眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

258日目「言ってしまえば全て遊び」

本当のことは誰にも言えやしない。自分でさえも分からなくなることが多いってえのに、それを明確な言葉で相手に伝えるだなんて無理だな。すぐに楽な方へ流されてしまう私はなんと弱き生き物なのか。安易な同調に賛同したつもりで、その実、誰の味方もしたくない私は天邪鬼でめんどくさい生き物だ。

 

 

今日も仕事はなかった。教育係の先輩が職場にいないとすぐにこうである。課には他にも先輩がいるんだから、その人に「何か手伝えることはありません?」って聞くのがあんたの仕事なんだよ。いつまでもボサッと座っていないで、仕事の一つでも取ってきたらどうなんだい、ああ?篭っているだけじゃ何も変わらないんだって、いつになったら分かるわけ?

 

 

定時一時間前にとんがりさんから、「ちょっとちょっと」ということで仕事を振られた。それはなかなかに重い仕事で、そのあとに「今日は眠れない夜を過ごせばいい」と言ってのけた。どんな仕事を振られたのかは書かないが、その仕事をするうえでどういう風に思考を進めていくのか、どこから思考のための材料を拾ってくるか、それを懇切丁寧に教えてくださった。怖い印象が4月から未だに抜けきらなかったが、昨日の今日でだいぶ慣れた。いい人じゃん。嫌味なところがあって、教育係の先輩とばちるときがあるけれど、それはそれとして。真剣に仕事をしているのが伝わってきたし、自分も真剣に仕事に取り組まなくちゃいけないな、と初心を思い出せた。仕事ってこういう風にやっていけば楽しいんだな。今までの仕事はただ先輩に言われたことをこなすだけの、いわば機械みたいな作業ばかりで(この表現は機械に対して失礼に当たるのだろうか)、面白さなんて微塵も感じず、早く作業を終わらせて家でまったりしたいと思っていた。でもそんなことばかり繰り返していても仕事なんてできるようにならないとは分かっていたけれど、じゃあどうしたらいいんだよ、と戸惑って立ち止まっていた。先輩から手を差し伸べてもらって、「私は別に放置されているわけじゃなかったんだ」ということを思い知って、少しほっとした。先輩の手伝いがきちんとできるようになりたいと思った。私は成長するのを期待されている、課の戦力になることを期待されているんだと思ったら、仕事を頑張りたいと思った。今はまだお客さんのためになりたい、なんて大層なことを考える余裕はない。ただ、少しでも先輩のお手伝いをしたいし、一日でも早く一人立ちしたいと思えた夜だ。

 

 

ニゾンの1stから6thまでのアルバムジャケットをモチーフにしたTシャツが届いた。壁に飾ってみて、遠くから近くから眺めてみる。至福である。今まで何度も聴いてきた名盤が私の部屋を彩っているのがたまらなく嬉しい。これからもこれらのアルバムを何百回と聴くだろう。そのたびに、私は痛んだ心を励まされたり、楽しい気持ちをより増幅させるんだろうな。勿体なくて着れないよ。明日も平和な一日になりますように。

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