眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

271日目「久しぶりのボーリング」

また1週間が終わる。金曜日の朝を迎えた私の頭はそのことばかり考えていました。最近、あっという間に1週間が過ぎてしまうことが怖いんです。日曜日の夕方、「あー、明日から仕事だよ。滅入っちゃうよな」と一通り落ち込んで、月曜日の喧騒のない1日を過ごしてしまうとあっという間に平日を駆け抜けて、今週も金曜日を迎えてしまいました。別に、日々があっという間に過ぎていくことに対しては、「自分も歳を取ったから時間の流れるスピードが速くなったのかな」といった感想くらいしか持たないんですけれど、その1週間の中身のなさに呆れ果ててしまいます。このままでは私はどうしようもない会社員になってしまう、という危機感が私の首を真綿を締めているかのごとく苦めているのです。今の時期は営業としては落ち着いた時期で、ゴリゴリ残業をしなくてもなんとか仕事が回っていくという状況なのがいけないのか。それとも自分から積極的に仕事を取っていく姿勢が駄目なのか。おそらくどちらの要因も今の私の危機感を煽っている一因ですし、他の複雑で些末な事柄も絡み合って、今のような状況が生まれてしまったことなのでしょう。

 

 

とある用事で、先輩と客先のとあるスペースに待ち合わせすることになりました。余裕を持って行動をしていたんですけれど、一人で歩くとなると、「あれっ、ここを歩けばいいんだっけ?」と歩く道が分からなくなり、建物に入ってからも、「あれ、どこだっけ?」と彷徨ってしまい、約束の時間を3分ほど過ぎてしまいました。普段は温厚な先輩も多少の感情の起伏を見せており、「どうして遅れたん?」と詰め寄ってこられ、「なんで私はこんなにも方向音痴なのだろう」と途方にくれてしまいました。私の兄は方向感覚が優れていて、今歩いている方角が北なのか、南なのか、判断がつくそうです。そのような高度なこと、私には分かりません。母の言では、「桃鉄をやっていると地図を覚えたり、方向感覚が養われる」そうです。私は子供の頃、桃鉄なんて地味なゲームはせず、ひたすらに狂ったようにポケモンピンボールをやっていた記憶があります。あのとき、ピンボールではなく桃鉄をやっていたならば、私の今日の失態は起きなかったことでしょう。先輩の私に対する株が下がった、ということよりも、どうして私はこんなにも方向音痴なのだろうか、ということが嫌で嫌でしょうがないです。

 

 

仕事を定時で終わらせ、とあるボーリング場へ向かいました。今日は技術の懇親会で、せっかくだから若手の営業も、ということで呼ばれていました。大学生の頃にボーリングをよくやっていて、そこそこ良い成績を取っていたので、今日も良いスコアを取って良い気分になりたいな、といった打算的な考えがありました。事前に幹事の方に平均スコアを申告するのですが、私は調子に乗って結構いい数字を答えてしまったもので、同じチームになったものから、「めっちゃ期待してますよ」というプレッシャーをかけられ、「ああ、こんなことならテキトーに低い数字を答えておけばよかったな」と後悔しました。ボーリングを最後にやったのが大学生の頃なので、かれこれ5年ぶりくらいでしょうか。直前になって結構緊張してきてしまって、それでも以前と同じようなフォームでやっていたらなかなかに良いスコアを出すことが出来ました。調子に乗ってターキーを出してしまった時は、「自分は今、会社の人に注目されている」と勝手に思い、最近ではあまり感じなかった高揚感を感じました。ああ、人に注目されるってこんなにも気持ちいいのか。そしてこんなにも疲れることなのか。2時間ほどでボーリングは終わり、その後に2次会で飲んだんですけれど、先ほどのボーリングの絶好調さをヨイショされてひたすらにいい気分になりました。そして、普段は話す機会のない技術の人と話していると、顔と名前くらいしか知らないような人の存在が3D化していき解像度が上昇し、こんなことならもっと早く飲みにいけばよかったな、と思いました。1つだけ引っかかったことがありました。「そういえば◯◯さんの誘いを断ったそうじゃん」その日は大事な大事なライブがあり、先輩から飲みのお誘いを頂いたんですけど、泣く泣く断りました。そうか、あの時のことを先輩は他人に話していたんだな。そのことが分かると、所詮私は力のない存在で、そんな存在が先輩のお誘いを断るなど言語道断なことだったな、と反省しました。でもあの日に行ったライブを本当に素晴らしいライブだったので、私の判断が間違っているとは1ミリたりとも思っておりません。ただ、断った後にもう少しフォローをしておけばよかったかな、ということは後悔しております。たぶん、その一件があってから、先輩は私を飲みに誘うのを躊躇っているのかもしれません。名古屋に配属されて3ヶ月が経ちましたが、先輩とこじんまりとした飲み会は2回しか行っていないし、最近も誘われない。もうこうなったら自分から誘うか、別に飲むことは好きじゃないんだけど。それでも、後から誘われるのは嬉しいんじゃないかな。とかとか、勝手な憶測を巡らせています。でも今度暑気払いをやるって言っていたので、今誘うとダブってしまうよな、やっぱり7月のうちはやめておこうかな、とチキンな私は思うのでした。もう少し可愛がり甲斐のある後輩になりたいと思うんですけれど、そういう人懐っこい感じの人間になれる気がしない。今までそんな努力をしてこなかったから。そんな面倒な人間関係を構築したいと思わなかったから。社会人になって思うのは、仕事は別にそこまで苦じゃないけれど、上司との人間関係がちょっとめんどくせえな、ということです。年齢が違うし生きてきた環境も違うので、そりゃ話をすると齟齬が生じるのは当たり前です。でもその齟齬を楽しめるようにならないと社会人はやっていけないんだなあ、とか思いながら今週も無事に1週間を終わらせることが出来ました。取り敢えず休日はプライベートを全力で楽しむことに徹します。まずは身体を休めてから、そこからこれからどうしていくのかをこんこんと詰めて考えていきたいです。

 

 

17,684歩