眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

180日目「仕事なんて、そんなに大層なものじゃあない」

仕事と言うものは単純な作業の繰り返しでできている。一見、複雑そうにみえる仕事も、細分化していくとひとつひとつは単純な仕事に分解でき、それをいかに短時間で終わらせられるかが求められている。

 

 

とは書いてみたものの、仕事を分解して考えられるようになるのはある程度その仕事に慣れていないと難しく、営業に配属されて四苦八苦しながら一年を過ごしてきた私には仕事を分解するのが未だに難しい。変なところで分解してしまうと、次にうまく繋がらず、仕事がより複雑に思えてしまう。新人がそういった場面に遭遇したら、先輩がうまいことフォローしてあげて、仕事をすることで快感と充実感を得られるようにしてあげる必要があると思うんですけれど。社会人になる前はそういう風に先輩に指導され、着実に仕事ができるようになると思っていました。......甘い妄想でした、これは。そんな風に新人がみるみる仕事を覚えていけるようにフォローしてくれる先輩なんてものすごく希少価値の高い存在で、なんなら新人に嫌な思いをさせるような、会社にいる年数だけが高い癖にやたら威張り散らかしている、そんな化け物みたいな人間が会社にはうようよしているということを思い知らされました。先輩が手取り足取り仕事を教えてくれる、なんて都合のいい話はなくて、私が出会った先輩はどちらかというと雑な人が多く、「たぶんこいつならなんとかするだろ」と中途半端な期待を勝手に抱いて無茶振りに近い仕事をたくさん振られました。現在の職場では6人の先輩からばらばらと仕事が振られ、皆さん忙しすぎて時間がないのか、仕事を振る際は極力最低限の事だけを教えて、「それでは、いってこい!」と旅立たせられることが多いです。うんざりしてます。分からないことだらけでスタートしてしまうと、躓かなくてもいいようなところで無意味に躓いて時間を取られ、体力を奪われ、本来だったらそこまで時間のかからないような仕事でも多くのものを奪われてしまうことが多いんです。そんな苦労しなくてもいいのに、本当に無駄なことをさせるもんだ。私が勤めている会社はいやに新人の研修に力を入れているんですけれど、本当に力を入れなくてはいけないのは後輩を指導する立場にある人間に、「どのように指導したら後輩は仕事を覚えられるようになるのか」ということだと確信している。そこのぶぶんの教育がすごく甘い。今まではそういった雑な指導でもなんとかやってこれたのかもしれないけれど、いつまでもそんな個々人に教育の仕方を任せていたら、はずれの教育係を引いてしまった子がすごく可哀想だし、その子が潔い子だったらそんな先輩の下につくぐらいなら、と思って会社を辞めてしまうこともどんどん増えていくだろう。その子のその判断は正解だと思う。職場が合わない、このままここにいても成長できない、と思ったら会社なんて辞めてしまったほうがいい。私は辞めるタイミングを逃してしまったせいで、嫌な思いをたくさんしてきたのにいまだにずるずると最初に入った会社に残ってしまっている。もう、辞めてしまってもいいかなと思っている。でもなんだかんだ会社に勤め続けているのは、自分のしたいことが分からないから。「編集の仕事がしたい!」とか、「研究をばりばりして、社会に役立つものを生み出したい!」なんていう情熱があったらよかったんですけれど、残念なことにそのような高尚なエネルギーは私の中に存在していないようです。もしかしたら心の片隅にひっそりと存在しているかもしれないけれど、よっぽどな力で働きかけないかぎり動き出さないのかも。そして、「現状維持、変化しない」ということに魅力を感じてしまう私は、今が多少しんどくても、「よそに移ったら移ったで大変だろうなあ......」と考え、転職することに消極的になることが多い。会社であまりにも理不尽な対応を先輩から受けたら、「こんな会社、辞めてやる!!」という気にもなるんですけれど、最近は偏屈な先輩が私に対して妙に気を遣っているようで、はっきり言って気持ち悪いです。そんな態度を取るくらいなら、前みたいに攻撃的で無遠慮な態度を取ればいいのに。そんな猫被っていても疲れるだけだろ。そしてあんたが気遣いを無理していたとしても、所詮ははりぼてなので、すぐにメッキがはがれるのは明らかです。そんなところに力を使わなくていいからさ、新しい仕事を振ってくる際にはもうちょっと丁寧に教えてくれたほうが私はすごく助かります。あと一言言わせていただくと、仕事中に感情をむき出しにしないでほしい。本当に鬱陶しいんだよな。

 

 

今日は昨日の心の落ち着きが持続していて、するすると一日が終わってしまった。この勢いで、あと4日間も過ぎていけ。