眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

作り笑顔もままならないや

仕事、しんどいなって時がたまに来る。「ああ、もう辞めてやる!」という強い意志を持ったものじゃなくて、うまくいかないことが続いて、「明日も仕事か。休みたい」と思うことは何度もあった。それでも大学を卒業して入った会社を辞めずにいるのは、他にしたいことがなかったからだし、辞めるほどしんどいわけでもなかったから。だから、なんというか、今の仕事をだらだらと続けている感じが未だに払拭しきれずにいる。いろんな部署を転々としたせいで、「これは任せてください」といえるような仕事はないし、まだ先輩の後ろをついてまわっている状況が続いている。正直、もどかしい。いつまで研修みたいなことを続けているんだよって嫌気が差す。でも、今の自分をきちんと受け止めてからじゃないと、前へ進んでもすぐに転んでしまう気がする。

 

 

「隣の課の〇〇はもう新規営業、ばんばん行っているんだって」そんなことをぽつりと零した先輩はきっと優しい。真っ向から私に不満をぶつけても良かったのに。「お前もさっさと新規の一つや二つ、持って来いよ」そんな風に言ってくれたほうがどれほど良かっただろうか。でも先輩は、私に対してそのようなことを言ってこない。ただ、匂わしてくるだけ。分かっているんだろうな、真正面から叱りつけたら、私が立ち直れなくなって、またべそかきだすということ。東京でのあの頃についてはもう考えないようにしているけれど、自動的に思い出されてしまうときがある。そんなときは、その時の自分よりも今の自分の方が成長しているぶぶんを見つけて、「もうあのときの自分じゃない」とそっと心に言い聞かせている。たぶん、あの時の自分とほとんど変わっていないんだけれどね。

 

 

一歩、踏み出せずに4年と3カ月が過ぎてしまった。4年、長いようで、社会人になって働き出してみると分かるけれど、すごくあっという間だった。大学生はあっという間に過ぎるぞ、と大学の先輩に言われたけれど、まだ大学のほうが長かった気がするよ。自分でイベントごとを生み出して、日々のズイショズイショに配置しないと、仕事だけの平坦な日々になりがちになる。私は趣味だったLIVEを日々の隙間にねじ込むことで、退屈からなんとか逃れてきた。本当のところ、仕事で一所懸命になって、飽きることを知らない日々を過ごせたら良かったんだけど。未だに自分の仕事に興味が持てない。本気で仕事に取り組んでいないからだろうか。それとも、世間一般的に、仕事とはお金を稼ぐための手段であって、それに対して興味とか......なんてことが一般的なんだろうか。別に、自分が一般的であろうがなかろうがどっちでもいいけれど。今のこの生活がどうしても気に食わないんだよな。

 

 

営業という仕事は、もっと派手なものだと思っていた。蓋を開けていたら、なんというか、中途半端な派手さで、角度を変えたら、「めっちゃ地味じゃん」と他業界の人から言われそうなほどに地味である。地味に生きることをモットーとする私にとっては、派手すぎない今の職場は居心地がいい。でも、今は第一線に立っていないからそういう風に思えるだけで、矢面に立たされたらそんな悠長なことも考えていられないんだろうな。先輩、あれだけ飲みが好きそうなのに、お客さんとの飲みが続くとしんどそうにしているから。まあ、飲みが好きなこととお客さんと飲むのとではだいぶ違うだろうけれど。

 

 

この間の金曜日、すっごく心が苦しくなって、早く新規営業に行って、お客さんを見つけて、先輩たちをぎゃふんと言わせたいと思っていた。けれど、この三連休は完全に弛緩しきっていた。どういう風にお客さんと話すのか、ということのシミュレーションなんて一切しないで、なんなら仕事の事なんて殆ど思い出すことなく、完全に休みを謳歌していた。たぶんこれが休みの過ごし方の正解なんだろう。休みまで仕事の事をひきずって、ああでもないこうでもない、と悩み続けていたら多分病む。いや、多分じゃない、結構な確率で病む。今はまだ実家で暮らしていて、家族との交流がそこそこあるからいいだろうけれど、東京で一人暮らしで、周りに友達がいなかったらすぐに病むな。良かった、地元に戻ってこれて。

 

 

さて、仕事に対する今の愚痴をだらだらと書き綴っただけの面白くない文章を書き終わって、いよいよまた明日から仕事が再開するわけですけれど。もう、見て見ぬふりはできないだろうな。他人がそれを許容していたとしても、私の方がそれを許さないんで。中途半端に年月を重ねていくのは本当にしんどい。さっさと仕事が出来るようになりたい。何の心配もかけず、先輩が私を頼っている状況を早く作りたいのです。今私ができることは早く眠りに就いて明日の仕事に備えることなんですけれど、今22時17分でそこそこな夜なんですけれど、午前中眠りっぱなしだったもので眠気が殆ど無いんです。そういう時はむりやり布団に入って電気を消して寝る努力をしても寝れないだろうから、この間買って読むのを楽しみに待ち焦がれていたあの本を読もうと思います。明日から、一波乱起こそうと思っています。もう現状が波風立たずすーーっと過ぎ去っていくのは耐えがたいから。

 

 

三体

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