眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

処刑台に立って

私は今日も、悲しみを悲しみのままにして一日を終える。今日も自分に素直になれなかったね。先輩の機嫌を伺って、可笑しくもないのに笑ったね。分からないことを聞いたら、呆れた顔をされて、心臓がばくばくしてしまって説明がうまく理解できなかったね。眠たいのに、必死になって起きたのは、今日だってまともなふりをしていたかったから。まともな自分を、自分に見せてあげたかったから。

 

 

いつからこんなにも窮屈な人生を歩むようになったんだろう。遡って考えてみて、比較的一日フルタイムで素直な自分でやっていたな、と思い出すのが中学生。一人っきりの高校を乗り越えて、大学も実は一人だった。部活に入って、先輩とたくさん遊んで、「めっちゃ遊んでいる、これが充実か」と思っていたけれど、どこかで自分ではない自分を演じていたな。今なんてもうどれがほんとの自分かなんて分からなくなってしまって、ほんとの自分を追い求めることを諦めそうになってしまう。それでも、日々もがき続けるのは、現状では人生が面白くないって薄々気付いているから。そんなのとっくの昔から分かっているよ。他人に受けのいい人間を演じ続ければ続けるほど、私は私を迷子にさせてしまう。ごめんね、長い間私のことを放ったらかしにしておいて。でも、どうやったら君のことを探し出せるんだろう。君へたどり着くための方法がてんで思いつかないや。すぐに直接的な行動を取ってしまいそうになる自分に嫌気がさしてしまうけれど、それも自分だからほどほどに受け入れてあげないと。で、今から何をすればいいんだっけ?

 

 

今日どうすればいいのか、誰も教えてはくれないよ。自分で考え抜いて、考えた結果のそれをやっていくしかない。それがどんなに不恰好に感じられるようなものだとしても、現時点での自分が考え出したそれをやり抜いていくしかない。誰も仕事のやり方なんて、教えてくれないよ。仕事のマニュアルなんて、存在しないよ。会社に入りたての頃の自分に言いたい。働くことに正解なんてないことを。みんながみんな、試行錯誤しながら日々をなんとかやり過ごしていることを。自分の芯が定まっていないと、始めの段階ですってんころりんしてしまってなかなか起き上がることができないな。そんな私をさっと救い出してくれるような先輩が現れるのを待っているのは現実的ではない。そんなの、女の子が考える白馬の王子様かそれ以上に非現実的なものだから。期待するだけ無駄。自分から先輩の仕事ぶりをみて、見よう見まねで仕事をしていくしかないのかな。やっぱりマニュアル、存在しないですかね。またまたー、職人技じゃあるまいし、むしろ定まったルールに従わないで自分なりの方法で仕事をしているほうがおかしいと思うのは異常なのか。