眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

253日目「きっと寝不足のせい」

やることがなく、焦りと恥ずかしさが混ざった感情が頭の中でぐるぐるととぐろを巻いていた。課の人はそれぞれの地に赴いており、差し迫った仕事は無かったし、特に任せられている仕事はなかったので、昔の資料をえんえんと眺めていた。不意に襲い掛かってくる猛烈な眠気。気付いたら開いた記憶の無いファイルが開いていたり、時間が若干進みすぎていて、「あっ、寝てたわ」ということに気がつき、焦りの気持ちがより強固になっていった。先輩から仕事を振ってもらえなければ何もすることが出来ない愚図、なんて思いたくないけれど、たぶん周りの人はそう思っているんじゃないんだろうか。名古屋に赴任して2ヶ月と10日が経った。経ってしまった。70日という少なからざるこの時間で私は営業として少しは成長できただろうか。平和な日々に凭れ掛かって、楽なほうへ楽なほうへと怠惰な日々を過ごしていたのではないか。そう思うとたまらない気持ちになって叫びだしたくなる。どうしたらいいんだろう。勝手に仕事を進めてしまっていいのだろうか。だが、何をどのように進めたらいいのかが皆目見当も付かないのは私が楽をし続けてきたツケなのか。分からないことが多すぎる。分かったつもりのことでさえ、それを詳らかにしてみると実際のところは分かっていなくて、布団の中に篭って音楽を聴く余生に突入したくなる。

 

 

それでも私はまだ諦める事はしたくないから、無様でもかっこ悪くても歩き続けるよ。教育係の先輩が帰って来て、退屈そうにしている私を見て外に連れ出してくれて、「今から会社に戻ってもやることないでしょ」と喫茶店に連れて行ってくれた。そこで、今まではお互いの世界に入るのが常だったが、今日は面と向かって話した。先輩は説教ではない、と言っていたが、ものすごく優しいオブラートに包まれた私への愛の鞭のようであった。「もうちょっと仕事をしているアピールをしたほうがいいかもね」「昨日はすごく助かった。あそこまで事務仕事ができるなら、これからいろんな仕事をどんどん頼みやすくなるよ」「あと少ししたらもしかしたら後輩が入ってくるかもしれないから、舐められないように勉強しなくちゃね」そんなことを訥々と話してくれた。空腹と眠気でメンタルがやられていた私は先輩の話を聴きながら、「なんて優しい先輩なんだろう。もういっそ私が営業を始めた頃の先輩でいてくれたら、休職なんかせずに済んだのになあ」と思ったし、「仕事出来るようになって、先輩の手助けが出来るようになって、先輩に認められたい」という欲望が生まれた。誰かに認められたい。そんな欲望がまだ私の冷め切った心の中にあったことを嬉しく思うし、認められたい相手がこんなに近くに存在してくれていることにすごく感謝している。私は本当に恵まれているよ。

 

 

仕事帰りにすっごく気になっていたコラアゲンはいごうまん「実話芸人」 を購入して家に帰りついたが、あまりにも眠気が酷かったので明日読もう。今日は全身全霊の力を米て休息するのだ。明日はSIX LOUNGEのライブがあるのだから、眠気で満足に楽しめなかったなんてことにはしたくない。明後日もSIX LOUNGEのライブあるし。日曜日にはアジカンのライブあるし。てか、ライブ行きすぎてお金が全然貯まらないことに一抹の不安を抱えているのでした。

 

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