眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

248日目「ありったけの思い込めて君に届けるよ」

うだつが上がらない日々で嫌気が差すよ。自分のしたいこと自分の出来ること自分がしなければいけないこと、全部が上手く噛み合うことはなく、ようわからないうちに一日が終わるのは恐怖以外の何物でもない。もういっそ私のことを追い詰めてくれないか。言ったそばから、「やっぱり今の発言はなしで」と必死に詫びを入れる様がありありと思い浮かぶ。昨日出来なかったこと、今日には出来たかな。今日出来なかったこと、明日には出来るかな。なんて悠長に考えているから何時まで経っても独り立ち出来ていない私が今日ものうのうと歩いていきます。殆ど仕事しないで家に帰って、しらふが嫌になって一気飲みした生ビールのせいで零れたゲップが私の気持ちをより惨めなものにしていく。誰も私の事を見ていないだろう、なのにこんなにも周りの事気にしばっかで自分で自分を縛り付けているの本当馬鹿馬鹿しくて泣けてくるぜ。

 

 

ああ、口下手で人見知りで、話題の一つさえも浮かびやしないのにそれでも営業をやっているなんて、なんて下らない選択をしてしまったんだろう。「人見知りなんて営業で否が応でも人と話していたら直るよ」なんてただの戯言で、私はあの頃の私と何ら変わることなく今日まで生きてきたんだ。明日もどうせ変わんねえよ。「話し方教室に行って人に対して感じる緊張をなくす」なんて思っても今日もその考えを行動に移さないの分かっているのになぜそんなことを考えた、ええ?考えているだけじゃ何も変わらないんだって痛いほど身に染みているのに、どうしていまだに足を踏み出さないの。怖いから。自分の現状を変えるのが怖いから。現状のままで未来を生きていくことの方がよっぽど怖いのにね。私は目先の利益ばかり考えて、将来の自分が楽になることを行動に移そうとしない人間なのです。

 

 

今日も終わる、何も変わらぬまま。言えなかった言葉、言っていたら何か変わっていたのかな。

 

 

 

 

俺はいつからこれは演劇だということがわからなくなったのか。就職した頃は一日が終わる頃、もう限界だ、もう続けられない。明日、今日と同じことをやるなんて考えられない。もう、無理だ。辞めよう。と泣き狂っていたのに、気がつくとそんなこと考えたことが考えられない、みたいなことになっていた。

町田康「湖畔の愛」p101より

 

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