眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

FINLANDS『BI TOUR FINAL のFINAL』at 下北沢BASEMENT BAR 感想(2018.11.29)

FINLANDSは冬の気配を纏ったバンドだ。コートを着ているメンバーの姿、曲の端々から感じられる冬のあの寒さ、そしてボーカルの塩入冬湖が時折見せるあの表情。冬は冬でも極寒のそれではなく、短い秋を感じる前にそそくさとやってきてしまったあの冬である。

 

 

心なしか、ライブハウスの空調がよく効いていて、スーツを着ていても寒さを感じた。初FINLANDSが今日のライブでよかった。「BI」ツアーのファイナルのファイナルという位置付けの今日のライブは、あまりFINLANDSを聴かなかった私にもとても印象深い思い出に変わった。

 

 

冬湖が時折見せる、瞳孔をがっつりと開いて観客を見るあの瞬間がたまらなくぞくぞくした。とても特徴的な声をうまく聞き取ることができなくて、一体どういった内容を歌っているのかは殆ど分からなかったが、その痛切さに胸がきりきりと痛んだ。

 

 

あまり期待してなかった。音源を聴いてもあまりぴんとこなくて、今日まで来てしまったというのに、ここまでぞくぞくとさせられたのは嬉しい誤算である。

 

 

MCで、冬湖がカヨに対して冷酷な反応を示しているのを側から見ている分には楽しめたが、あの刺さるような反応が私に向けられたらひとたまりもないだろうな、と夢想した。

 

 

去年の12月に作ったという「BI」の曲がどの曲だったのかは分からなかったが、殆どの曲から冬の気配を感じた。どうしてそんなにも冬を感じたのかはよく分からない。ただ、冬を感じてもあまり寂しくはならなかった。冬の休日、普段に比べて少し暖かい一日、お気に入りの本を読みながら好きな歌を口ずさんでいるときに感じるあのほっとする感覚。あれが今日のライブで私が感じた殆どである。

 

 

もっと前から知っていたかったし、音源を聴き込んでこなかった自分を恨んだ。と共に、これからFINLANDSというバンドを堪能していくことが出来るという幸せが、私の日常を彩ってくれるだろうと信じている。

 

 

とりあえずは今出している音源をきちっと聴き込んで、それから機会に恵まれたらまたライブに行こう。

 

 

ライブに行くよ。

 

 

 

 

 

<セットリスト>

01.PET
02.カルト
03.バラード
04.sunny by
05.yellow boost
06.back to girl
07.あの子のお祭り
08.electro
09.ブームダンス
10.Hello tonight
11.ランドエンドビート
12.ハイライト
13.プリズム
14.衛星
15.恋の前
16.リピート
17.月にロケット
18.BI
19.メトロ
20.ゴードン
21.ガールフレンズ
22.ウィークエンド
23.クレーター

 

 

 

NEXT LIVE→12/9 ももいろクローバーZインテックス大阪

 

f:id:bigpopmonsterpro:20181129221214j:image