眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

仕事

平日は仕事だけで埋め尽くされた私の生活を色で例えるとするならば、それは灰色一色。まるで色彩を失った世界のように空っ風が吹きすさぶ。恋愛をするなんて考えられない。そんな余裕ない。終電ギリギリで毎日帰って、家に帰るとメイクを落とす気力もなくて気づいたら朝が来ている。そんな日々を繰り返しているだけ。無為。休日は一応週二日、って決められているけれど、平日で仕事が終わらない私は家でだらだらと残った仕事をしている。ありえない。仕事以外何も出来ない。別に、入りたくて入った会社じゃないし。やりたくてやっている仕事じゃないし。いつだって会社を辞めたっていいんだけれど。親に対してあんな大見得を切った手前、のこのこと実家に帰るのも憚られる。八方塞がりな人生。あと数年で30になる。思えばろくな恋愛をしてこなかった。どいつもこいつも自分のことばかり考えていて、私はあんたの欲望を満たすために存在しているわけじゃないっつうの。そんなくだらない恋愛ばかりしていたら、自分がひどく擦り切れていることにあとで気づいて。でもいまさらどうすることもできなくて。私の人生は八方塞がり。起死回生なんて考えられない。こんな満たされない、惨めな気持ちをただ引きずっているだけで人生が終わりを迎えそう。笑える。本当は泣き出しそうだけれど、そんなことをしてしまったらもう後に引き返せなくなりそうで怖い。今日もなんとか皮一枚繋がった状態で、生きてる。