眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

240日目「このやりばのない気持ちはどうすればいい? 」

今日ものんびりとした(放置された)一日だった。教育係の先輩は私のことを気にかけてくださって、適度に仕事を振ってくれたり、客先への同行を促してくれるので、その人が社内にいるときはあっという間に一日が終わり、かつ「仕事らしきことをしたな」という気分でいられるので精神衛生上は気楽なものである。しかし、教育係の先輩が毎日、私の傍にいるとは限らない。私を連れて行けないような客先へ出向くこともあれば、有休取ることだってある。そのようなとき、自分で仕事を探してそれをこなしていければベストだが、まだそのようなことが出来るようなレベルに達していないのが残念である。その結果、昔の書類を眺めたり、技術の勉強をしてみるのだが、如何せん寝不足な頭に「そこまで緊急性を要していない」ことをやっていると無性に眠くなってしまってしょうがない。教育係の先輩がいない状況で、私が所属している課の人はどうしているかというと、一人は勝手に客先へ行って社内にいないし、もう一人はネットのニュースを延々と見ていて声をかけづらい。仕事を教えてもらっている私の立場から物申すのは烏滸がましいかもしれないけれど、二人に対して「ちょっと無責任なんじゃないか」と思っている。教育係の先輩に頼りきっているのではないか。課全体で新しく入ってきた営業社員を育てる、という意識が欠如していないか。いやいやいや、仕事というものは先輩から教わるものじゃない、盗むものなのだよ、という古臭くて消費期限がとっくのとうに切れてしまっている考え方をいまだに大事そうに抱えているのであれば現状の態度はむべなるかな、と納得しそうになるけれど、でもそんなんじゃ駄目だろ、と思う。一人ばかりに後輩の教育を押し付けていたらどこかで破綻するのは目に見えている。前だってそうだったじゃないか、あなた方は知らないのかもしれないけれど。後輩に仕事を教えるには人選ミスであったような人間一人だけが私につき、6月にダウンしてしまったあの状況を。ダウンから復帰してもなお一人っきりに管理され、それがあの有名な冷凍庫であったから、私の営業としての一年目はハードなものであった。そんな日々と比較したら、今の生活はイージィすぎるきらいがあり、それがまた私の成長欲求を存分にけしかけている。早く成長しないと、営業として一人で客先へ出向いて商談をまとめて、それを会社に持ち帰ってきちんと展開して、まとまったものをお客さんへプレゼンできるようになっていないと不安なんだよぉぉぉぉ!と一頻り愚痴を吐いてみたところで現状は何も変わらないんですよね、分かってます。

 

 


午前中に保険の人がやってきて、滔々と保険の営業をされた。「これぞまさに保険の営業」と感想を漏らしたくなるほどの営業で、うっかり保険に入りそうになったが、その人のほうが時間切れになったので翌週へ持ち越しになった。保険の人と話している最中、会社の同期から電話が掛かってきた。前回連絡を取ったのが3年前だったので、「あの報告だろうな」と身構えながら電話に出た。久しぶりに話した彼は3年前の印象そのままだった。彼の話は、「前々から会社を辞めたかったが上司に引き止められて辞められなかった。しかし、何度も上司に訴えたらようやく理解してくれて、今月末で会社を辞める」とのこと。以前から会社や仕事の不満を漏らしていた彼だから、そう遠くない未来に退職するのではないかと思っていた。久しぶりに聞く彼の声には清清しさが纏っていて、ようやく人生のスタートラインに立てそうでよかったね、と素直に思えた。彼が今後居住することになる場所は名古屋からとても離れているので簡単に会いに行くことはできないが、機会があったら直接会っていろいろと話したいことがあるんだよ。彼に「〇〇は仕事大丈夫?」と聞かれて「大丈夫だよ」と虚勢を張ったのは内緒。

 

 

 

こんなんでいいのかな。こんな日々を繰り返していいのかな。ずーっとずっと前から悩んでいる物事は依然としてでんと私の前に頓挫してて、いつになったら動き出すのかが分からない。むず痒い。早く目の前の些事をぶっ飛ばして、すいすいとまではいかなくても仕事を進めるようになりたい。今私の首を締め続けているのは仕事であり、恋愛でも生活でもない。仕事なんてものはしたくなかった。お金が人に配れるほど持っていたなら、西欧で悠々自適に暮らしていたことだろう。人と殆ど接することなく、自分の好きなことを好きなだけしていたことだろう。ただ、そのような生活が幸せかどうかは実際にその立場に立ってみないと分からないものだ。羨ましいな、と思っていた境遇でも、いざその立場に立ってみたら「こんな苦労があるんだ。楽しいことばかりじゃないんだな」と思い知ることがあるし、世界はそんな簡単には出来ていないらしい。人と接するのがどうしようもなく下手、だから人と接するのが億劫になるし、出来ることなら避けたくなる。そのような姿勢が余計に人との接する能力の向上を妨げていることは分かっている。どこかで「これは仕事なんだから」と割り切って、普段の自分ではなく仕事モードの自分になりきって、人との些細なやりとりも苦に思っていないよー(ふり)というのを出来れば、と思う。思うだけだけど。いつも、チャンスが来ても尻込みしてしまうチキンな私なのでした。明日も平和な一日でありますように。

 

 

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