眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

172日目「恋は疲れる 」

恋の駆け引き、というものが苦手だ。「あまりぐいぐい行ったら引かれるかもしれないから、ここは一度引いてみて様子見しよう」だなんてことはできない。好きになった人には迷惑にならない程度にアプローチしたいし、その全てが彼女の心にしっかり届いていたらいいな、と思う私は恋愛において能天気なのだろうか。とある女性と映画の話題でひとしきり盛り上がり、「今度○○を観にいくんですよ」と女性が話を振ってきたので、(これは「私を映画に誘って!」という合図なのか?)と悩み、悩み悩み、悩んだ末に思い切ってえいやと誘ってみた。......そうですか、既に友達と行くことが決まっていたんですね。紛らわしいよ。寧ろ、私が彼女を映画に誘うような愚行を予想して映画の話題を振ってきたのか?え?え?......結論の出ないことを考えるのはやめよう、ただただ自分の心が磨り減ってしまうだけだ。そういう女性とは「縁が無かった」ということで諦めようそうしよう。もし違う出会い方だったのならばうまくいっていたのかもしれないけれど、それはもう考える必要の無い事項だ。

 

 

仕事において逼迫した状況が続いている現在、仕事以外のことで自分の心を必要以上にすり減らすのは得策ではない。恋愛ってこんなにも労力を費やすものだったのか、と今更ながら痛感する。ということで、マッチングアプリは当初の予定通り一ヶ月で退会し、今繋がりのある女性とのコミュニケーションに全力を尽くす予定だ。もし今やり取りが続いている女性とうまくいかなかったら、当分は恋愛ごとにかまけるのはよそうそうしよう。仕事以外に発生した貴重な時間を、不確定要素のためにじゃぶじゃぶ費やすのは私の生活を脅かすので、そうなってしまったら当分はご隠居みたいな生活を送ろう。女性に好かれたい、という邪念を捨て去り、こんこんと自分の趣味に打ち込んでいこう。たくさん積んである本を少しずつ崩していって自分の糧にするのもいいし、先月購入して全然触っていなかったPS4でゲームに興じるのもいいだろう。韓国ドラマなんてHDDに山というほど保管されているのだから、データが壊れてしまう前に早く観てしまおう。そう焦らなくてもいい。まだ30歳まで幾分か時間はあるし、30歳までに結婚したい、という願望を何が何でも叶えたいというわけでもないし。......そうはいっても、先日お会いした女性と付き合うことができれば幸せなのだが、もしチャンスがまだ残っているのなら全力で彼女を喜ばすことを全身全霊とやっていく。女性を喜ばせる、だなんて今までそこまで意識してやってきたことがなかった。(前の彼女ごめん。)女性を喜ばせるにはどうしたらいいのか知りたくて、そこで婚活本を読んでいると「女性はそんな風に物事を捉えているのか」と目から鱗が落ちる瞬間が何度もあり、世界の見え方が少なからず変化している。それだけでも、今年の始まりに恋愛に向けて努力を始めた自分を褒めてあげたいし、たくさん苦労したけれど無駄なことは一つもなかったんだ、と思い込みたい。

 

 

恋愛から少し離れる。現在、仕事は忙しいような忙しくないような、よく分からないバランスを保っている。やるべき仕事はある。締切は、いつなんだろうな......。しかし、雑な先輩が「えいや!」と雑に振ってきた仕事で、頼れるのは過去の資料のみという惨憺たる状況。その過去の資料も他の雑な先輩が遺してくれたものをサルベージするのが大変で、この途方もない無駄な作業を仕事と呼ぶのだろうか。本当にこんな雑な仕事をしてきてよくやってこれたよな、ああ?気軽に疑問をぶつけられるような先輩はいないので、淡々と任された仕事をこなしていくしかないわけだが、営業なのにもう2週間以上も外に出ていないって辛いな、辛いよ。新鮮で汚い外の空気を吸って体の新陳代謝を活性化させたいのに、職場の淀み切った空気ばかり吸っていたら息が詰まりそう。うう。頼むから、私を外に連れ出しくれ。それが叶わないのならば、私が外に出るのを許可してくれ。いつまでも先輩に頼り切っているこの状況が非常にむず痒いのだ。

 

 

会社に行きたくない。仕事をしていても全然面白くない。雑な仕事ばかり任されて、所在無げにその仕事をやっていると自己肯定感ががんがん減っていき、「なんでこんなにしょぼいんだろう、なんなんだよ」と自棄になってしまいそう。そういうのが仕事だなんて、まだ失望したくない。仕事をすることで自分を成長させたい、とまだ私の幼い心は願っているし、かろうじて眼はまっすぐ前を見れているから。まだ腐りきっていないうちに、どうか前へ進めますように。......会社、辞めようかな。

 

 

明々後日にTHE BACK HORNの武道館ライブが控えており、テンションを高めていくために彼らの曲を久しぶりに聴いているのだが、絶望の淵から生きんとする者の精一杯の雄叫びを聴いているようで胸がこんこんとうたれてしょうがない。生きていることを全力で叫びたくなってくる。今の私は地面にもたれこんでぬるぬる動いているようなものだから、活力あふれる彼らの音楽は聴いていてすごく眩しいし、自分も自分の気持ちに素直にならなくちゃいけないな、と思わせてくれる。燻り続けて動きが遅くなってしまった私の心を体をもう一度甦らせるために、嫌だ嫌だと避けてきた物事に対して勇気を振り絞って向かって行けばいいんだね。怖いけど、でもここで立ち止まっているのもつまらないしくだらないから、精一杯突き進むよ。突き進んで崖から落ちた時は、そのときはどうか笑って欲しいな。

 

ハナレバナレ

ハナレバナレ

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