眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

203日目「日々はただ過ぎていくだけ」

誰もいない。ここには私以外の人間はいない。いつもは喧しいこの職場、今は空調機の音がたまにがーがー響くだけで、あとは何も聞こえない。今日も休みの気分で出社した。やることがないのなら別に出社しなくてもいいのに、と思ったけれどかちこち頭の上司はそれを許さなかった。

 


緩い一日だった。 ほんの少量の仕事を与えられていたのでそれをのーーーんびりやっても午前中には片が付いてしまい、午後は本当に穏やかな時間が流れていた。 たまにかかってくる電話の応対をするだけで、あとはただぼーっとしていた。こんなんでいいのかしら。今日もどこかで祝日の気分でいる。

 

 

ずーーっと自分の好きなことをしていたい。興味のない人間に「うんうんうんうん、そうですねー」と頷いている時間が増えれば増えるほど、私の中の大切な何かが死んでいく気がする。でも周りから外れてしまうと生きづらくなってしまうのも事実で。私は未だに社会人になりきれない。なりたいとも思わない。こんなに大人になりたくなかったと、子供の頃の私に指さされないように必死にやっているつもりだけれど、どれもが空回っている気がして落ち着けないんだ。好きな音楽をたくさん聴いたからって状況が好転するわけではない。ただ、状況なんてそう簡単に変わるものでもないので、じっくりと時間をかけて自分を環境を変えていく気概がないとやっていけないことも分かっている。でも、早急に結果を求めてしまう私はなかなか前へ進むことができない現状に苛立ち、自分を心の中で罵り、何度も自己嫌悪に陥って辛い朝を迎えて来た。もうそんな辛い日々から抜け出したい。そう強く願うのに、私の心はなかなかに強固に出来ていて、他人が容易くやっている(ように見える)ことがからっきし出来なくて、自分を責めてしまう嫌だ。毎日毎日、出来ないことばかり思い出して自分を痛めつけるのはもう嫌なんだよ。