそも、平日しかジムへ行っていないのがおかしいのだろう。仕事終わりに多大な負荷を体に与えようとは思わない。あまり働いていないけれど、少しは疲れてしまった体の回復に努めたい、と思うのが老婆心である。今日は仕事終わりに散髪に行ったせいで*1、家に帰りついたのが19時40分。今からジムに行くのもかったるいな、という思いはありましたよ、そりゃ弱い人間ですからね。でも、久しぶりにがむしゃらに身体を動かしたくなったみたのだ。気づいたら久方ぶりのキックシェイプなるものに参加していた。以前受けたときよりかは運動の難易度は易しくなっていたはずなのに、運動を積み重ねていくうちに足が重くなっていく辛さ。私はこの両足をもっともっと動かして、腰もしっかりと捻って、余分についてしまった脂肪を燃焼させてあの空に返したいだけなのに。45分の運動で体力を根こそぎ持っていかれたのにも関わらず、「まだまだまだ」とエアロバイクを6kw漕ぎ、今日の運動は終了終了ーー。もうダメです、これ以上体を動かしたら明日使い物になりません、この体は。ほうほうの体で家に帰り、徐々に近づいてきているポルノグラフィティのライブに備えて、シングルアルバムカップリングごちゃ混ぜのプレイリストを聴いていると、次第にポルノグラフィティというものが私の体に浸食していく。その心地よさ、背徳感をもっともっと、と求めている自分がいた。

 

 

10,618歩

*1:だいぶ髪を切られてしまった。一日の終わりであったせいか、美容師は口少なし。最後に「学生の頃からあんたの事を知っているから、立派に背広を着ている姿を見るとぐっとくるものがある」と言っていたが、私はそこまで人の印象に残らないような生き方をしているので、美容師がどこまで本気で言っているのか分からずじまい