眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

257日目「僕がまだ、夢を見ることに夢中になっていたあの頃に」

先週の土曜日にゴルフの体験レッスンに行ってきた。これで体験レッスンは4回目である。そろそろゴルフスクールに入会して、本格的に練習を始めたいところであるが、いまだに「ここだ!」と思えるスクールに出会えていない。今日はどんな感じで教えてくれるのだろうか、と若干の不安を抱えながらスクールに行くと、爽やかな好青年が講師であった。今までゴルフをほとんどやったことがない旨を伝えると、「じゃあまずはちゃんとしたフォームを身につけようか」ということで、今までのスクールと同じようにゴルフの素振りをしていく。しかし、今までのスクールとは違い、どうしてこのような動きをするのかをきちんと理論立てて説明してくれるので、教えられたフォームを忘れない。「球がまっすぐに飛ぶにはこうしたほうがいいのではないか?」と自分で仮説を立て、トライアンドエラーを繰り返していくうちに球の真芯に当たることが多くなり、次第に練習が楽しくなってどんどん球を打つようになっていく。「ちょっとちょっと、フォームが崩れとるじゃろ。落ち着くんじゃ」と、戦国武将バリのトーンで講師が注意をして、自分では気づけていなかったフォームのずれを修正していく。「そうじゃ、その通りじゃ!」この人は初回の人に対してだけこのようなラフな感じで接してくるのか、それともこの戦国武将スタイルがこの人のデフォルトなのか。ただ、このようにフランクに接してもらえると、うまく打てるであろうかという不安も緩和され、「もっとうまくなって褒められたい!」というプラスの感情が芽生えていき、ますます集中力が研ぎ澄まされていく。あっという間に50分が過ぎ、今までにないほどの達成感を手にしていた。今までは1時間も練習をしたら腰を痛めてしまうことが多かったが、今回は手にタコができるだけで、腰にはそこまで負担がかかっていないことが判明した。「ここ、指導がすごくうまいんじゃないか?」もうここに決めてしまってもいいような気がしたけれど、まだほかのスクールでも試してみたいので、6月中はまだふらふらするつもり。7月初頭にスクールに入会し、本格的に練習を始める予定。早くコースを回りたい、大学の先輩と。

 

 

今日の仕事は、ええと、大きな自動車を運転して気苦労してしまったことと、他は、ええと、何をしていたんだろうな。教育係の先輩がいなくなるとすぐにこれである。自分で仕事を見つけて、それをこつこつとやっていかなくちゃいけないと分かっている。けれど、それがうまく出来ていない現状に腹が立ってしょうがない。腹が立っているだけじゃダメで、どうすれば仕事を回せるようになるのかを必死こいて考えて行動しなければいけないってのに、楽な状況に置かれるとすぐにその状況に身を委ねて楽しようとする私の悪癖をどうにかしなければいけないんだよ。もういっそ、「何をさらしとるんじゃぼけぇ!!」と先輩に尻を蹴っ飛ばしてもらったほうが自立するスピードが速くなると思うんだけれど、私の周りにいる先輩方は優しい人が多いんだよな。そんなに気を遣わなくてもいいのにな。私の不安定な顔つきが彼らに気を遣わせているんじゃないだろうか。例えば、去年の今頃に休職したから、あまり強い物言いはできないって思っているのだろうか、思っているだろうな、少なからずは。私からもっと、「仕事をください!!何か手伝えることは御座いませんか??」と積極的にアプローチしていかなければいけないってのに、サボんじゃねえよ。

 

 

現在の時刻、2019年6月17日21時51分。明日まであと少しで2時間を切ろうとしているこの時間が堪らなく好きな時間帯である。今日でもないけど明日でもない、責任の所在があいまいなこの時間帯に読書にどっぷりと浸かったり、溜まったアニメをだらだら観たり、8月のフェスに備えて普段は聴かない洋楽を聴いたりするの、本当に幸せで幸せで堪らない。一人でこんなに幸せな時間が過ごせるのであったら、わざわざ自分の時間とお金と神経をすり減らしてまで婚活なんてしなくていいじゃん、って怠惰な自分は思ってしまった、行動に移そうとしないでここまで来てしまった。別に、今すぐ結婚したいわけじゃないし。現状の生活にたいへん満足しているから、無理して恋愛しようとは思ってないけれど。でもな、心のどこかでは、「このままでいいのかな」と不安になっている自分もいて。でもその自分の存在感は大変に薄くて、すぐに「一人で大満足」な自分の気持ちにかき消されれしまう。一人の時間を大切にするのは別に悪いことでないし、無理して焦って恋愛に走って失敗するくらいだったら今のままでもいいじゃないかよ、とは思うんですけれど。でも、独り身になってそろそろ半年以上が経ち、「なんか一人で過ごす休日は物足りないんだよな」と思っている自分もいて。そんなことを考えている夜に、Circa Wavesの「What's It Like Over There?」を聴いていると、そんな悩みもちっぽけに思えて来て、また一人でいることを大切にしたくなるのです。

 

 

What's It Like Over..

What's It Like Over..

 

 

 

先週からこまめに「空飛ぶタイヤ」を読んでいる。以前、メディア化もされたし、池井戸潤の作品ということもあって存在は知っていたけれど、こんなにもどんよりとしているんだ。読み進めていくうちに少しはこの心のどんよりもましになるだろう、と思っていた自分が甘かった。登場人物それぞれがどんどんのっぴきならない状況に追い込まれていき、他人事だというのにこんなにも胸締め付けられるのはなんでだよ、私はもっと読んでいて心が軽やかになる小説を読みたかったのに。ただでさえ明るい話題が乏しい現実を生きていて、現実逃避の場所である小説でもこんなに苦しまなくてはならないのは納得いかないので、さっさと読み終えてしまおう。あと少しで文庫本の(上)を読み終わるとことなんですが、恐ろしいほどに読みやすくて、うっかりしていたら徹夜で(下)読み切ってしまいそうで怖い。まずはこの作品を倒して、そうしてから千早茜の小説を読もう。......まあ千早さんの作品もそこそこ苦しい小説が多いんですけれどね。

 

 

 

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)